我々乳腺外科医が治療に苦慮するなかに、局所再発があります。
手術可能であれば手術を選択するのが我々乳腺外科医であり、(もしも、病変が広範囲など)手術不能であれば「放射線」が頭をよぎります。
ただ(皆さんご存知ないかもしれませんが)一度照射した部位には基本的に放射線治療はできないのです。
このような際には、いままでは「薬物療法」一択でした。
ただ、薬物療法も効果があれば無論いいですが、効果は保証されるものでは(勿論)なく、その場合には皮膚病変はどんどん悪化し、出血や崩壊(浸出液や悪臭)など著しくQOLを損なう状態となります。
そこで今までなかった治療としてBNCTの登場です。
田澤 篤
江戸川病院 乳腺センター長 乳腺外科部長