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ゾラデックスについて

[管理番号:5342]
性別:女性
年齢:38歳
はじめまして。
主治医の先生が詳しい話や説明をしてくれない方なので、以前より田澤先生のご意見を伺いたいと思っていました。
よろしくお願いいたします。
現在38才。
2017年8月に手術をし、その後放射線治療を済ませました。
抗がん剤治療はしませんでした。
手術からちょうど2年経過したところです。
手術後からノルバデックス20と、ゾラデックスを3ヵ月に1度注射しています。
ゾラデックスは先月7月(上旬)日が最後でした。
手術直後の診察で、主治医の先生に病理の結果が書かれた紙が欲しいと言ったところ、「そんなのもらう人はいない。
ここに来て見ればいいだけの話。
どうしても知りたければ、放射線治療の病院で聞いて」と言われ、手術後の詳しい説明は特になく、「ホルモン療法が効くタイプ。抗がん剤はしない。だから髪は抜けない。ki6%は少ない。これはとっても良いこと。ホルモン療法のみでいきましょう」と言われました。
しかし、当時やはり病理結果が知りたかったため、放射線治療の病院での病理結果を頂きました。
以下に書かせていただきます。
T1cN0M0
size8×15×15
invasive ductal carcinoma,scirrhous carcinoma intraductal component?
ductal spread?
invasion:g,f 1y1 v0
Lymph node matastasis:?,0/6
nuclear atypia:2 mistopsis:2 nuclear grade:2
A3+B2+C2 HG2, 7点
ki67 23.5%
質問です。
ki67は6%と聞いていたのですが、放射線治療の病院の病理結果では23.5%でした。
そんなに違いが出るものなのでしょうか?
本当にホルモン療法のみで良かったのか気になり、サブタイプが知りたかったのですが、
主治医が見ていたパソコンの画面にルミナールと書いてあったと記憶していますが、
この結果ではサブタイプはお分かりになりませんでしょうか。
7月(上旬)日に、3ヵ月に1度のゾラデックスが最後で2年間の注射は終了しました。
2週間くらい前から、歩くとふわふわした所を歩いているようで、めまいがひどく、
診察してほしいと病院に電話をしました。
しかし、薬でそのようなことにはならないから、耳鼻科に行って診察してもらって、
そちらで異常がなければみてあげると言われ、診察もしてもらえませんでした。
私としてはゾラデックスかノルバデックスの影響ではと思うのですが、先生はどう思われますか?
またこれらの薬でめまいはおきないものなのでしょうか?
先生も耳鼻科をすすめますか?
最近変わったことと言えば、ゾラデックスをしたことぐらいなので、私は、このめまいはゾラデックスの副作用なのではと思っているのですが、ゾラデックスの副作用の場合、どれくらいで抜けてきますでしょうか。
また何か対策はありませんでしょうか。
主治医に症状を見てもらうことすらできないので、どうかよろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「ki67は6%と聞いていたのですが、放射線治療の病院の病理結果では23.5%でした。そんなに違いが出るものなのでしょうか?」
⇒これは「術前針生検」と「術後の手術標本」の違いでしょうか?
 この位はありえることです。(手術標本を信用しましょう)
「この結果ではサブタイプはお分かりになりませんでしょうか。」
⇒ルミナールタイプだということは解りますが、23.5%はグレーゾーンなので(Aの可能性が高いですが)Bの可能性も残ってはいます。
「歩くとふわふわした所を歩いているようで、めまいがひどく」「私としてはゾラデックスかノルバデックスの影響ではと思うのですが、先生はどう思われますか?」
⇒そう思います。
「先生も耳鼻科をすすめますか?」
⇒まずはノルバデックスを休薬して経過を見ます。
「ゾラデックスの副作用の場合、どれくらいで抜けてきますでしょうか。」
⇒3カ月製剤なので3カ月です。
「また何か対策はありませんでしょうか。」
⇒ノルバデックスを休薬して、安静にすることです。