乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:5323]
性別:女性
年齢:48歳

4月下旬、右胸の乳頭周辺に小指の爪半分ほどのシコリと普段とは違う褐色の乳汁が出たことに驚き近くの乳腺科を受診しました。

マンモと超音波の結果、乳管内乳頭腫の疑いがあるので大きな病院を受診するようS病院の紹介状をいただきました。

S病院では超音波とマンモを行いましたが、30才ごろから分泌型石灰化がみられるため乳腺定期健診を受けていた経緯もあり、明らかに病変を特定するのが困難なので念のためMRIを撮ることとなりました。

その結果がとてもややこしいのですが、乳管内乳頭腫の疑いのあった右胸は経過観察で問題ないとゆう診断でしたが、対側の左胸にマンモや超音波では見つけられなかった1.4cmほどのシコリが見つかりました。

その日のうちに乳腺吸引生検検体をすることになったのですが、経過観察で良いと言われた右胸のシコリは明らかに小さくなっていたし初めての針生検で恐怖もあった為、右胸の針生検は行わず左胸だけ採取し検査結果を待ちました。

この時すでに6月下旬、異変に気付いてから2か月が経っています。

仕事が忙しく左胸生検の結果が聞けたのが7月半ば。

結果は悪性の浸潤癌でした。

病名
左E IDC luminal type cTlcNOMO
診断
Epithelial tumor, malignant.
Invasive ductal carcinoma. VAB
術前ステージ1
IHC:ER 99% ;PgR,99%;HER2.2+
MIB-1 index ,1-9%
表記の解読できませんが、タイプとしてはホルモン療法の効く大人しい性格の癌だと告げられましたが、左が悪性となれば右胸の生検も必須。

その結果で今後の治療方針は大きく変わるとのこと。
合わせて左胸のCT検査も行い手術方法と治療方針はそれから決めましょう…とゆうことになりました。

ややこしい説明ですみません。

2週間後、右の生検結果は
乳管内乳頭腫(良性)でした。

左のCTの結果も、癌の大きさは1.1~1.4cmで拡がりなどは見られず、皮膚や胸筋への明らかな浸潤は見られないとのことでした。

長くなりましたがここからが本題になります。

温存は可能。

ただシコリの位置が乳頭に近いことから、癌が残らないよう十分な領域を取り出すことにより乳頭が残らない可能性もあると。

見た目のことを考えると全摘再建も視野にいれても良いのでは…と。
あくまでも決意は患者に委ねた主治医の言葉でした。

全摘再建は術後の痛みや仕事復帰までの不安があります。
異物が入ることやインプラントを入れる手術の覚悟もできていません。

数年後に入れ替えをなければならないリスクもあります。

かといって温存した場合、乳頭の向きが変になったり取れてしまうかも…とゆう覚悟も必要ですし温存は放射線が必須ですので肌が弱い私にとってはとてもハードルの高い選択です。

石灰化も認められるとのことなので、変に残して再発するのも不安です。

そうなってしまった時、放射線をあてているので再建が難しくなるとゆう覚悟も必要になります。

私が田澤先生にご意見を伺いたい理由は、血性分泌に気付いてから今日に至るまでの恐怖に震えていた時期、このサイトに辿り付き先生の的確な回答をずっと読ませていただいていました。

その中に、血性分泌はいずれ癌になる可能性が高いとゆう分析があったのがとても気になっています。

右もいずれ癌になるかもしれないことを考えて左を温存にするべきか全摘するべきか…などと今悩むべきではないのかもしれませんし、田澤先生曰く左右にできる癌は全く別のものとして考えるべきなのでしょうが、最初のきっかけが右の血性乳頭分泌だったので経過観察で良いものか…ここも不安です。

すでに4ヶ月が経過し手術は9月下旬以降と言われていますが、全摘か温存かを決められなければ手術はもっと先になります。
ここまで伸ばしてしまって大丈夫なのでしょうか。
現状だけのことをシンプルに考え決意したいのですが不安だらけです。

上記のことを踏まえ温存と全摘再建のどちらを選ぶべきか、田澤先生のご意見をお聞かせください。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

申し訳ありませんが…
診療内容(診断にMRIを用いる/極めて早期癌なのにCTを撮影する)が私とは全く異なるので参考にはならないかもしれません。

「温存と全摘再建のどちらを選ぶべきか」
⇒温存可能なようです。(乳頭は近くても直接浸潤が無ければ問題ないでしょう)

 ただ、「温存可能状態」で(実際に)「温存したいか?全摘したいか?」は、
(我々医師が関与することではなく)「患者さんが自分の胸を残したいのか?」だけにかかっているのです。

○右血性分泌に関しては、「診療が不十分」ではありますが、「右と左は全く別物」なので、左の手術とは切り離して考えましょう。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

全摘再建か温存か 5323
性別:女性
年齢:48歳

田澤先生、先日はご回答ありがとうごさいます。

説明が長すぎてわかりずらかったため、触れていただきたかった回答がなかったので質問のポイントを絞り再度お伺いさせていただきます。
決断までの日にちがなく続けて質問してしまうこともお許しください。

先生の回答をいただいて家族と話しをしたのですが、娘には全摘をして欲しいと言われました。

温存して再発するのが怖いこと、それと型の変形した胸をみて私が落ち込み生活していくのが想像できる。
その二つの理由でした。

不安に思いながらも客観的に見ている娘の方が平常心を失っている私よりも冷静な考えを持っているのかもしれないと思うところです。

そこで先生に伺いたいのが
石灰化が認められる乳房を温存する場合の再発と、石灰化がない乳房の再発にどれくらいの違いがあるのでしょうか。

石灰化が認められる場合、先生の患者様には温存と全摘のどちらを勧めるケースが多いのでしょうか。

それと前々からこのサイトを見て先生の的確な回答やアドバイスを拝見していたので、私の診断に疑問や不安があったので伺いたいのですが、
極めて初期の癌の診断にMRIやCTを用いることは異例なのでしょうか。

マンモや超音波で見つからなかったものがMRIで見つかり細胞診(針生検)で癌と確定したことは間違いなのでしょうか。

右の乳管内乳頭腫(良性)だった方の診断も謝りだったら…と思ってしまうところです。

先生がおっしゃるように左の手術とは切り離した上で伺いますがその可能性はありますか?
ひと月前に細胞診(針生検)をしたせいなのか未だに強く絞ると乳首から血性が出ます。

分泌型石灰化も認められています。

このまま今の病院で手術と治療をすることに少々不安を感じています。

先生の伝えられる限りで構いませんのでご回答よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

○温存手術の適応とは「安全なマージンをとっても、(十分)整容性が保たれる」ことです。
 「温存乳房に満足できない」が「再建乳房には満足できる」とは限らない事に注意が必要でしょう。(再建と言っても元通りではないのです)

「石灰化が認められる乳房を温存する場合の再発と、石灰化がない乳房の再発にどれくらいの違いがあるのでしょうか。」
⇒全く無意味な視点です。

 「石灰化があるとかないとか」と「拡がり」は無関係です。
 あくまでも(石灰化の有無とは無関係に)「病変の拡がりによる」のです。

「石灰化が認められる場合、先生の患者様には温存と全摘のどちらを勧めるケースが多いのでしょうか。」
⇒上記回答どおり。

 「石灰化だから」などという視点は、全く無意味です。

「極めて初期の癌の診断にMRIやCTを用いることは異例なのでしょうか。」
⇒その様な病院が多いことは、このQandAで回答していて気付いていいました。
(悲しい事です)

「マンモや超音波で見つからなかったものがMRIで見つかり細胞診(針生検)で癌と確定したことは間違いなのでしょうか。」
⇒本来「石灰化ならST-MMTで診断すべき」だし、(そもそも)「MRIで見えるなら、USでも見える」のです。
 ♯実際に(結局)「超音波で見ながら針生検したのでは??」(MRIは拡がり診断の目的のみで行うべきなのです)

「その可能性はありますか?」
⇒可能性はあります。

 本来、単孔性分泌の正しい診療ではないからです。





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