[管理番号:2674]
性別:女性
年齢:40歳

田澤先生
いつも読ませていただいています。
無償でこんなにたくさんの質問に答えて下さり、本当に感謝している方が私を含めたくさんいると思います。

田澤先生、教えてください。

去年の11月に左胸温存手術を受けました。

核グレード1、ハーツー陰性、充実腺管癌浸潤5ミリ、周りに非浸潤4ミリ、ER100パーセント、PgR80パーセント、脈管侵襲なし、ki67は2パーセント、リンパ転移2個中0でした。

12月からタスオミン、1月末にリュープリン(3ヶ月に一回の初回)をうちました。

先月から、左の腰や左の骨盤、また、背中をまげた時に痛みと言うか違和感、鈍痛があります。

毎日ではありません、また1日のうちでも何も無い時もあります。

ただ、乳も左であり、腰痛も左、なのが心配です。

病気がわかった時の去年の11月の骨の検査は異常ありませんでした。

田澤先生、この病理結果の場合のこの痛み、不安です。
先生のご意見をお聞かせください。

またリュープリンやタスオミンの副作用で、間質性肺炎などおそろしいものもでてきます。
私は両方5年やると言われました。

やはり治療方法についても田澤先生のご意見を伺いたいです。

お忙しい中申し訳ありませんが、どうかよろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

今日は。田澤です。

pT1a(5mm), pN0, luminalA, NG1
究極の早期乳癌、低リスクです。
「様々な心配から解放されてしかるべき」ものです。
 

「12月からタスオミン、1月末にリュープリン(3ヶ月に一回の初回)をうちました。」
⇒タスオミン(タモキシフェン)はいいとしても、リュープリン(LH-RHagonist)投与は幾らなんでも「過剰治療」でしょう。
 ♯おそらく「40歳という年齢」で投与しているのだと思いますが、pT1a超低リスクですから…
 

「先月から、左の腰や左の骨盤、また、背中をまげた時に痛みと言うか違和感、鈍痛があります。」
⇒ホルモン療法の副作用です。

 もしも「骨転移を1%でも疑っている」としたら、全く『無駄な心配』です。今すぐ「頭から消去」しましょう。
 骨転移など1000%ありません。
 

「ただ、乳も左であり、腰痛も左、なのが心配」
⇒絶対に骨転移ではありません。

 ご安心を。
 

「病気がわかった時の去年の11月の骨の検査は異常ありませんでした。」
⇒このような「超低リスク」で「術前に骨シンチなどしていたとは!!!!」
 困ったものです。(どこかの病院のルーティーン検査なのでしょうが、患者さんひとりひとりの状況を考慮した検査をすべきです。著しい不利益を患者さんに与えることとなるのです)

 全く無用な検査です。
 そして、無用どころか有害なのです。 今週のコラム 6回目「無用どころか有害なのです」を参照してください。
 

「先生のご意見をお聞かせください。」
⇒ホルモン療法の副作用です。

 それ以外では絶対にありません。
 

「またリュープリンやタスオミンの副作用で、間質性肺炎などおそろしいものもでてきます。」
⇒間質性肺炎など実際には起こりません。

 ご安心を。
 ただし、副作用もあるようなので「タモキシフェン単剤」とするべきです。
 どう考えても「過剰治療」です。
 

「私は両方5年やると言われました。」
⇒タモキシフェンの5年には同意します。
 

「やはり治療方法についても田澤先生のご意見を伺いたいです。」
⇒タモキシフェン単剤です。

 LH-RHagonistは「どう考えても」不要です。





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