乳がんプラザ|乳がんの手術は東京の江戸川病院乳腺外科|ブログ


[管理番号:4479]
性別:女性
年齢:33歳

はじめまして。

現在33歳、左胸に20歳頃からしこりがあり、少しずつ大きくなり現在10cmを超える巨大なものとなっています。

うろ覚えなのですが、25歳くらいの時に1度針生検で恐らく良性と言われ、なんとなくそのまま放置してしまい、29歳の時に妊娠を機に乳腺専門外来へ行き、授乳が終わったタイミングでしこりの摘出をしようとなりました。

その後、出産→授乳終了→すぐに二人目の妊娠→授乳終了で、現在やっと摘出手術ができるタイミングとなりました。

ここまで放置しておきながら、今さらながら線維腺腫なのか葉状腫瘍(だとしたら良性~悪性のどこか)が気になり、不安な日々を過ごしております。

お聞きしたいのは、
①葉状腫瘍(ボーダー、悪性)だった場合、
10年近く放置しても転移や体調不良に気づかず生活している可能性はあるのでしょうか
(葉状腫瘍は急速増大する傾向があるとお見かけしたので、こんなにゆっくり悪さをせず大きくなることもあるのか)

②葉状腫瘍(線維腺腫も?)は再発の方がたちが悪くなる、という文面をどこかで見かけたのですが、今まで転移していなかったのが摘出することにより転移(再発)しやすくなる、という可能性もあるのでしょうか。

しこり以外の自覚症状がなかったのに、摘出後の病理検査で悪性と確認され、その後はどんどん転移していって…というお話も聞いたので、摘出により症状や転移が進行したのか、それとももし摘出をしていなかったらもっと早く進行していたということなのか、疑問にも思います。

長文申し訳ありません。

ご回答どうぞ宜しくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「20歳頃より自覚する様なシコリがあり、徐々に増大」という内容からは「(巨大)線維腺腫」の可能性が高そうです。
ただし葉状腫瘍の可能性も否定できず、
 (例えば)悪性葉状腫瘍にも2タイプあることが解っています。
  1.線維腺腫(良性葉状腫瘍?)⇒長期間かけて大きくなる課程で「悪性」葉状腫瘍となるもの
  2.比較的小さい頃(といっても2cm以下ということはありません)から「悪性」葉状腫瘍であり、それが「どんどん増大、転移」を引き起こすもの

 上記のうち(1と2では予後が異なると言われており)1の場合には予後良好と言われています。

 更に臨床的には良性葉状腫瘍が、不完全な摘出後に「再発を繰り返すことで」悪性葉状腫瘍となるパターンもあり、これは予後としては2に近いと思われます。

「①葉状腫瘍(ボーダー、悪性)だった場合、10年近く放置しても転移や体調不良に気づかず生活している可能性はあるのでしょうか」
⇒あります。

 質問者は冒頭の分類で言えば(万が一、悪性葉状腫瘍だとしたら)1のタイプに相当するので、その場合には「殆ど遠隔転移等が無いので全く普通」です。

「今まで転移していなかったのが摘出することにより転移(再発)しやすくなる、という可能性」
⇒それは違います。

 もしも「再発して転移」する状況ならば、「そのまま放っておいても、いずれ転移し始めた」というように考えてください。

「しこり以外の自覚症状がなかったのに、摘出後の病理検査で悪性と確認され、その後はどんどん転移していって…というお話」「摘出により症状や転移が進行したのか、それとももし摘出をしていなかったらもっと早く進行していたということなのか」
⇒回答は後者です。

 (もしも悪性葉状腫瘍ならば) いつかは破綻するのです。





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