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放射線治療の追加照射について

[管理番号:6454]
性別:女性
年齢:44才
2018.3に田澤先生に手術していただきました、ID○○の○○です。
6/1現在、放射線治療中(リニアック 17回/25回)です。
本日、地元放射線科の医師より、
2018ガイドラインで、5回追加照射すると局所再発が有意に下がるので、どうするかを考えて下さいと言われました。
(但し、40才以下が対象で44才の私は微妙ですが…と言われましたが。)
術後の病理結果の説明で、(他院外科生検
後)、残っていたがんは非浸潤がんとの説明だったと思うのですが、放射線科の医師より少し浸潤部分があったと(記載が)あると言われました。
そこで質問なのですが、
①上記の゛少し浸潤部分があった″とは、外科生検時の腫瘍の取り残しということでしょうか?それとも全く別の腫瘍があったということでしょうか?
②①の結果と、5回追加照射することは関係がないと私は考えているのですが(断端陰性のため)それで間違いないでしょうか?
③①とは関係がないとしても、新しいガイドラインにより5回追加照射はするべきでしょうか?
どうするかは私次第だと言われましたが、それなりに大事な事だと思っておりますので、
執刀医であり私の主治医である田澤先生にご相談させて頂きました。
些細な質問で大変申し訳なく思っております…。
宜しくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
(ここでは伏せていますが)実際のQにはID等の記載がありましたのでカルテで確認しました。
☆質問者は前医で外科的生検をして「6mmの浸潤癌」⇒(その後)当院で手術をして(その周囲の乳腺を)切除しているのですが、そこには「非浸潤癌のみが残存病変、切除断端陰性」でした。
「①上記の゛少し浸潤部分があった″とは、外科生検時の腫瘍の取り残しということでしょうか?それとも全く別の腫瘍があったということでしょうか?」
⇒どちらも違います。
 浸潤部分は(前医での)「外科的生検」にしかありませんでした。(冒頭の☆参照)
 「その放射線科医の勘違い」か、「外科的生検の病理についてコメントしている」のか、どちらかです。
「②①の結果と、5回追加照射することは関係がないと私は考えているのですが(断端陰性のため)それで間違いないでしょうか?」
⇒その通り(無関係です)
「③①とは関係がないとしても、新しいガイドラインにより5回追加照射はするべきでしょうか? 」
「それなりに大事な事だと思っております」

⇒不要です。
 もともと非常に小さな病変(外科的生検で6mm)であり、今回の手術で(非浸潤癌が少量のみで)「マージンがかなり大きい」ので必要ありません。
 ご安心を。