乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:4362]
性別:女性
年齢:40歳

田澤先生のQ&Aいつも拝見させていただいております。

今回、妻の乳がんの転移の疑いについて質問させてください。

ちょうど一年前に右乳腺全摘手術をしました。
病理結果は以下のとおりです.
浸潤径2.5cm(非浸潤部分まで含むと5cm)
核異型度1、Ki67 35%、脈管侵襲あり
センチネルリンパ節転移 5個中0個
ホルモン受容体 ER95%、PgR95%
HER2 陰性
全摘後の治療は抗がん剤はせずにホルモン療法(リュープリン、タモキシフェン)です。

一年定期健診でCTの画像から肝臓にのう胞のようなものがあると言われました。
元々のう胞が2個ほどあったらしいのですが、今回1個増えているとのことです。
大きさは小さいが、CTだけでは分からないのでPETCTで調べると言われました。

そこで質問なのですが
①リンパ節転移がないのに、肝臓等の他臓器への転移がある場合があるのでしょうか?
手術時もそうですが、一年検診時にもリンパへの転移については何も異常を言われておりません.
②今回のケースは転移の可能性が高いでしょうか?
③もし,転移であった場合に、例えばオンコタイプDX等で抗がん剤が効かないタイプであっても,抗がん剤の適用となるのでしょうか?ホルモン治療のみの継続という選択肢は非現実的なのでしょうか?

ご多忙のところ大変申し訳ありませんが,教えていただけたら幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

そもそも定期検診でCTを撮影する事自体、感心しない事であり「肝のう胞」の精査ならPETではなく「超音波」⇒(それでも不明なら)「ブリモビストやリゾビストを用いたMRIとすべき」でしょう。

「大きさは小さいが、CTだけでは分からないのでPETCTで調べる」
⇒超音波をすべきです。

 肝嚢胞なら「超音波で十分」だし、(どうしても疑いが晴れないなら)「造影MRIが適切」です。

「①リンパ節転移がないのに、肝臓等の他臓器への転移がある場合があるのでしょうか?」
⇒そもそも、「リンパ行性転移」と「血行性転移(遠隔転移)」は別ルートなので無関係です。

「②今回のケースは転移の可能性が高いでしょうか?」
⇒低いと思います。
 あくまでも「嚢胞の所見」なのですから…

「③もし,転移であった場合に、例えばオンコタイプDX等で抗がん剤が効かないタイプであっても,抗がん剤の適用となるのでしょうか?」
⇒もしも肝転移ならば(可能性は低そうですが)…

 化学療法の適応となります。

「ホルモン治療のみの継続という選択肢は非現実的なのでしょうか?」
⇒転移巣が小さいうちは問題ありません。





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