乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:5829]
性別:女性
年齢:44歳

初めまして このような機会を下さって感謝しています。

14年6月出産後の12月健診乳房エコーで両乳腺症疑い、左乳管拡張があり、腹部は肝のう胞、肝内石灰化がありました。

15年11月健診いづれも異常なし。

16年11月健診乳房エコーで右乳腺線維腺腫疑い、腹部は肝のう胞、肝内石灰化がありましたが正常範囲内とのことでした。

いづれも同じクリニックで受けています。

授乳を16年10月までしていたので17年11月に別病院でマンモを受けたところ右胸不均一高濃度の所見。
要精密検査になりました。

その後、総合病院でマンモとエコーを受けるとやはり乳頭の上部分ともう少し上に不均一な石灰化がありエコー見ながらの生検になりました。

今は生検した後にしこりができ内出血していて痛みが少しあります。

触診ではしこりも分泌液もありませんでした。

1週間後の結果乳管内がんと告知されました。

一ヶ所の生検での結果では乳管内で非浸潤がんだと思うけどリスクを考えて全摘が望ましいと言われました。

その後を考えると私も異存はありません。

今月(下旬)日の術前に全身の検査をすると言う事で
今週から骨シンチ、腹部成人超音波、呼吸スクリーニング、乳房3DCT・造、血液検査、尿検査、胸部X線、心電図を受けます。

私が不安に思っているのは16年5月から首と肩の痛み、体の異常なダルさがあり、
16年6月から右肩甲骨付近が物凄く痛くて整骨院に通い少しマシになりました。

7月頃から右胸の痛みが気になりだして時々だったのでホルモンの問題かと思っていたのですが
17年2月頃から右胸のシクシクした痛みが続くようになりました。

ここ1、2ヶ月は右鎖骨付近と右腕内側、右胸脇くらい、右肩甲骨付近と右肩に痛みやコリが続いています。

右腕にこわばりみたいなものも感じていて、時々右脚付け根に痛みが出るので骨、リンパなどに転移しているんじゃないかと恐怖です。

検査をしてみれば分かると思うのですが結果を待つのが辛く田澤先生の御意見を伺いたいと思いました。

それに子供が小さいので再建も考えているのですが同時再建だと来年になると言われました。

一刻も早い手術が良いかと思うのですがそれも考えています。

再建は後にやると痛みも増すと聞いてそれも怖いです。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

非浸潤癌の診断なのに「骨シンチを行う」ことは決して(私は)認めません。
そもそも乳癌で初診時に遠隔転移は稀であり、特に今回のように「非浸潤癌の場合には(手術してみたら、多少の浸潤部分が見つかる可能性があるとはいっても)理論上ゼロ」なのだから、「無駄な被爆をさせるな!」と非難されるべきでしょう。

「首と肩の痛み」「体の異常なダルさ」「右肩甲骨付近が物凄く痛く」「右胸の痛み」「右胸のシクシクした痛みが続く」「こ1、2ヶ月は右鎖骨付近と右腕内側、右胸脇くらい、右肩甲骨付近と右肩に痛みやコリ」「右腕にこわばりみたいなものも感じていて、時々右脚付け根に痛み」
⇒これらは1000%間違いなく「女性ホルモンが不安定となって」起こる症状です。

 乳癌と診断された「同年代」の方にとても多くおこります。(質問者も冷静になって、このQandAを眺めれば、「あまりにも同じ様な症状」の「同年代」の方がおおいことに気づくでしょう)

「骨、リンパなどに転移しているんじゃないかと恐怖」
⇒100000%ありえません。

 理由は3つ
 1.早期である。
 2.そもそも(転移があっても)「そんな症状」は決しておきません。
 3.更年期の典型的なホルモンによる刺激症状である。

「検査をしてみれば分かると思う」
⇒検査をしなくても(骨転移がないことは)1000%解ります。(と、いうか。骨シンチは自分の身体のことを考えてキャンセルすべきです)

「田澤先生の御意見を伺いたいと思いました。」
⇒解りましたか???

 全く無駄な心配をしています。(その原因として担当医のあまりにも酷い検査にも責任があるようです。)
 非浸潤癌には(骨シンチは不要というより)「やってはいけない」検査であり、腹部超音波も(被爆がないから、やってもいいですが)不要な検査です。

 
☆あまりにも、酷い勘違いなので、(次回の今週のコラムは肉芽腫性乳腺炎にしようと思っていたのですが)急遽、「女性ホルモンによる刺激症状」とします。

 
 

 

質問者様から 【質問2 術後の治療について】

性別:女性
年齢:44歳

先日は返信メールありがとうございました。
精神的に楽になりました。

術前検査結果は全身転移なし。
リンパ転移の所見なし。
乳管内がん(現時点の検査上)。

ただ、広範囲の為やはり全摘になります。
同時再建はやめました。
あとは手術してリンパに転移があればリンパ節郭清手術します。
浸潤があるかどうかも術後ですね。

Q&Aを見ていて思うのですが皆さん術前でもとても詳しく範囲の大きさや(○cmなど)癌のタイプ、顔つき、色んな数値を書いているんですが
私は上記の結果しか聞けませんでした。
バネ式生検だったと思いますが
大体のタイプが分かるんじゃないですか?と担当医に聞いてもハッキリした答えは聞けず。
他の数値なども言われなかったのでよく分からないのですがそのようなものでしょうか?
自分の数値やタイプが分からないと何を調べていいのか何を聞けばいいのか全く分かりません。
Q&Aを見ててもどれと同じなのか分からないのです。

担当医の意見を鵜呑みではなく少しは自分でも勉強して納得したいのですが。

そして術後にタイプが分かった場合トリプルネガティブと言う事もありますか?
どのステージでも5つ全てのタイプがあると言う事でしょうか?
非浸潤乳管内がんリンパ転移なしだった場合は手術のみでその後の治療なしで大丈夫ですか?
タイプが分かった場合、田澤先生ならタイプ別にどのような治療を勧めますか?
術後直ぐに治療になった場合考える時間が無さそうで先に先生の考えをお聞きできればと思いました。

田澤先生に手術して頂きたかったのですが手術日が直ぐ迫っていまして遠方の上、子供が小さいので術後の治療も考えると断念いたしました。

リンパ節郭清手術、リンパ浮腫やその他の不具合があった場合田澤先生に再手術を
受けて治せるなんて都合の良いことはないですよね?
もし術後、治療までに時間があれば田澤先生に診て頂くことは出来ますか?
その際はセカンドオピニオンになるんでしょうか?診察になるんでしょうか?
たくさんの質問申し訳ありませんお手数ですがよろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

質問者がきちんと「今週のコラム111回目」を読んで安心されていることを願います。

今週のコラム111回目  大事なことは、これら①~④の病気など世の中には無いのです。それは(我々医師には)自明なことなのです。
「皆さん術前でもとても詳しく範囲の大きさや(○cmなど)癌のタイプ、顔つき、色んな数値を書いているんですが私は上記の結果しか聞けませんでした。」
「自分の数値やタイプが分からないと何を調べていいのか何を聞けばいいのか全く分かりません。」

⇒現時点で「非浸潤癌」の診断なのだから、(そもそも)サブタイプなど不要です。
(HER2やKI67は非浸潤癌には適応外です)

 非浸潤癌で全摘は根治(非浸潤癌なのにグレードが高いからといって抗癌剤を勧めた「ビックリ仰天医師」がこのQandAにも登場しましたが、無論「適応外」となります)
 もしも「微小浸潤」があってもほぼ根治として、術後療法は不要。

「そして術後にタイプが分かった場合トリプルネガティブと言う事もありますか?」
⇒浸潤径が5mm以上であった場合には抗癌剤の適応がでてきます。
 あくまでも「5mm以上」の場合です。

「どのステージでも5つ全てのタイプがあると言う事でしょうか?」
⇒非浸潤癌には(サブタイプは)ありませんし、不要です。(無意味)

「非浸潤乳管内がんリンパ転移なしだった場合は手術のみでその後の治療なしで大丈夫ですか?」
⇒当然です。(根治なのです)

「タイプが分かった場合、田澤先生ならタイプ別にどのような治療を勧めますか? 」
⇒5mm以上の浸潤が「もしも、あったら」その際に考えましょう。





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