乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:3493]
性別:女性
年齢:48歳

田澤先生、初めまして。

7年ぶりに受けた検診でエコーに引っかかり、当日針生検をして左胸内側上部の一番大きな8みりのものが
『非浸潤性小葉癌』だと判明しました。

オペに向け近々MRIや骨シンチを予定、という段階です。

ER(+100%) 、PgR(+100%)、HER(-)です。

宣告された日は放心状態でしたが、7年ぶりの検査で早期で見つかるなんて、こんなラッキーなことはない!と自分に言い聞かせて生きていく心構えはできました。

Q1
私の場合、他の小葉部分に多発がなければ部分摘出は可能ですか?
また多発があれば全摘が必要ですか?
ちなみに右乳は良性でした。

田澤先生が早期なのに必要ない!とおっしゃる骨シンチやCTなどが予定されていますが受けたくありません。

Q2
田澤先生が私の主治医なら、今後どのような治療をなさいますか?
後はMRIをとってオペですか?
小葉癌が1個だけの場合と、多発の場合を教えて頂きたいです。

Q3
オペ後のホルモン治療などがあると思いますが、どのような流れがのぞましいでしょうか?
私は昨年子宮も卵巣も全摘していてありません。

ホルモン補充後一年経過したところでしたが、今回の結果で既に中止しております。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

針生件で「非浸潤性小葉癌」なのに「骨シンチを予定」されているのですね?
そんなセンスの医師の診療で大丈夫なのか?(あくまでもルーティーンから抜け出せ
ないような診療しかできないようでは失格です)正直、心配です。

「Q1私の場合、他の小葉部分に多発がなければ部分摘出は可能ですか?また多発があれば全摘が必要ですか?」
⇒多発していれば全摘が必要です。(例え、近くても 2個有る場合は3個有るかもしれないと考えるべきなのです)
 ♯そこが、乳管癌の娘結節(同一乳管内の進展)とは考え方が異なるところです。

「田澤先生が早期なのに必要ない!とおっしゃる骨シンチやCTなどが予定されていますが受けたくありません。」
⇒大賛成です。

 それでも撮ろうとするのであれば…
 「非浸潤なのに、骨転移を疑う根拠があるのか??」と詰め寄ってください。
 
 それでも「0%ではない」などと、言いだすようなら救いようがありません。

「Q2田澤先生が私の主治医なら、今後どのような治療をなさいますか?後はMRIをとってオペですか?」
⇒その通りです。

「小葉癌が1個だけの場合と、多発の場合を教えて頂きたいです。」
⇒1個なら温存(+センチネルリンパ節生検)
 多発なら全摘(+センチネルリンパ節生検)±一次再建

「Q3オペ後のホルモン治療などがあると思いますが、どのような流れがのぞましいでしょうか?私は昨年子宮も卵巣も全摘していてありません。」
⇒(術後)病変全体を見て「浸潤癌がない」のであれば、ホルモン療法は不要です。

 ルミナールタイプの浸潤癌ならば(非浸潤癌でのサブタイプは無意味です)、「閉経後のホルモン療法(アロマターゼ阻害剤)」となります。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、こんにちは。

先日は御返事ありがとうございます。

乳癌宣告より1週間がたち少し落ち着きました。

私の主治医は30歳前後の女性の専攻医です。

バネ式針生検を左右各3発ずつほど行いましたが、本当にあの先生で大丈夫なのか?と思っています。

はっきりと『非浸潤性小葉癌』でとても稀ですと言われました。

初めは、半年間様子を見てもいいし、針を刺して検査しても良いという診断でした。

私は一瞬迷いましたが、その場でできると聞き生検をしてもらいました。
細い針と太い針の違いを聞き、たまたま太い方の針生検を自分で選びました。

その結果が悪性だったので、あの時もし半年間経過観察にしていたらと思うと恐怖です。

たぶん気にはなっても、半年どころか数年間はそのまま放置していたと思います。

乳癌だなんて、ひとごとだと思っていましたから。

5年程前にバセドウ病を発症し、眼の手術を受けました。

3ヶ月ごとの血液検査と内服を現在も続けています。

その後は子宮筋腫核摘出手術。

昨年夏には子宮肉腫の可能性ありで、子宮卵巣全摘(結果は、急速に発達する巨大筋腫でした)
直後の去年秋には、絞扼性イレウスを引き起こして死にかけました。

緊急手術を受け、壊死のため腸を130cm切断。

まだ下痢が少し続いています。

そしてイレウスから1年もたたずして乳癌。

あまり長生きは望めないと思い始めています。

私の乳癌は、やはりバセドウ病や卵巣をとったことが大きく関係していますか?
身内に乳癌はおりません。

まもなくMRIを撮りますが、マンモトームもした方がいいんでしょうか?
術後に針生検と違う結果を言われそうで怖いです。

江戸川病院への転院を検討に入れて、マンモトームをまず田澤先生にお願いするということは可能ですか?
それともマンモトームは不要ですか?
MRIの結果も持参した方でがいいですか?

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「私の乳癌は、やはりバセドウ病や卵巣をとったことが大きく関係していますか?」
⇒全く無関係です。

「まもなくMRIを撮りますが、マンモトームもした方がいいんでしょうか?」
⇒バネ式で「確定診断がついている」ようなので(通常は)不要です。

「江戸川病院への転院を検討に入れて、マンモトームをまず田澤先生にお願いするということは可能ですか?」
⇒可能です。

「それともマンモトームは不要ですか?」
⇒もしも前医での診断に不安であれば「マンモトーム」します。
 
 「術後に針生検と違う結果を言われそうで怖い」と思うのであれば、行った方が良さそうですね。

「MRIの結果も持参した方でがいいですか?」
⇒手術のためには必要です。
 是非、持参してください。

「あまり長生きは望めないと思い始めています。」
⇒考え過ぎです。

 バセドウも子宮筋腫も(それに伴う)イレウスも(大変だったようですが)、あくまでも良性疾患です。
 今回の癌も「早期」なので、あまり根拠の無い心配は不要です。

 
 

 

質問者様から 【質問3】

田澤先生、こんにちは。

9/○に予約を入れて頂きました。

とても待ち遠しいです。

来週中に、今の病院よりMRI画像や紹介状等を一式受け取りますので持参します。

田澤先生に、当日マンモトームとMRI診断を希望。

手術や同時再建の件もお伺いしたいと思います。

よろしくお願い申し上げます。

今日は、手術までの過ごし方をお聞きしたいと思います。

Q1.手術まで仕事を続けていても差し支えはないですか?
デスクワークではなく、身体を動かす仕事です。

体調はとてもいいです。

Q2.バネ式針生検で『非浸潤性小葉癌』明らかなルミナールタイプと出ました。

昨年卵巣を摘出したので、豆乳や豆類を積極的に摂って来ましたが、今後は食べずに除去すべきですか?
カルシウムは摂取しても大丈夫ですか?

Q3.この1年、エストラーナテープでホルモンを補充していましたが、中止しています。

このままでは、私は骨粗鬆症が早く進み、髪が真っ白になり、シワだらけの人生が人より早く訪れることになるんでしょうか?

Q4.私のような身体を動かす仕事への復帰は大体どのくらいでできますか?
全摘のみの場合と、全摘+同時再建の場合を教えて下さい。

Q5.同時再建をした場合の1~2週に1度の通院の自信がないです。

エキスパンダーからシリコンへの交換等は勿論張り切って参りますが、
お水の注入だけに何度も通うことになるかと思うと気が遠くなります。

同時再建希望ですが、思ってたよりずっと大変なんですね。

私のように遠方から通院の患者さんは、どのようになさっているんでしょうか?

Q6.私はこの度初めて癌患者となったわけですが、ビックリされるほど呑気にしています。

食欲も旺盛で睡眠もしっかりとれ、仕事や遊びのメリハリをつけて楽しく過ごしています。

危機感がなさすぎでしょうか?
自分でも頭がおかしいんではないかと思うことがあります。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

「Q1.手術まで仕事を続けていても差し支えはないですか?デスクワークではなく、身体を動かす仕事です。」
⇒全く問題ありません。

「今後は食べずに除去すべきですか?カルシウムは摂取しても大丈夫ですか?」
⇒大豆、イソフラボンは「乳癌にいい」ことが解っています。(過剰摂取については不明ですが、通常摂取はむしろ推奨されています)

 乳製品やカルシウムなども同様です。
 巷の変な噂に惑わされる必要はありません。

「Q3.この1年、エストラーナテープでホルモンを補充していましたが、中止しています。」
⇒乳癌の場合「原則、中止」となります。

「このままでは、私は骨粗鬆症が早く進み、髪が真っ白になり、シワだらけの人生が人より早く訪れることになるんでしょうか?」
⇒最終的には「病棟とQOLとのバランス」となります。

 質問者のように「非浸潤癌」で、もしも「ホルモン欠乏症状が日常生活を著しく脅かす」のであれば、ホルモン補充療法を中止する必要はありません。

「Q4.私のような身体を動かす仕事への復帰は大体どのくらいでできますか?
全摘のみの場合と、全摘+同時再建の場合を教えて下さい。」

⇒全摘の場合は術後1週間もあれば十分です。
 同時再建の場合は(体の動かし方にもよりますが)2~3週間でしょう。

「お水の注入だけに何度も通うことになるかと思うと気が遠くなります。
同時再建希望ですが、思ってたよりずっと大変なんですね。私のように遠方から通院の患者さんは、どのようになさっているんでしょうか?」

⇒これは形成外科でやっているので、必ずしも全貌を把握してはいませんが…

 有る程度「受診感覚」は調整できる筈です。

「食欲も旺盛で睡眠もしっかりとれ、仕事や遊びのメリハリをつけて楽しく過ごしています。危機感がなさすぎでしょうか?」
⇒乳癌の治療には、そもそも「危機感」は無用の長物です。

 機能が損なわれる(例えば大腸がんで人工肛門となるとか、胃癌で胃が半分になるとか)ことはないのです。
 整容性は気になるかもしれませんが、普通の生活をしていればいいのです。

 
 

 

質問者様から 【質問4】

田澤先生、先日は丁寧に診察と検査をして下さってありがとうございました。

その右側のマンモトームの結果ですが…
日に日に不安になって参りました。

でも前院では良性扱いだったので、万が一右側も乳癌だったとしても、きっと早期で大丈夫。

こんな形で発覚するなんて、田澤先生に感謝をしなければいけない!
と良いように考えて過ごしていますが、大丈夫なんでしょうか?

?右側ですが、実は広く深く浸潤していて、手の施しようが無いなんてことはないでしょうか?

?わりと深い位置にしこりがありましたが、深ければ筋肉や内臓に近いので危険ですか?

?もし両側乳癌なら生存率はダウンしますか?

?左右同時の手術は、片側だけの場合と比べると、術後に何か違いはありますか?(腕の挙上が困難になるなど)

?先生、私助かりますか?
毎日ドキドキして落ち着きません。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

乳腺の深い位置にある「しこりの診断」には注意が必要です。
私自身は非常に慣れているので「ちょっと大変だな」程度にしか感じませんが、慣れていない医師にとっては「鬼門」となります。
ただ、(多くの方が勘違いされていますが)深いからと言って「大胸筋へ浸潤」したり、その他「不利になること」は一切ありません。ご安心を。

「でも前院では良性扱いだったので、万が一右側も乳癌だったとしても、きっと早期で大丈夫。」「良いように考えて過ごしていますが、大丈夫なんでしょうか?」
⇒心配ありません。
 (万が一癌だとしても)早期であることには間違いありません。

 進行したものは当然「画像でも明白」となります。

「右側ですが、実は広く深く浸潤していて、手の施しようが無いなんてことはないでしょうか?」
⇒前述したように…

 そんな状況が画像所見で解らない筈はないのです。

「わりと深い位置にしこりがありましたが、深ければ筋肉や内臓に近いので危険ですか?」
⇒全く無関係です。

 単に(我々、診断する側から見て)「やや、やり難い」という意味しかありません。

「?もし両側乳癌なら生存率はダウンしますか?」
⇒全く無関係です。

「?左右同時の手術は、片側だけの場合と比べると、術後に何か違いはありますか?
(腕の挙上が困難になるなど)」

⇒殆ど違いはありません。

「?先生、私助かりますか?」
⇒明らかな早期です。
 そのような心配をするような状況とは全く無縁です。

 ○右の結果は少々お待ちください。





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