乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:3027]
性別:女性
年齢:47才

初めまして。

今年の3月末に右側に乳癌が発覚してばたばたと手術日程が決まり
癌について調べる余裕もなく5月に右全摘手術になりました。

今はリンパ液が溜まりまだ痛みがあります。

病理の結果がでたのですが

腫瘍の位置
大きさ
浸潤 右下内側1.3×1.1×1.3cm 右上外側1.1×1.2×0.8cm
非浸潤 〃   2.8cm      〃  7.7cm

リンパ節転移 なし
他の臓器転移 なし

組織型悪性度グレード1
サブタイプ分類 リンパ管浸潤3+ 静脈浸潤1+

ホルモンレセプター ER8+ PgR7+
ハーセプテスト HER2  1+
Ki-67 10%

主治医からはルミナールAと言われました。

サブタイプ分類の数字がリンパ管浸潤3+、静脈1+あるので
抗がん剤の検討を言われました。

このような場合、抗がん剤はした方がいいのでしょうか?
叔母も母も乳癌でした。
母は炎症性乳癌で若くして他界しています。

オンコDXなどの検査のお話もありましたが高額で悩んでいます。

何か先生のアドバイスありましたらお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

まずは「サブタイプ分類 リンパ管浸潤3+ 静脈浸潤1+」という表記は誤りです。
これは「脈管侵襲」といいます。
 ♯サブタイプはルミナールAです。(ホルモンレセプター ER8+ PgR7+ハーセプテスト HER2  1+Ki-67 10%)
 

「サブタイプ分類の数字がリンパ管浸潤3+、静脈1+あるので抗がん剤の検討を言われました。」
⇒全く賛成しません。

 リンパ管侵襲は「局所因子」であり、気にするのであれば(抗癌剤ではなく)むしろ「(乳房切除後)放射線照射」でしょう。
 

「このような場合、抗がん剤はした方がいいのでしょうか?」
⇒そうは思いません。

 質問者は明らかなルミナールAです。
 ルミナールAでは「腫瘍径が大きくても、リンパ節転移があったとてしても」抗がん剤による恩恵はないことが示されています(そのためのルミナールA/B分類なのです)
 ましてや、質問者は「リンパ節転移なし」です。全く対象外です。
 

「オンコDXなどの検査のお話もありましたが高額で悩んでいます。」
⇒質問者は(オンコタイプDXをしても)「低リスクRS0-17」となると思います。

 オンコタイプは臨床因子とは独立している(グレードも含め)のですが、「Ki67とは関係」があります。
 オンコタイプで検討している遺伝子変異の中にKi67も入っているのです。

 ○OncotypeDXの担当者とも話した事がありますが…
  Ki67低値は「低リスク」のことが多い(つまり化学療法は不要)
  またKi67が60以上であれば「高リスク」となることが多い(つまり化学療法の適応)
  Ki67が30-60位の値(ルミナールBと一般的には判断される範囲)が「OncotypeDXのいい適応」とのことでした。
 

「何か先生のアドバイスありましたらお願い致します。」
⇒化学療法は不要です。

 ○しかし、(このままでは)「担当医から押し切られる」というのであれば、
「OncotypeDXの結果を示す」ことで担当医を納得させる材料とはなります。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、お返信有難うございました。
感謝しています。

脈管侵襲のことはよく分かりました。

主治医の説明で書いて頂いた欄がずれていました。

乳がんは早期でも微量因子が全身に回っているとネットで見たのですが
私も同様でしょうか?
(脈管侵襲リンパ3+、静脈1+)この数値が心配です。

先生のアドバイス通りホルモン療法のみだと10年再発率、生存率はどのくらいになりますか?また抗がん剤をするとどのくらい変わるものなのでしょうか?

乳癌早期に効く骨転移予防の薬があるとネットで見ました。
それは効果のあるものなのでしょうか?やった方がいいのしょうか?
遠隔転移がとても心配で不安です。

今回は乳頭腺肝管癌で非浸潤部が皮膚ぎりぎりだったので放射線治療を薦められています。

近日中に抗がん剤をするか否か決めないといけないので再度ご相談させて頂きました。

ご多忙中、申し訳ありません。
どうぞよろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「乳がんは早期でも微量因子が全身に回っているとネットで見たのですが私も同様でしょうか?」
⇒余計な情報は(不必要な心配をするくらいなら)見ない方がいいでしょう。

 良く考えてください。
 たとえば「再発率が僅か5%」というと「かなりの早期乳癌」というイメージだと思いますよね?
 つまり、「かなりの早期乳癌」であっても5%は再発するわけです。
 その5%を説明するためには「早期でも微量因子が全身に回っている」場合を想定しないと「つじつまが合わない」ですよね?
 しかし(逆に言えば)「残りの95%は全身に回っていない」のです。
 (どんなに早期でも、遠隔転移のリスクが「少しは」ある、癌というのは「そう言う病気」なのです。

 癌である以上、「再発のリスクがゼロではない」ということです。
 それは「乳癌に限らず、癌と名が付く全ての癌種で共通」のことなのです。
 

「先生のアドバイス通りホルモン療法のみだと10年再発率、生存率はどのくらいになりますか?また抗がん剤をするとどのくらい変わるものなのでしょうか?」
⇒ホルモン療法のみだと10年再発率は「10%」 10年生存率は「95%」となります。
 化学療法をすることで、それぞれが、「6%」 「96%」となります。
 

「乳癌早期に効く骨転移予防の薬があるとネットで見ました。それは効果のあるものなのでしょうか?やった方がいいのしょうか?」
⇒適応外です。

 
 

 

質問者様から 【質問3】

こんばんは。

先日は色々ご指導頂き有難うございます。
感謝しています。

今後の治療をご相談したいと思います。
よろしくお願いします。

放射線治療はリハビリ不足でまだ受けれていません。

(今後の放射線治療について)
2月(下旬)日に乳癌とは知らず人間ドックでX線、肺のCT(X線が白っぽかったので)を撮りました。
(異常なし)

3月に副乳が気になり近所の病院でマンモ、エコー、X線、MRI(生理前、画像が良くない)、
組織検査までしましたが
乳腺の専門科、病理がないとのことで大学病院に転院しました。

4月に大学病院でX線、肺のCT、撮り直しMRI(生理中)、センチネルのアイソトープと
2ヶ月の間に放射線を沢山浴びたたと思います。

これからまたCTで部位確認して30回放射線治療しますが体に影響がないか心配です。

放射線治療を遅らす方がよいでしょうか?

(薬について)
ホルモン薬はノルバデックス錠20mgを始めました。生理が遅れています。

ジェネリック薬もあるのですが副作用が薬により違うと聞いたので色々試して副作用が自分に合うのにした方がよろしいでしょうか?
またCYP206遺伝子チェックテストを受けた方が良いでしょうか?

(術後の病理について)
前の病院では組織検査がホルモン陽性、グレード2と教えて貰えましたが
大学病院での術後の病理ではグレード1でした。
 グレードがこのように良くなることはありますか?
ルミナールAだったので抗がん剤をやらないのですが
もしグレード2でしたらが抗がん剤はやった方が良いのでは?と思ってしまいました。

先生のお考えが聞かせてください。

どうぞよろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

「これからまたCTで部位確認して30回放射線治療しますが体に影響がないか心配です。放射線治療を遅らす方がよいでしょうか?」
⇒検査による「医療被曝」と治療目的の「照射」とは完全に分けて考えるべきです。
 

「ジェネリック薬もあるのですが副作用が薬により違うと聞いたので色々試して副作用が自分に合うのにした方がよろしいでしょうか?」
⇒あまり変わらないと思います。
 

「またCYP206遺伝子チェックテストを受けた方が良いでしょうか?」
⇒必要はありません。

 乳癌学会のガイドラインでも「エビデンス不足や(人種差が大きいのに)日本人でのデータがない」ことなどより推奨度はC2となっています。
 

「グレードがこのように良くなることはありますか?」
⇒「術前」組織検査と「術後の」手術病理では核グレードなどに「乖離」はよくあります。
 それは「グレードが低くなる」ことも「逆に高くなる」ことも両方あります。
 

「ルミナールAだったので抗がん剤をやらないのですがもしグレード2でしたらが抗がん剤はやった方が良いのでは?と思ってしまいました。」
⇒ルミナールAであれば抗ガン剤は無効です。
「グレードは無関係」です。

 
 

 

質問者様から 【質問4】

田澤先生

お世話になります。

毎日暑いですが疲労溜まらない様にしてください。

ご多忙中、Q&Aも回答して頂いて感謝しております。

放射線治療も30回中、23回終わりあとわずかとなりました。

今後の方針のご相談をお願い致します。

①ノルバディックス錠20mgを飲んでいますがこちらを10年と

 放射線治療が終わりましたらニュープリン注射(3ヶ月に1度)を5年と言われています。

 ニュープリン注射はやった方がいいでしょうか?

 治療過多になりますでしょうか?

 ホルモン陽性+8、+7で母、叔母2人が乳癌だったので再発しやすいと診断されたのでしょうか。

 もしニュープリンをしなかったら再発率はどのくらい違うものでしょうか?

田澤先生でしたらどのような術後療法を薦められますか?

 

②ノルバディックスで子宮体癌のリスクがあるとのことですが婦人科検診はどの位の頻度で受診したら

 良いでしょうか?
また卵巣がんはMRIでしかわからないものでしょうか?こちらも定期的にに検診した方が良いでしょうか?

③乳房再建ですが放射線をあてた後は出来ないものでしょうか?

 ネットなどで再建したことでトラブルや体に害が出てくることもあると載っていましたが

 再建はしない方がよいでしょうか?

 私はトラブルもないならしても良いかと検討し始めましたがトラブルがあり害のある物になるなら

 止めようと思っています。

どうぞよろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

「①ノルバディックス錠20mgを飲んでいますがこちらを10年と 放射線治療が終わりましたらニュープリン注射(3ヶ月に1度)を5年と言われています。 ニュープリン注射はやった方がいいでしょうか? 治療過多になりますでしょうか?」
⇒pT1c(13mm), pN0, luminal Aですよね?

 47歳と言う年齢からも「LH-RHagonistの適応外」となります。
 これはSOFT試験の結果からも、ASCOの新しいガイドライン(2016)からも、全く適応外です。
 担当医は「何を恐れているのでしょうか?」
 どう考えても「タモキシフェン単独」です。

 ○タモキシフェンの投与危険ですが、たしかに「5年<10年」ではあります。
  ただ、年齢的には「途中で閉経」する確率が高く、その場合には「アロマターゼ
インヒビターに変更して更に5年」となります。
 

「ホルモン陽性+8、+7で母、叔母2人が乳癌だったので再発しやすいと診断診断されたのでしょうか。」
⇒無関係です。

 担当医が「何を恐れているのかは、知る必要を感じません」
 

「 もしニュープリンをしなかったら再発率はどのくらい違うものでしょうか?」
⇒殆ど関係ないでしょう。
 勿論エビデンスとしての数字などありません。
 

「田澤先生でしたらどのような術後療法を薦められますか?」
⇒タモキシフェン単独です。(基本的には5年です)
 
 
 タモキシフェンは確かに「5年<10年」ですが…
 ルミナールタイプ全てで一律10年では「医療経済の崩壊」となってしまいます。
 ある程度「早期なら5年」という良識も必要です(但し、最終的に患者さん自身が10年を希望するのであれば、それはそれで許容されます。 但しそれは5年後に考えればいいのです)

 ○途中で閉経したら、アロマターゼインヒビターに変更して更に5年です。
 

 「②ノルバディックスで子宮体癌のリスクがあるとのことですが婦人科検診はどの位の頻度で受診したら 良いでしょうか?」
⇒1年に1回で十分です。

 その中で「内膜肥厚などの所見」があれば、「半年」などになるでしょう。
 

「また卵巣がんはMRIでしかわからないものでしょうか?こちらも定期的にに検診した方が良いでしょうか?」
⇒何か勘違いしていますね。

 卵巣癌はあくまでも「家族性乳癌でのリスク」です。
 質問者は「ルミナールタイプ」なのだから、気にする必要はありません。
 

「③乳房再建ですが放射線をあてた後は出来ないものでしょうか?」
⇒本人の皮膚次第です。
 

「再建はしない方がよいでしょうか?」
⇒それは放射線が終了して半年くらい「皮膚の状況」を確認した上で「形成外科医に相談」すればいいのです。

 全ての物事を現時点で決める必要は全くありません。

 
 

 

質問者様から 【質問5】

田澤先生

病理の診断報告書を貰いました。

2ヶ所の病変(右B,右C)は組織学的に同等の像を示しています。

どちらも不整な類円形、卵円形の核をもつ異型上皮細胞が浸潤性に増殖しています。

蛇行する腺管構造が作られており、コメド壊死を伴う乳管内病変が混在しています。

乳房内局在  ①右B ②右C
術式     Bt+SN
組織型    Papillotubular carcinoma
組織グレード Grade Ⅰ(腺管形成1、核異型2、核分分裂像1)
核グレード  Grade Ⅰ(核異型スコア2、核分裂像スコア1)
浸潤巣の径  ①1.3×1.1×1.3cmまで ②1.2×1.1×0.8cm
乳管内進展  ①7.7×5.5×2.2cm   ②2.8×2.2×1.2cm
pt分類    pT1c
浸潤度    f
リンパ管侵襲 ly(+++)非常に目立つ
静脈侵襲   v(+)
切除断端   陽性(乳管内成分)(マッピング参照)
リンパ転移  OSNA(0/2)
ER      ALLRED SCORE PS5+IS3=TS8
       J-Score3b
PgR      ALLRED SCORE PS4+IS3=TS7
       J-Score3b
HeR2      +1
ki67標準率  10%

画像では非浸潤は①②共に、乳房を超え切除した皮の断端までありました。

3ヶ所に赤で矢印がありました。

浸潤は①はぎりぎり乳房です。

非浸潤断端陽性、リンパ管、静脈侵襲から放射線30回になりました。

先日ご相談しましたホルモン治療なのですがノルバディックスにニュープリンを追加
するという主治医の意向ですがこの結果からもう一度、田澤先生のご見解を聞きたいです。

非浸潤が切除した皮端まであったこと、切除断端が陽性だったことが追加の理由になりますか?

放射線をあてたとは言え、非浸潤が切除断端までありましたから再発しやすいでしょうか?

乳房再建のご意見も有難うございました。
焦らず半年、様子見します。

どうも再建の成分が体にどうなのかと思ってしまいます。

この病気になって以来、添加物やシリコンなど化学製品が害があるのではと疑ってしまいます。

ご多忙中、どうぞよろしくお願い致します。

先生には感謝しております。

 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。

質問者は「全摘」ですよね?
なぜ「放射線照射」するのですか?
「全摘後の放射線の適応」は、あくまでも「リンパ節転移4個以上」です。

「リンパ管侵襲」を理由として「照射」しようとしているのだとは推測しますが、それにしても「30回」とは???
担当医は余程、「自分の手術を信じていない」と疑われても仕方がないでしょう。
 

「非浸潤断端陽性」
⇒???
 「全摘」しているのですよね?

 なぜ断端陽性なのですか?
 しかも「非浸潤癌」で。
 乳腺を「全切除」しているのに「非浸潤癌で断端陽性」などあり得ないことです。
 ○非浸潤癌は「乳腺内に留まっている」のです。 その乳腺を全部切除しているのに「断端陽性」などありえません。
 

「先日ご相談しましたホルモン治療なのですがノルバディックスにニュープリンを追加するという主治医の意向ですがこの結果からもう一度、田澤先生のご見解を聞きたいです。」
⇒前回、回答したように…

 全く適応外です。「年齢」も「早期(1期)」であることも
 もしも「LH-RHagonistの併用」の理由として「全摘の不備」と思っているのであれば、それは間違いです。(局所は局所です)
 

「非浸潤が切除した皮端まであったこと、切除断端が陽性だったことが追加の理由になりますか?」
⇒なりません。

 局所は局所で解決すべきです。
 

「放射線をあてたとは言え、非浸潤が切除断端までありましたから再発しやすいでしょうか?」
⇒再発とは局所再発のことですか?
 全摘後に局所再発は殆どありません。

 
 

 

質問者様から 【質問6】

田澤先生

この度もお世話になります。

ご多忙中、すいません。

放射線は「リンパ管侵襲」と「切除断端陽性」で25プラス局部5回です。

もう終わりに近いです。

主治医に切除断端陽性の事を聞きましたが非浸潤で合ってるらしく
今、断端陽性付近の再手術をしても脂肪だけしか見つからないと思うと言われました。

不安な反面このままで良いのかも。
と揺れています。

このくらいの事なのですが田澤先生の所へご相談にお伺いしても宜しいでしょうか?
病理のカラーコピーを見て頂きたく思います。

まだ創も癒えてないので少し落ち着いたらお伺いしたいと思っています。

どうぞご検討よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答6】

こんにちは。田澤です。

「放射線は「リンパ管侵襲」と「切除断端陽性」で25プラス局部5回です。」「今、断端陽性付近の再手術をしても脂肪だけしか見つからないと思うと言われました。」

⇒言っている事が矛盾しています。

 「再手術しても脂肪だけしか見つからない=癌が残っていない=断端陰性」なのだとしたら「何故、Boost照射が必要」なのでしょうか???
 完全に「自己矛盾」しています。

「このくらいの事なのですが田澤先生の所へご相談にお伺いしても宜しいでしょうか?病理のカラーコピーを見て頂きたく思います」
⇒放射線照射(しかもBoost+)が終わるのですよね?

 今更「検討すること」など何も無いように思います。
 「再切除」ですか?
 私は、以前のQにもお答えしている様に「全摘なのだから(そもそも)放射線さえ不要」という立場です。(ましてや、再切除など不要です)これについては、主治医も賛同している様ですよね?

 で、あれば「再切除は不要」ということで何も問題ありません。

 
 

 

質問者様から 【質問7】

こんばんは。

御多忙中すみません、先生のご意見をお伺いしたくご質問させて
頂きます。

宜しくお願い致します。

ノルバディックスを昨年5月から飲んでいます。

昨年2月、卵巣が2センチでしたが今年2月6センチになっていました。

脂肪肝もありました。
(人間ドックにて。
血液検査結果はまだです)

これはノルバディックスの影響でしょうか?
主治医はノルバディックスの影響ではなく
婦人科で診て貰うように言われました。

婦人科では子宮がん検診、マーカー血液検査を済ませMRIの検査待ちです。

結果は3月半ばだそうです。

このままノルバディックスを飲み続けて良いのか心配です。

週末、もう一度主治医に相談に行こうと思っています。

27年前に卵巣嚢腫で右は摘出しています。

左だけ残り今回腫れてるのでまた手術なのかと思うと気がめげます。

両方なくなるとホルモンバランスがおかしくならないかと心配になります。

ノルバディックスを止めるなら期間はどれくらいやめたらよいでしょうか?
代用のものはありますか?
このままの飲み続け開腹手術をした方が良いでしょうか?

どうぞ宜しくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答7】

こんにちは。田澤です。

「ノルバディックスを昨年5月から飲んでいます。」
「昨年2月、卵巣が2センチでしたが今年2月6センチになっていました。」
「これはノルバディックスの影響でしょうか?」

⇒間違いなくノルバデックスの影響です。

「主治医はノルバディックスの影響ではなく」
⇒明らかな誤りです。

「ノルバディックスを止めるなら期間はどれくらいやめたらよいでしょうか?」
「代用のものはありますか?」「このままの飲み続け開腹手術をした方が良いでしょうか?」

⇒以下

○このケースは、しばしば経験します。
 重要な事は「婦人科との連携」です。
 
 一番簡単なのは「タモキシフェンの休薬」と「LH-RHagonistの開始」です。
 ここで縮小を確認したら、タモキシフェンを再開することです。(この場合には、その後もLH-RHagonistと併用となります)
 ♯但し、タモキシフェン再開の後は婦人科でのチェックが欠かせません。

 
 

 

質問者様から 【質問8】

お忙しいところ申し訳ありません。

先生のご意見伺いたく質問させて頂きます。

どうぞ宜しくお願い致します。

この前の卵巣嚢腫ですが
MRIの検査では左卵巣に約65ミリ大の多房性嚢胞性腫瘍を認めます。

Gdにて隔壁状の造影効果の所見が目立ちます。

画像上は境界悪性異常の左卵巣の粘液性腫瘍の可能性が挙がると思われます。

この他画像上は特記すべき所見を認めません。

と出ました。

大学病院の婦人科にも癌の疑いがあるとのことで
早急の手術を薦められました。

ノルバデイックスの影響ではないと婦人科の先生から言われました。

エコーで見る限り癌と断定出来る嚢胞ではないが卵巣はとってみないと分からないからと
手術を薦められました。

田澤先生はどう思われますか?
先月からニュープリンを打ち始めました。

ノルバデイックスは休止しています。

卵巣の大きさは変わっていません。

別件なのですがノルバデイックスを飲用していると
再発した時には顔つきの悪い乳癌で再発すると言っていた方がいますがその可能性はありますか?

どうぞ宜しくお願い致します。

お忙しいところ申し訳ありません。

先生のご意見伺いたく質問させて頂きます。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答8】

こんにちは。田澤です。

この機会に「質問者の過去の7回のQandA」を見返して見ましたが…
かなり「内容が重複している」ようなので、質問者自身が整理する必要があります。

「タモキシフェンを開始したタイミングで卵巣が腫れる」と言う事実から、私は(たまたま、偶然が重なり)「タモキシフェン内服とは無関係に卵巣癌が発生するとは、どうしても考えられない」ことに変わりはありません。
ただ世の中には偶然もあるようなので「婦人科医のいうこと」を信じて対処する方が安全だとは思います。

「別件なのですがノルバデイックスを飲用していると再発した時には顔つきの悪い乳癌で再発すると言っていた方がいます」
⇒そんな根拠のない話には興味がありません。
 
 余計な情報で無駄に自分を不安にするよりも、「きちんと整理」して自分なりの信念をもつようにしましょう。

 
 

 

質問者様から 【質問9】

先生の誠意にはいつも感謝しています。

有難うございます。

今日は先生に聞いて頂きたいお話があります。

その後のことなのですが
某大学病院で卵巣がん確率80%です、開腹オペ(腹腔鏡は不可と言われました)、
癌細胞が病理でみつかれば抗がん剤タキソールです。

こちらの病院は抗がん剤は入院30日と告げられ
手術後そのまま入院になるのでスケジュールを組む様に言われました。

E2の高値でもノルバディックスの副作用も関係ない、縮まないタイプとも言われました。

内診をして欲しいと懇願して3月末に診てもらいました。

やはり大きさが変わっていないから早く切らないと危険と言われました。

当時、風邪もひどく主治医の教授とはウマも合わないのですぐにお友達に相談したら他の病院で早く診てもらう方が良いと言われ
お友達が勧めてくれたクリニックの予約が取れたので同日に受診してみることにしました。。

同日5時間後の別の病院での内診では、「卵巣は縮んでいて癌ではない」と言われ私はパニックになりました。

その後2ケ所、別の大学病院を受診しましたが、やはり縮んできて癌ではない。

最後の病院では3センチになっていました。

ノルバディックスの副作用です。

経過観察で良いですとの診断でした。

このようなことがあるのでしょうか?
最初の大学病院では内診で卵巣が縮んでいたことは判っていたはずです。

にもかかわらず、真実と異なる診断を下すことがあるのでしょうか。

私にはオペ件数を増やしたいがために嘘を言ったとしか思えません。

エコー写真も1枚も貰えてないので物的証拠は何もありません。

田澤先生、こんなことあるのでしょうか?

最初にMRIを撮った病院の先生も僕は画像判断出来ないし専門医ではないと逃げていました。

もう怖くて何を信じて良いのかわかりません。

長くなりましたが読んで頂けましたら有難いです。

 

田澤先生から 【回答9】

こんにちは。田澤です。

大変でしたね。

「同日5時間後の別の病院での内診では、「卵巣は縮んでいて癌ではない」と言われ」「その後2ケ所、別の大学病院を受診しましたが、やはり縮んできて癌ではない。最後の病院では3センチになっていました。ノルバディックスの副作用です。経過観察で良いですとの診断」
⇒これは間違いないようです。

「このようなことがあるのでしょうか?最初の大学病院では内診で卵巣が縮んでいたことは判っていたはず」
⇒同日「5時間前」だったわけだから、その筈です。

 しかし「酷い」ですね。
 おそらく「癌が疑わしいと、言ってしまった以上、引っ込みがつかなくなってしまった」のかもしれませんね。
 しかし、(それで手術をするとすれば)「その医師のプライドだけで済まされないこと」です。とても許される事ではありません。
 ♯万が一、そのまま手術をしていたら「病理結果で癌でない」となるわけですから、「卵巣は解らないのだよね。癌で無くてよかったでしょ?」みたいなことを平気で言うのでしょう。
 
 ○願わくば、この1件で「その医師がタモキシフェンを内服して卵巣が腫大することがある」ということを学ぶ機会となれば幸いです。





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