乳がんプラザ|乳がんの手術は東京の江戸川病院乳腺外科|ブログ


[管理番号:562]
性別:女性
年齢:42歳

 
 

質問者様の別の質問

質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。

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管理番号:1129「早期発見の大切さ

 
 

 
 

質問者様の別の質問

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管理番号:883「術後出血」

 
 

こんにちは。

私は去年11月に市の乳ガン検診で右胸に石灰化が見つかり、12月に大きな病院の乳腺外来で再検査を受けました。

超音波、マンモグラフィー、触診でMRIが必要と判断され、MRIも受けました。
その結果、乳ガンの可能性は低いと言うことで半年後に来るように言われました。そして、昨日再検査したところ、石灰化が前とは離れたところに少し増えていて、ガンかもしれないけど、まだ小さすぎて判定できないと言われました。
その石灰化は2ミリほどの範囲にたぶん5、6粒ぐらい集まっていたと思います。
そこの細胞をとって検査すればはっきりするけど、2ミリしかないのでとってしまうとどこに石灰化があったかわからなくなるので、金属を埋めることになると言われました。
その先生は半年後にまた再検査で良いのではないかとおっしゃったのですが、先生ならどう判断しますか?
その先生いわく、まだガンだとしても早期すぎてわからないレベルだというようなことを言われました。半年間、このまま待っていても良いのでしょうか。それとも、金属を埋めてでも細胞の検査をしたほうがいいのでしょうか。

あと、先生が触診と超音波をしてくださったときに、前からあった石灰化部分から細胞がとれそうだからと細胞診をされました。確実にその石灰化部分がとれているかはわからないけど、一週間後にその結果を知らせてくれて、今後を決めましょうと言われました。なんだか不安でいっぱいです。

そして、今日右胸をなにげなく触っていたら、今まで気づかなかったこりこりとした小さなしこり?に気づきました。このしこりは前からあったのでしょうか。昨日の検査ではなにも言われなかったのは、病院側が気づかなかったのか、それとも心配がないしこりだから言わなかったのか、それとも細胞診をしたあとに出来たのか、どれなんでしょうか。

いろいろ、長々とすみません。
お忙しいと思いますが、お返事いただけるとうれしいです。

 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 「半年後に増えた」石灰化ですね。
 「更に経過観察?」とんでもない話です。
 「半年後に増えているのに」また経過観察ならは、「何のための半年後の経過観察でしょうか?」
 その担当医の診療には全く賛成できません。

 世の中には「とんでもない診療がある」ものだと、痛感する「この頃」ですが、今回の診療には心底驚かされました。

回答

「超音波、マンモグラフィー、触診でMRIが必要と判断され、MRIも受けました」
⇒そもそも、この「無駄なMRI」の意味が不明です。
 石灰化の診断にMRI等全く無用です。
 
 ◎この時点で「ステレオガイド下マンモトームST-MMT」すべきです。
 もし、ST-MMTしないのなら(MRIなど全く無意味)経過観察とするしかありません。
 質問者に「ST-MMTの選択肢は与えられたのでしょうか?」
 

「その石灰化は2ミリほどの範囲にたぶん5、6粒ぐらい集まっていたと思います」
⇒半年間に「明らかに、増加」しているのであれば、「癌の可能性が高い」と思います。
 

「そこの細胞をとって検査すればはっきりするけど、2ミリしかないのでとってしまうとどこに石灰化があったかわからなくなるので、金属を埋めることになる」
⇒「そこの細胞をとる」とは「ST-MMT」のことでしょう。
 「金属を埋める事になる」とは「マーカーを留置する」ことをいっていると思います。

 ◎私はこの文章を「自分が怒りで興奮しないように、感情を抑えながら」書いています。
 何処の世界に「小さすぎて解らなくなる」と言う理由で「癌の早期発見を躊躇する」医師がいるのでしょうか?この世も末です。
 「私がおかしいのか、その医師がおかしいのか?」どちらでしょう?
  
 その医師のせいで「今まで幾人もの患者さんが不利益をこうむってきたのか?」とても話にもなりません。

 ○ちなみに「ST-MMT部に金属マーカーを入れる」ことは私はしません。
 ST-MMTをすれば、「その針跡」が超音波で解るのです。(私はマーカーを一度も入れてませんが、一度も苦労した事がありません)『超音波で見える』ので必要無いのです。
 

「先生ならどう判断しますか?」
⇒私ならば、そもそも「去年の12月の時点」で『ST-MMTを勧めた』でしょう。
 勿論「無駄なMRIなどしません」

 さらに、「質問者が、経過観察を希望したとして」
 今回「半年間で明らかに増加」している訳ですから、『当然ST-MMTを強く勧めます』
 ♯私であれば、マーカーなど留置しません。(超音波で、その部位は特定できるのです)
 経過観察など『問題外(犯罪にひとしい)』
 「小さすぎて、診断しない方がいい」なんて、いうセリフ「今の今まで想像した事もありませんでした」
 

「石灰化部分から細胞がとれそうだからと細胞診をされました」
⇒こんな「ふざけた」診療見た事がありません。
 私の常識にはありません。

 「半年間で明らかに増加した石灰化」があれば、「ST-MMT」をするべきです。
 

「今まで気づかなかったこりこりとした小さなしこり?に気づきました」
⇒細胞診による「血腫」だと思います。

◎あまりに「感情が抑えられなくなってしまっている」ので、この位にしておきますが、
 当然、ST-MMTするべきです。
 「半年間の経過観察で石灰化が増加したのに、もう半年間フォローを勧める」とは、どういう感覚でしょうか? 「何のための半年間フォロー? 増加したらST-MMTをするための経過観察の筈」
 
●半年後に「石灰化が増加しても経過観察を続ける」のであれば、それは「経過観察」とは呼びません。 そういうのを「傍観」(かつて流行った「見てるだけ」)というのです。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

お忙しいのに、早速お返事ありがとうございます。

先生のお返事を見て、とても動揺してしまいました。去年12月のMRI検査はなんだったんでしょうか。とりあえず大丈夫だからと、また半年後にと言われてほっとしてしまったのがいけなかったんでしょうか。今行っている病院は私の住んでいる県では一番の乳腺外来だと言われています。先生も話をよく聞いてくれる先生なので、すっかり信用してしまいました。
田澤先生から見て、やはりがんの可能性が高いのでしょうか。半年間も放置してしまって大丈夫なのでしょうか。
ちなみに石灰化がある右胸にはまだしこりはないようです。12月に見えた石灰化部分は今回ほとんど変わっていないように見えました。新しく出来た(実際にはよく見ると12月の時点で3粒ほど、今回は5、6粒に増えていました)石灰化部分は、田澤先生から見たらがんの可能性が高いですか?

来週細胞診の結果が出るので、とりあえずその結果を聞いてから、また考えたいと思います。
ちなみに私の母は25年ほど前に東北公済病院で乳ガンのため両胸をとっていますが、今でもピンピンしています。私もそこで見てもらいたいですが、実家と離れたところに住んでいるためなかなか思うようになりません。

今見てもらっている病院が信用できなかったらどこに行ったら良いかわかりません。
よくわからない文章で申し訳ありません。

もしガンだったとしても、今の時点ではまだ早期と考えていいんですよね?
それだけが心配です。

 

田澤先生から 【回答2】

 こんにちは。田澤です。
 前回の回答で「動揺させてしまった」としたら、すみません。

 これは、医師としての「根本的な考え方の違い」なのです。
 今回は「石灰化」ですが、これを「5mm以下の小さなしこり」や(超音波で所見の無い)「血性乳頭分泌」に置き換えてもいいのです。
 どこまで「早期発見にこだわる」かの問題です。

 それらの所見を「まだ小さいから様子を見ましょう」みたいな「人ごと」のように診療する医師は多いです。
 自分の家族だとしても、「そんな事を言っていられるのでしょうか?」

回答

「田澤先生から見て、やはりがんの可能性が高いのでしょうか。」
⇒「半年間で明らかに増加した」石灰化であれば、「癌の可能性は高い」と思います。(ただ、その画像所見を見ていないのではっきりは言えませんが…)

 ただ「こんな大きさで見つけても同じ」みたいな担当医の考え方に同意できないのです。
 「早期で見つけるチャンス」をみすみす逃す事で「その後の人生を変えてしまう可能性」はあるのです。
 

「半年間も放置してしまって大丈夫なのでしょうか。」
⇒半年間で浸潤癌になる可能性が高いか?と言われたら「可能性は低い」と答えます。
 ただ、「可能性がゼロ」とは言えないのです。
 医師が「判断すべきところ」では無い筈です。
 医師は「可能な限りの力を尽くす」べきだと思っています。
 ♯患者さん側には(経過をみる)選択肢はあるとは思いますが(私は勧めませんが)、少なくとも「医師側に(患者さんの人生を左右する)権利はありません」
 

「もしガンだったとしても、今の時点ではまだ早期と考えていいんですよね?」
⇒私の「石灰化に対するステレオガイド下マンモトーム生検のデータ」があります。
 それでは92%が「非浸潤癌」です。
 ただ8%が浸潤癌(全て早期:1期ですが)である事も忘れてはいけません。

 
 

 

質問者様から 【質問3 検査結果が出ました。】

こんにちは。田澤先生。
いろいろ質問に答えていただきありがとうございます。

先週の検査結果が今日出ました。(細胞診ですが。。)
9割がたがんだろうということで、次にMRI、マンモトーム生検と進むことになりました。
その先生に先にマンモトームしないのかと聞いたのですが、あまりその部分を引っ掻き回したくないと言われました。先にMRIで広がり具合をみてからマンモトームだそうです。
MRIは、今日生理が始まったので、一週間後に決まりました。

私からすると、やっぱり去年12月の時点で分かっていればと思ってしまうのですが、それは今言っても仕方がないことなので、やめておきます。
まだはっきりしませんが、もうがんであると仮定して、いろいろ質問させてください。

2年前の検診では異常なし、半年前に石灰化が増えていて、また経過観察。そして、今回たぶんがんと確定。その間に、ガン細胞が私の体の中でどうなっているのか不安でなりません。
実はここ半年ずっと体調が悪く、いろいろなところを調べたりしていましたが、どこにも異常が見つかりませんでした。そして、3週間前から、背中と腰が異常に痛く(凝りのひどい感じ)、ガンかもと思ってから、まさか転移?と思ってしまって不安でいられません。そのことはまだ担当医師には話していません。

先生からみて、この状況で乳ガンが他のところに転移したりする可能性はありますか?たぶん心配しすぎなんだろうとは思うのですが、やはり心配です。

あと、私の場合、石灰化のみの状況でどのように治療していくのでしょうか。やはり手術で石灰化部分をとるということになるのでしょうか。
なにもわからず不安です。

お忙しいとは思いますが、よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答3】

 こんにちは。田澤です。
 「石灰化らしき部位」からの細胞診で「9割型がん」という結果は「クラス4というよりはクラス5」でしょうか?
 細胞診では結局「確定診断とはならない」のです。

回答

「ここ半年ずっと体調が悪く、いろいろなところを調べたりしていましたが、どこにも異常が見つかりません」「背中と腰が異常に痛く(凝りのひどい感じ)、ガンかもと思ってから、まさか転移?と思ってしまって不安」
⇒これは「癌」とは関係ありません。
 そのような事を危惧しなければならない病状では決してありません。
 

「先生からみて、この状況で乳ガンが他のところに転移したりする可能性はありますか?」
⇒可能性はありません。
 

 担当医が「経過を見よう」としたくらいだから、「当然早期」です。
 転移など考える必要はありません。

 私の「石灰化病変」に対するステレオガイド下マンモトーム生検での診断では92%が非浸潤癌であり、残り8%も殆どが微小浸潤でした。「遠隔転移はおろか、リンパ節転移も一切ありません」
 

「石灰化のみの状況でどのように治療していくのでしょうか。やはり手術で石灰化部分をとるということになるのでしょうか」
⇒これは、「ステレオガイド下マンモトーム生検で非浸潤癌の診断となった」と仮定してですが…

 「MRIは大して参考にならないと思いますが」一応「MRIを確認しつつ」
 ○石灰化の範囲を「マンモグラフィーで想像」して「切除範囲を決定」します。

 その上で「乳房温存+センチネルリンパ節生検」を行います。

 術後は「温存乳房照射のみ」でいいでしょう。(全身療法は不要と予想されます)

 
 

 

質問者様から 【質問4】

こんにちは。田澤先生。
いつもありがとうございます。

昨日もう一度主治医の先生といろいろ話をして、聞きたいことを聞いてきました。やはり、細胞診の結果は9割悪性ということで、ほぼがん確定のようです。来週MRIとその日に針生検を行い、確定したら、手術に向けて進んでいく予定です。

この前お話した、右胸にあらたに気づいたしこりについては、血腫ではないようで細胞診をされました。今は石灰化部分のことより、そちらのしこりの方が心配になってきました。私が気づいたのは1週間前なのですが、やはり前回の診察で先生は気づいていなかったみたいで、もしそれががんだとしたら、どういう風に考えればいいのかわかりません。石灰化のみと思っていたのでごく早期と思っていたものが、手に触れるしこりがあるということはまた話が変わってくるのでしょうか。それとも、主治医や超音波技師が気づかないレベルのしこりならそんなに心配することはないのでしょうか。
さわった感じ1センチはなさそうですが、やはり心配です。
昨日細胞診されたばかりでなんだか痛みもあります。

あと、まだ確定したわけではないのですが、今後の流れについて聞いたところ、手術は全摘になると言われました。石灰化が二ヶ所離れたところにあるからだそうです。(もちろん今からするMRIや他の検査結果をみてからでしょうが。。。)

今の段階では、主治医の先生は、ホントにごく早期だから心配はいらないとおっしゃっています。田澤先生も、今までたくさんの症例をみていると思いますが、やはり私のような石灰化を発見しがんであった方はみなさん手術をして元気になられているのでしょうか。
全摘したら、元の生活に戻るのにどれぐらい時間がかかるのか、まだなにもわかっていないのに不安になってきました。

お忙しいと思いますが、お返事いただけると安心出来ます。

 

田澤先生から 【回答4】

 こんにちは。田澤です。
 「右胸にあらたに気づいたしこりについては、血腫ではないようで細胞診」されたのですね。

回答

「主治医や超音波技師が気づかないレベルのしこりならそんなに心配することはないのでしょうか。」
⇒それらの人たちのレベルがどの程度か知りませんが…

 一般論として、「検診で見逃されるレベル」だとすれば、「癌だとしても、早期」でしょう。
 それにしても、「また細胞診」ですか?「針生検してしまえばいいのに…」と思ってしまいます。
 MRIの前には「針生検したくない」というのは、今一つ説得力に欠けます。通常は「針生検して確定診断が付いた後に、MRIを撮影して拡がり診断をする」筈ですが。
 

「手術は全摘になると言われました。石灰化が二ヶ所離れたところにあるから」
⇒これには注意が必要です。

 「石灰化が二ヶ所離れたところにある」という理由で全摘を勧めるのであれば、『必ず2箇所の組織診断が必要』です。
 今回その内の1箇所だけが「針生検で癌」と診断されただけで、「もう1箇所の石灰化部分も癌と推定」というのは、誤りです。
 
 ○私であれば、ステレオガイド下マンモトームで「2箇所とも」別々に組織を採取し確認します。
 

「今までたくさんの症例をみていると思いますが、やはり私のような石灰化を発見しがんであった方はみなさん手術をして元気になられているのでしょうか」
⇒皆さん。早期であり再発もありません。

 私のステレオガイド下マンモトーム生検(仙台時代)のデータを見てください。トップページの「乳がん検査」の「マンモトーム生検」を参照
 DCIS(非浸潤癌)が92%, そして残り(8%)は浸潤癌とはいえ「殆どが微小浸潤」です。
 心配ありません。
 

「全摘したら、元の生活に戻るのにどれぐらい時間がかかるのか」
⇒すぐに戻れます。

 江戸川病院では(乳房全摘の場合は)「術後2日目で退院」となります。その時点で「腕も普通に動かせる」し日常生活に直ぐ戻れます。退院後2,3日して仕事復帰している方も多いです。
 ♯手術の精度が違うので、一般的には(乳房全摘の場合)1週間程度入院が多いようですが…(その病院では、どうなのか聞いてみるといいと思います)

 
 

 

質問者様から 【質問5 ガン確定しました。】

こんにちは。田澤先生。
いつもお返事ありがとうございます。

先日、MRIと12月に見つかった石灰化部分の針生検をしました。MRIでは12月の時とほとんど画像上は変わっていませんでした。針生検の結果はまだかかるそうですが、先生がすぐに確認してくれて(病理医の診断はまだですが)、やはりガンだと連絡が来ました。次回、2ヶ所目の石灰化部分を針生検します。それで、温存か全摘か決まるみたいです。

覚悟は出来ていたのでショックはそれほどなく、むしろグレーだったものがはっきりしたので、今は一刻も早く検査を終わらせて手術したいと考えています。そこで、またいろいろとわからないことがあり、質問させてください。

1ヵ所目の石灰化部分が、胸の真ん中のかなり奥にあり、針生検もかなり苦労されていました。やはり、表面の方にあるガンより奥の方にあるガンは取りにくかったり、転移?しやすかったりするんでしょうか。あと、2ヶ所目の石灰化部分がガンだったとして、全摘になる場合、乳首はどうなるのでしょうか。全く知識がなくわかりません。

あと、一番気になるのが、針生検の詳しい結果です。私の場合、石灰化だけが唯一の所見でしたが、もし病理の結果で、非浸潤がんではなく浸潤がんとでた場合や、がんのタイプが悪かった場合は、全摘したとしても抗がん剤を使うことになったりするんでしょうか。
抗がん剤のイメージがあまりにも悪くて怖く、やはりできればやりたくありません。
早期で見つかって、再発の可能性もなさそうなのはよくわかっているのですが、やはりいろいろと不安が出てきてしまいます。
他のみなさんとかぶった質問内容だったら申し訳ありません。

よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答5】

 こんにちは。田澤です。
 前回は石灰化部分を「細胞診」して「クラス5?」
 その後に質問者が気づいたしこりを「細胞診」
 その次に(細胞診をした部位を)「(バネ式)針生検?」で「癌確定」
 そして次回には(もう1箇所の石灰化の部位を)「(バネ式)針生検? ステレオガイド下マンモトーム生検?」の予定

○純粋な疑問ですが、『何故、一度に検査してしまわないのでしょうか?』
 そもそも、「石灰化は2箇所」離れた部位にあったわけですから、『同じ日に、2箇所ともステレオガイド下マンモトーム生検をしてしまう』事で済んでしまいます。

 何度も何度も「小出しの検査」は何故でしょうか?私が患者なら「やれる検査は、一緒にしてください」と要求するところですが…

回答

「やはりガンだと連絡が来ました。次回、2ヶ所目の石灰化部分を針生検します」
⇒最初から2箇所ある事が解っているのだから「同時に検査を行うべき」です。

 わざわざ「1箇所ずつ検査している」理由が不明です。
 質問者が「今は一刻も早く検査を終わらせて手術したいと考えています」と考えている訳ですから、同時に検査をしてあげるべきです。
 

「表面の方にあるガンより奥の方にあるガンは取りにくかったり、転移?しやすかったりするんでしょうか」
⇒検査(バネ式針生検)が「やり難い」事は事実です。

 ただし、治療(手術)や「転移」とは全く無関係です。安心してください。
 

「全摘になる場合、乳首はどうなるのでしょうか」
⇒一般的な術式では「乳首も切除」します。

 ただし、「乳頭乳輪温存乳房切除」という術式があります。
 これは「乳房再建を前提」とした術式のひとつであり、「十分早期であること」「病変が乳頭乳輪部と離れていること」「術後、乳頭乳輪壊死のリスクを承知すること」が必須条件です。
 

「病理の結果で、非浸潤がんではなく浸潤がんとでた場合や、がんのタイプが悪かった場合は、全摘したとしても抗がん剤を使うことになったりするんでしょうか」
⇒いろいろなケースを挙げてみます

○非浸潤癌の場合  
抗がん剤の適応は一切ありません(サブタイプ♯が何であろうと)

○浸潤癌の場合
・浸潤径5mm未満 抗がん剤の適応は通常ありません(サブタイプが何であろうと)

・浸潤径6mm以上
 Luminal A ホルモン療法のみ(抗がん剤の適応はありません)
 Luminal B ホルモン療法+抗がん剤(但し、抗がん剤は必須ではありません。あくまでも相談となります)
 HER2タイプ ハーセプチン(分子標的薬)+抗がん剤
 トリプルポジティブ ホルモン療法+ハーセプチン+抗がん剤
 トリプルネガティブ 抗がん剤

 ♯◎サブタイプとは?
 組織検査(針生検や手術標本)などで以下の3点を調べます。
  エストロゲンレセプターの発現(ER)
  プロゲステロンレセプターの発現(PgR)
  HER2蛋白の過剰発現の有無(HER2)
  ⇒これらの組み合わせで
  ●luminal type:(ER陽性、PgR陽性、HER2陰性) ホルモン療法が有効(更に増殖指数Ki67の値が低いAと高いBに分けます)
   ♯luminalA(Ki67低値)ではホルモン療法単独を、luminalB(Ki67高値)には(ホルモン療法に加え)化学療法も行う事が多い
  ● HER2 type:(HER2陽性のもの) ハーセプチンという分子標的薬と通常の抗癌剤の組み合わせを行う
  ●トリプルネガティブ:(ER陰性、PgR陰性、HER2陰性)通常の抗癌剤を行う
  ● トリプルポジティブ:(ER陽性、PgR陽性、HER2陽性)ホルモン療法と分子標的薬と抗癌剤の全てを行う
   ※正式名称はluminal B(HER2タイプ)と言います。
 

★質問者の場合に「抗がん剤の可能性」は殆ど無いと思います。

 
 

 

質問者様から 【質問6 同時再建するべきか】

こんにちは。田澤先生。
いつもありがとうございます。

やっと2ヶ所目の石灰化部分のマンモトーム生検の結果が出ました。1ヵ所目も2ヶ所目も非浸潤がんでした。主治医からは2ヶ所離れたところにあるし、全摘が望ましいと言われました。もしかしたら温存もできるのかもしれませんが、私は全摘を望んでいますのでその方向で手術をお願いしようと考えています。
その時に主治医から、この病院には形成外科がないので同時再建はできない、もししたいなら大学病院を紹介すると言われました。私はまだそこまでは考えていなかったのと、また病院をかわることに抵抗があり、また手術の日も遅れる可能性が高いため(一応今の病院では8月13日に手術予約しています)、決めかねています。

そこで先生に質問です。
再建については少しは自分なりに調べていますので、手術方法などはだいたい分かっているつもりですが、全摘しただけと同時再建も一緒に行った場合の手術後の体の状態の違いは大きいのかどうか、生活の質は変わってくるのか、そこが知りたいです。
今はからだの中の悪いものを早くとって子供達との日常生活に戻りたいと言うのが私の一番の望みなんです。胸の膨らみなどは正直あまり気にしていません。ただ、手術が終わってから、やはり同時再建すればよかったと後悔しないか、それが心配です。

今回は全摘だけして、自分がその気持ちになったら大学病院に行って再建をおねがいすると言うことも出来るようですが、やはり再建するなら同時にやってしまった方がいいのでしょうか。
先生は2・3ヶ月手術が遅れたって大丈夫とおっしゃっていますが、私的には一刻も早く手術したいと考えています。

再建について、教えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答6】

 こんにちは。田澤です。
 「2箇所の石灰化の検査」のために、それぞれ細胞診と針生検を全て別の日(合計4回!)大変ごくろう様でした。

回答

「全摘しただけと同時再建も一緒に行った場合の手術後の体の状態の違いは大きいのかどうか」生活の質は変わってくるのか」
⇒体の状態の違いですが、組織拡張器の留置であれば「それ程大きく」は変わりません。

 異物感とか、内部の組織拡張期を生食で膨らませている分「ツッパリ感」はあります。

 ○ただ、「術後痛みが酷く大変」とか「日常生活に制限がでる」などの事はありません。
 

「生活の質は変わってくるのか」
⇒生活の質という意味では組織拡張期を毎週もしくは隔週で外来通院して「生食注入」してもらう必要があります。

 また皮膚の手入れ(軟膏を塗布したり)も、やや煩雑に感じるかもしれません。

 また、その後再建(シリコンにしろ、自家組織にしろ)や、乳頭乳輪形成など「根気よく通院」が必要となります。
 

「やはり再建するなら同時にやってしまった方がいいのでしょうか」
⇒これは考え方次第です。

 「再建をすること」で手術日程が大幅に遅れるようなら、「再建は後日」でもいいと思います。
 ○浸潤のターニングポイントはいつなのかは誰にもわかりません。

 治療に差し支えるような「同時再建」はお勧めしません。
 

「私的には一刻も早く手術したいと考えています」
⇒その考えには賛成です。

 どうしても「同時再建で無いと嫌」というのでなければ、(浸潤の)リスクを冒してまでも「同時再建に拘る」必要はありません。

 
 

 

質問者様から 【質問7】

こんにちは。田澤先生。
いつもありがとうございます。

同時再建のことでは、いろいろと教えていただきありがとうございました。やはり同時再建はせず、全摘術のみをすることに決めました。一刻も早く病気を治すことを最優先することにしました。

手術前の検査としてPET-CTを受け、主人と一緒に手術説明を聞いたときにその結果を見せてもらったのですが、1ヵ所目の石灰化部分が淡く写っていました。主治医の先生は非浸潤がんなら写らないかもと言っていて意外だなぁとおっしゃっていました。そしてそれを見て、浸潤している可能性もあるとおっしゃいました。それでも十分早期がんだから心配することはないと言われましたが、非浸潤がんだと思っていたものが浸潤しているかもと言われて不安になってしまいました。

また、石灰化部分にはしこりがないと思っていたのですが、エコーではうっすらと見えるみたいでサイズは7,7ミリだそうです。(これは私が無理矢理聞いたら教えてくれました)PET-CTで写ったのは1ヵ所目の石灰化部分だけだったのですが、私が見た感じでは7,7ミリより大きく見えました。境界線ははっきりせず、ぼんやりと写っていました。実は浸潤していてまわりに広がっているのではと不安でたまりません。主治医の先生の言うことを信じて手術に望めばいいと思うのですが、やはり田澤先生に質問してしまいました。やはり浸潤している可能性が高いのでしょうか。7,7ミリより大きい可能性が高いのでしょうか。浸潤径としこりの大きさは違いますよね?私の場合、どういったことが考えられるでしょうか。

質問ばかりで申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答7】

 こんにちは。田澤です。

 「PETで淡く出ているから、浸潤の可能性がある」というコメント事態がナンセンスです。「何の参考にもなりません」
 PETは「非浸潤癌と浸潤癌を区別する、何の意味もありません」

 そもそも、「術前検査で非浸潤癌と言う診断」なのに「PETをする意味がありません」

回答

「境界線ははっきりせず、ぼんやりと写っていました。実は浸潤していてまわりに広がっているのではと不安でたまりません」
⇒乳腺内に写っているのであれば、「非浸潤癌でも矛盾」しません。

 「石灰化を伴う非浸潤癌」が超音波で描出される事は、何ら珍しくもありません。
 

「やはり浸潤している可能性が高いのでしょうか。7,7ミリより大きい可能性が高いのでしょうか」
⇒浸潤している可能性は低いです。

 そもそも「石灰化の範囲も狭く」担当医は当初「半年後に経過をみましょう」となりそうだったはずです。
 このような状況では、「浸潤癌の可能性は極めて低い」筈です。

 もしも、「浸潤癌だった」場合には、担当医の「診断センスを疑う」ことになるでしょう。
 

 ★私の「石灰化に対するステレオガイド下マンモトーム生検での「非浸潤癌の正診率」は93%でした。
 2010年に私が乳癌学会で発表したデータですが、「マンモトームで非浸潤癌の診断142症例中,最終病理診断で132症例が非浸潤癌」でした。
 
 
○質問者も93%の確率で「非浸潤癌」だと思います。
 心配しないで、手術に臨んでください。

 
 

 

質問者様から 【質問8】

こんにちは。田澤先生。
今年6月に石灰化が見つかり、8月に右胸全適し病理結果は非浸潤がんで現在無治療になっているものです。そのせつは不安でいっぱいだった私の相談にのってくださり、乳ガンの治療についても詳しく教えていただき、本当に感謝しています。ありがとうございました。

あれからあっという間に3ヶ月がたち、右胸がなくなった以外は前と全くわからない生活を送っている私です。
先日3ヶ月の検診に行って来ました。検査もなにもなく、傷の具合を見たのと、主治医の先生が右左両方の首、胸辺りを念入りに触診してくださり終わりました。
エコー検査や血液検査などはありませんでした。
次はまた3ヶ月後に同じような検査をし、来年の夏に1年後の検査として健側のマンモグラフィーをしますと言われました。

そこで質問なのですが、術後の検査としてこれは一般的なのでしょうか。それとも私が非浸潤がんだったからこのような検査になっているのでしょうか。
先生の病院では術後どのような検査をしているのか教えていただきたいです。

お忙しいとは思いますが、お返事いただけると嬉しいです。

 

田澤先生から 【回答8】

こんにちは。田澤です。

「非浸潤癌で全摘」これは根治となります。
当然無治療となり、「術後の経過観察は、理論上、対側の検診のみ」となります。
 

「術後の検査としてこれは一般的なのでしょうか。それとも私が非浸潤がんだったからこのような検査になっているのでしょうか」
⇒術後の検診は「医療機関で幅」があります。

 私の印象としては「非浸潤癌で全摘」しているのに「3カ月に1回」は過剰に思います。
 採血は勿論不要です。
 

「先生の病院では術後どのような検査をしているのか教えていただきたいです」
⇒非浸潤癌の場合

①全摘 1年に1回のマンモとエコー
②温存 半年に1回のエコーと1年に1回のマンモ

 

 
 

 

質問者様から 【質問9】

田澤先生、お久しぶりです。
以前562、1129、1168番で質問させていただいたものです。

その節は本当にありがとうございました。

手術からもうすぐ1年になります。
心も体ももとの生活に戻り、すっかり元気にしておりましたが、最近気になる事が出てきたのでまた質問させていただきたいです。

術側の傷跡の少し上に赤くにきびのようなものがひとつできています。
たぶんここ2週間ぐらいで出来たようです。
大きさは一ミリもないぐらいです。
はじめは芯があってにきびのようでしたが、今は芯がなくなり少し薄くなり、よくなりそうな感じもあります。

以前針生検の跡が残っていて心配だと質問しましたが、主治医から心配しなくていいと言われてそのままにしてあります。
場所はそのあたりなのですが、はっきりとはわかりません。
局所再発の可能性はあるんでしょうか。

8月に1年検診があるのでそれまで待つかすぐに病院に行くか迷っています。

もし局所再発だった場合、どのような治療になるのでしょうか。

もう乳腺はないので、皮膚と胸壁を切り取ることになるのでしょうか。

私は非浸潤がんだったのですが、局所再発した場合浸潤がんになることはありますか。

その場合、タイプによってはホルモン治療や抗がん剤ということもあり得るんでしょうか。

全摘した場合は局所再発は極めてまれだと聞きました。
1年も待たずに局所再発することがあるんでしょうか。

少し様子を見ようかとも思うのですが、病院に行くタイミングはどのようなときでしょうか。

芸能人の影響で私の病院もとても混んでいて少しの事で行くのもためらわれます。

質問ばかりで申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答9】

こんにちは。田澤です。

「術側の傷跡の少し上に赤くにきびのようなものがひとつできています。たぶんここ2週間ぐらいで出来たようです。大きさは一ミリもないぐらいです。はじめは芯があってにきびのようでしたが、今は芯がなくなり少し薄くなり、よくなりそうな感じもあります。」
⇒違いそうな印象です。
 

「もし局所再発だった場合、どのような治療になるのでしょうか。もう乳腺はないので、皮膚と胸壁を切り取ることになるのでしょうか。」
⇒大きさにもよりますが、その程度の大きさならば「その部分の皮膚とその直下の筋層をやや大きめ(2cm)位切除する」だけで十分です。

 術後「放射線照射をするか要検討」となります。
 

「私は非浸潤がんだったのですが、局所再発した場合浸潤がんになることはありますか。」
⇒もしも「皮膚に再発したのであれば、それは浸潤癌」ということになります。

 但し、術後1年で「非浸潤癌が浸潤癌として再発」というのはいかにも「ありそうもないこと」という印象です。
 

「その場合、タイプによってはホルモン治療や抗がん剤ということもあり得るんでしょうか。」
⇒そこだけなら・

 局所治療だけ(手術±放射線)で十分です。

 
 

 

質問者様から 【質問10】

田澤先生、こんにちは。

以前石灰化から非浸潤ガンが見つかり、およそ1年前に右胸全摘したものです。
その後無治療になっています。

先日一年検診があり、マンモとエコー検査を受けてきました。
そこの病院では検査技師さんがエコーをするのですが、診察のときにいつも主治医がもう一度エコーしてくれます。

マンモとエコーの画像を見て主治医は異常なしだね?と言ってくれたのですが、その後主治医が触診してくれたときに健側の外側を押されて少し痛いところがあり、主治医もそこを触ったときに違和感があったのかもう一度エコーされて、大丈夫だと思うけど一応細胞取って調べますと言われ細胞針されました。

最近たまにそこがちくっとすることはあったのですが、ホルモンの関係だと私は思っていました。

実はちょうど生理前でかなり胸が張っていてマンモも今までで一番痛く感じ触診のときも少し痛みがありました。

主治医に聞いたところ、しこりはないけど少し黒く写るところがあったから念のための検査です。
大丈夫だということを証明するための検査ですよ。
と言われました。
それでも結果が出るまで心配です。

そこで質問なのですが、生理前で胸が張っているときはエコーで見える画像はいつもと違うものなのでしょうか。
また、主治医が触った感じもいつもとは違う固い感じがするものなのでしょうか。
画像を見せてもらったら平らな黒いものが写っていて、回りにも同じようなものがあったように見えました。
よく覚えていないのですが四角い感じがしました。

主治医はたぶん大丈夫と言っていましたが、
エコーの画像を見れば癌かそうでないかだいたいわかるものなのでしょうか。
昨日針を刺されたせいかまだ痛みがあるのですが、もしこのまま生理が終わっても痛みが引かない場合はやはり悪いものの可能性もあるのでしょうか。
画像を見ていない先生に聞いてもわからないですよね。
すみません。

手術から一年が過ぎ、やっと普段の生活を取り戻してきたのにまた乳ガンだったら…と心配です。
健側に乳ガンが見つかる可能性は5%ぐらいとの記事も読みました。

お忙しいところすみません。
よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答10】

こんにちは。田澤です。

「そこで質問なのですが、生理前で胸が張っているときはエコーで見える画像はいつもと違うものなのでしょうか。」
⇒「生理前で胸が張っている」=「エストロゲンが上昇して乳腺組織(特に間質の線維化)が増生」=「乳管が閉塞して嚢胞形成など」
 上記のように「ダイナミック」に変わります。

 急性の「嚢胞性変化」「乳管拡張」「線維増生によるしこり(腫瘍ではない、ただのfiber)」
 いろいろな変化がでます。

「また、主治医が触った感じもいつもとは違う固い感じがするものなのでしょうか。」
⇒その通り、線維化(fiber)が硬く触れるのです。

「エコーの画像を見れば癌かそうでないかだいたいわかるものなのでしょうか。」
⇒その通りです。

「昨日針を刺されたせいかまだ痛みがあるのですが、もしこのまま生理が終わっても痛みが引かない場合はやはり悪いものの可能性もあるのでしょうか。」
⇒痛みは必ず引くし、(そもそも)『痛みと悪性は全く無関係』です。

 おそらく「乳腺症(上記いずれかの)変化」でしょう。
 御心配なく。

 
 

 

質問者様から 【質問11】

田澤先生、こんにちは。

以前石灰化から非浸潤がんが見つかり、全摘手術をしたものです。
術後の病理結果も非浸潤がんでその後無治療となっています。

術後1年半検診が近づいてきて、数日前にお風呂の中で術側の胸を触って見たところ、小さい米つぶぐらいの大きさのしこりを発見しました。

今日診察してもらったところ、細胞検査をした針跡のあたりらしく、すぐにとりましょうということになり、その場で局所麻酔でとってもらいました。
先生の口ぶりだと局所再発のようです。
まだ病理検査してみないと分かりませんが、すごくショックでした。
しこりは5ミリないぐらいだそうです。

私は手術後針生検の跡が残っていることをすごく気にしていたのですが、先生が大丈夫だというので結局そのままにしていました。
私の胸には2箇所非浸潤がんがあったので、はじめに細胞検査した跡と、その後マンモトーム生検した跡が2箇所あって全てまだ皮膚に残っているんです。
今回しこりができたのは1番はじめに細胞検査をした針跡のようです。

今から出る病理結果が癌であった場合、非浸潤がんなのか、それとも浸潤がんなのか、それはどちらの可能性もあるのでしょうか。
先生は針跡に残った癌が大きくなったから前の癌と同じ性質のはずだとおっしゃっていました。
本当にそうなのでしょうか。
あと、その後どんな治療になりますかと聞いたら、とりきれていなかったらまた追加で切除するが、とりきれていたらあとは無治療と言われました。
このQ&Aを読むと、局所再発した場合は放射線治療をすると書いてあり、本当に無治療で大丈夫なのか不安です。
まだ病理結果が出ていないのでなんともいえないのですが、せっかく非浸潤がんで見つかり、全摘してもう治ったと安心していたのに、不安でいっぱいです。

 

田澤先生から 【回答11】

こんにちは。田澤です。

内容は了解しました。
「針跡からの局所再発」
理屈では解っていても、珍しい事はたしかです。

このケースで重要なのは「今回1箇所で見つかった」とすれば、(この機会に)「全ての針跡は切除してしまう(局麻で簡単にできます)」ことです。
その上で「術後照射が必要か?」ですが…

私が過去のQandAで「局所再発の際には局所治療が重要」なので、「手術での局所切除+放射線照射」が望ましいとしている筈です。
ただし、(今回迷うのは)「何処に出るのか解らない」という状況ではなく、「明らかに針跡」ということです。

つまり、「今回の場所の局所切除+放射線」よりは(この機会に)「全ての針跡を手術的に切除する」ことがより重要だということです。
○その上で「更に放射線照射する」というのは間違いではありません。(ご本人次第でしょう)

 
 

 

質問者様から 【質問12】

田澤先生、こんにちは。

先日の質問にすぐにお返事くださり、ありがとうございました。
先日切除した部分の病理結果が出ました。
そこでまたわからないことがあるので教えていただきたいと思います。

しこりの性質は前とったものと同じものである、しこりは小さいので追加で切除する必要はない、放射線はどうしてもというならするが必要ないと思う(主治医は自分の奥さんでも絶対しないとまで言っていました)などでした。
次は3ヶ月後に診察と言われました。

非浸潤がんなのか、浸潤がんなのかと聞いたら、病理結果にはそれは書いていない、乳管を出ているので浸潤がんになると言われて私は?になってしまいました。
そうなのでしょうか?しこりの大きさは?と聞いても大きさは病理結果に書いていないと言われました。
(主治医が見た感じでは1ミリか2ミリぐらいと言ってましたが…)なんだかスッキリしない気持ちです。

主治医がいうにはとても小さく見つけて切除したので、その後の放射線や治療は必要ないと言うのですが、本当になにも治療しなくていいのでしょうか。
主治医がいらないと言うものを無理にしてくださいとも言えず、そのまま帰ってきてしまいました。

あともうひとつ、これも前から主治医に話しているのですが、術側の全摘した傷の端っこ付近(脇の下の方です)にコロコロと動く5ミリぐらいの少し柔らかいしこりのようなものがあって、主治医には何回か触ってもらっているのですが、心配するようなものではないと思うからそのままでいい、大きくなるようならとる、と言われています。
私は超音波で見て何かわからないんですか?と聞いても見てもわからないと言われて…大きくなって行くようなら癌かも…のようなことを言われて心配でたまりません。
どうしても心配ならとってもいいけど、主治医は違うと
思うと言うのでそれ以上何も言えなくなってしまいました。
これは癌じゃなかったらなんですか?と聞いたら、リンパかなぁと言っていました。
私がいろいろと心配しすぎなのでしょうか。
私は乳腺の専門家な訳でもないし、主治医に言われたことを受け入れるしかないのでしょうか。
他の病院で他の先生の意見を聞いてみた方がいいのでしょうか。
もうどうしたらいいのかわかりません。

 

田澤先生から 【回答12】

こんにちは。田澤です。

ここで強調したいのは、(私が再三コメントしているように)「物事をブラックボックス」に入れて『何がなんだか解らないけど不安!』としないことです。
物事は(しっかり理解して)「できるだけシンプルに捉える」ことです。

今回も「明らかに針の通り道部分の皮膚の再発」なのです。
その部分を切除(それなりにきちんと取れば)することが最も重要なことです。

ただし、(前回の回答で示した様に)「2箇所あるのであれば、この機会にもう1箇所を切除」することは「極めて正当」なことです。

「その後の放射線や治療は必要ないと言うのですが、本当になにも治療しなくていいのでしょうか。」
⇒前回、回答した通りです。

 (前回、回答の抜粋)
 私が過去のQandAで「局所再発の際には局所治療が重要」なので、「手術での局所切除+放射線照射」が望ましいとしている筈です。
ただし、(今回迷うのは)「何処に出るのか解らない」という状況ではなく、「明らかに針跡」ということです。

つまり、「今回の場所の局所切除+放射線」よりは(この機会に)「全ての針跡を手術的に切除する」ことがより重要だということです。
○その上で「更に放射線照射する」というのは間違いではありません。(ご本人次第でしょう)

「主治医には何回か触ってもらっているのですが、心配するようなものではないと思うからそのままでいい、大きくなるようならとる」
⇒この主治医は「太い肝っ玉」をもっているようです。

 通常なら、「局所再発」が現実に起きた以上、(大丈夫そうだとは思っても)「患者さんへの申し訳ない気持ちと、不安になる気持ちを想像して」何とか対処するべきだと思います。

 ○具体的には…
  マンモトームしてしまえば、解決する話です。(私であれば、その部分をマンモトームで削ってしまいます。)





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