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石灰化広範囲 浸潤(乳管内進展あり)

[管理番号:5917]
性別:女性
年齢:30歳
こんにちわ。
石灰化が広範囲にあり、ステレオガイド下マンモトーム生検をしたら浸潤癌がみつかりました。
先生のお話では非浸潤癌が広範囲にひろがりところどころで浸潤がある。
広範囲のため全摘がいい。
この6㎜以外にも浸潤があるだろいなということで、こちらのQでも田澤先生の答えもそうなので覚悟はしています。
114回のコラムで全摘=乳腺のひろがりがひろいとリンパ転移しやすいと読みました。
今週のコラム 114回目 「リンパ節転移があるから手術はできない(術前化学療法を強制)」されたが、「手術先行」を希望されて当院で手術を受けるケースが多いことがこの数値(cN1/cN2 48症例)の高さに表れている
全摘出の場合のリンパ転移の確率が50パーセント弱で不安になりました。
私は浸潤小さくても範囲が広いため全摘出なのですが、
私はリンパ転移してる確率が高くなるのでしょうか?
しこりを形成はしていないため初期だと安心していたのですが、
違うのでしょうか?
先生の石灰化でみつかる場合20パーセントくらいが浸潤しているとかかれていましたが、そのうちリンパ転移している人は何人くらいいらっしゃるのでしょうか?
リンパ転移していた場合、浸潤が小さくてもステージ2になると思いますが、その場合の予後はステージ2で腫瘍か
2センチ以上の場合とかわらないのですか?
わかりにくい説明ですみません。
じたばたしても仕方ないことはわかってますが、やはり不安です。
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
今週のコラムで書いた全摘には「非浸潤癌で広いため全摘」と「浸潤癌として広いため全摘」が当然混じっています。
前者と後者では、進行度は全く異なる事は、想像していらっしゃるとおりです。
「しこりを形成はしていないため初期だと安心していたのですが、違うのでしょうか?」
⇒初期です。(上記コメントどおり)
「先生の石灰化でみつかる場合20パーセントくらいが浸潤しているとかかれていましたが、そのうちリンパ転移している人は何人くらいいらっしゃるのでしょうか?」
⇒何か、勘違いされていますね?
 トップページの「乳がんの検査」⇒「マンモトーム生検」を見れば、「石灰化でST-MMTをした人の8%が浸潤癌」だと記載しています。
 それらの浸潤癌で「リンパ節転移が見つかるケース」はかなり少ない(私の感覚では3%以下)