乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:5731]
性別:女性
年齢:73歳

先生の的確なお答えに、いつも勇気を貰っております。

73歳の母の事なのですが、8月半ばに市の検診にて、右胸カテゴリー5で、乳腺外科に受診いたしました。

その後、大学病院に転院し、術前に受けたMRIやCTで遠隔転移は見られなかったのですが、脇のリンパ節転移が見られた為にステージ2bとの事で、10月終わりに、右胸全摘手術を受けました。

今週病理結果が出まして、右胸小葉癌、ルミナルA型、グレード1、ki67 4%でしたが、リンパ節転移が29/34あり、ステージ3cになるとの事でした。
現在は術後抗がん剤の話をされています。
その後ホルモン治療と放射線治療は必須だそうです。

年齢の事もあり、抗がん剤は積極的には勧めませんが、やった方が10%再発リスクが下がると話をされました。

田澤先生の今までの質問をみますと、70代の抗がん剤はあまり効果が無いことと、ルミナルAなら尚更抗ガン剤の効果は期待できないとの事でしたが、リンパ節転移が多いため、抗がん剤を断る勇気も出ず、返事は保留にしています。

質問なのですが、リンパ節の転移がこんなに多くても、年齢を考慮して抗がん剤はしなくてもいいのでしょうか?
よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「70代の抗がん剤はあまり効果が無い」
⇒これは勘違いです。

 私が言っているのは「70歳以上では術後補助療法としての抗癌剤のエビデンスが無い」ということです。

「リンパ節の転移がこんなに多くても、年齢を考慮して抗がん剤はしなくてもいいのでしょうか?」
⇒これは悩みます。

 微妙なことですが…
 私の感覚では(80歳に近い)70代後半ならば、「一切抗癌剤の話はしない」のですが、「73歳でリンパ節転移29個」となると… (人間の感覚は「とっても微妙」なのです)
 抗癌剤の話は一応します。

 ただ、「ご本人が消極的」ならば、即「ホルモン療法」でいきましょう。としてしまいます。(ここは家族ではなく、あくまでも「ご本人のモチベーション」が重要)
 
★リンパ節転移は確かに「予後因子」ですが、「ルミナールA」では「抗癌剤の効果があるのか?」疑わしいとは思います。
 ここは「リンパ節転移自体はあくまでも局所」であり、単純に「リンパ節転移は放射線による局所療法が重要」と割り切ることもできます。
 あくまでも「ご本人のモチベーション」に任せましょう。





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