乳がんプラザ|乳がんの手術は東京の江戸川病院乳腺外科|ブログ


[管理番号:3568]
性別:女性
年齢:51歳

田澤先生いつもこちらのサイトを拝見させていただいております。
先生の患者さんに対するお答えや対応を拝見させていただいていると、私がもし近くに住んでいたら、今すぐに先生に診ていただきたいと強く思ってしまいます。
大変お忙しいとは存じますが、幾つか質問させて下さい。

〈経過〉
6/(上旬) 左乳房全摘 大きさ29ミリ 断端陰性
浸潤性乳管癌 硬癌 ステージ2A
サブタイプ ルミナールA
ER50% PgR(-) HER2(ー)
核グレード2 Ki67 18% 増殖力 遅い
センチネルリンパ節転移なし
入院前のPETにて遠隔転移なし
7/(上旬)~TC療法行い9/(上旬)8で終了予定(3週に1回4クール)その後アナストロ
ゾール5年間内服の予定です(最終月経2016.1.1)

〈質問1〉
化学療法1回目終了した頃、左の鎖骨下に楕円形のしこりとその少し横に円形のしこりを触れました。
ひとつは2センチひとつは5ミリほどの大きさでグリグリとよく動きます。

主治医に診ていただいたところ触診で心配ないと言われましたが、どうしても気になり翌日もう一度診察してもらいに行きました。

先生はかなりご立腹の様子でしたが、エコーで診てもらい、「線維腺腫だから気にしないでください」と言われました。

いつも全摘した部分と左鎖骨から頸部にかけてチクチクとした痛みがあり、再発もしくは元からあったの
に見落とされてしまい、癌または葉状腫瘍ではないかと不安です。

先生の口調や態度から
組織をとって調べて欲しいとは
とても言える雰囲気ではなく放っておいていいものなのか心配でなりません。

〈質問2〉
現在の病院に紹介される前のクリニックでは、her2が2+でしたがオペ後はマイナスでした。

疑問に思い主治医に聞いたところオペのものが最終診断になるからと言われました。
her2+になる人は全体の20%しかいないしとも言われました。
オペ前とオペ後の結果が乖離していて心配です。
fishのことも言いましたが、これが最終診断だからと言われ取り合ってくれません。

田澤先生のお考えをお聞かせくだされば有難いです。
また主治医は怖く、今後治療をしていく上で不安です。
先生に診ていただく事は可能ですか?

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

率直な感想として「何故、ルミナールAなのにTCを行ったのだろう?」と感じました。

「左の鎖骨下に楕円形のしこりとその少し横に円形のしこりを触れました。ひとつは2センチひとつは5ミリほどの大きさでグリグリとよく動きます」「線維腺腫だから気にしないでください」
⇒鎖骨下というのは具体的にどの辺の位置なのでしょうか?

 もしも乳腺の端ならば「全摘時の取り残し」ということになってしまいます。
 そもそも「線維腺腫」は乳腺から出るのだから、「気にするもしないも、全摘時に(乳腺の一部として)一緒に摘出すべきもの」です。

 「皮下腫瘍(脂肪腫など)」ではないでしょうか?
 ○乳腺全摘しているのに、「癌や葉状腫瘍が出る筈がない(どちらも乳腺から発生するからです)」と思います。

「her2が2+でしたがオペ後はマイナスでした。」
⇒マイナスでいいと思います。

 重要なのは(術前、針生検での)HER2が(3+ではなく)「2+であった」と言う点です。
  (3+であれば、問題となりますが)2+の場合は、見なおすと陰性(1+など)だったというケースは良くあることです。(1+と2+の境界は病理医によって曖昧なのです。
  その意味で手術標本で陰性であれば、(術前3+とは異なり)術前2+は気にしなくてもいいです。

「主治医は怖く、今後治療をしていく上で不安です。先生に診ていただく事は可能ですか?」
⇒可能です。

 ただし、2016年1月が最終月経であればTC後は暫くタモキシフェンの方が妥当です。 (アロマターゼインヒビターは最終月経から1年以上は空けるべきです)
 2017年になってから、E2(エストラジオール)を測定して確認してからに(アロマターゼインヒビターへの変更は)すべきです。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

先日は早々にお返事をいただきありがとうございました。
先生はかなりお忙しいと拝察しますが、お返事をこんなに早くに頂き本当にありがたいです。
先生のような方が近くの病院にいらしたらすぐにでもとんで行きたいです。

前回の質問で、しこりが鎖骨のどの辺りかとのことですが、左の鎖骨の尾部のすぐ下で、鎖骨に隠れてしまっていることもあります。
今回の抗がん剤を行うときの診察で、事前に看護婦さんを通して再度鎖骨のしこりのことを確認しましたが、先生からは返答をいただけませんでした。

線維腺腫とのことなのでしょうか。

TCのことですが、主治医から抗がん剤による上乗せしてを示され、やるかやらないか聞かれ、私が希望しました。
ルミナールAとの診断でしたが、ER50%で強陽性だが、PRGマイナスが気になる、できる治療はやりましょうとのことで、先生の言葉からは抗がん剤もホルモン剤もあまり効果がないかもしれないとの印象を受けました。
her2もマイナスですし、トリプルネガティブに近いのでしょうか?治療が始まり少しづつ前向きになっていましたが、また不安になっています。

2回目のTCの後酷い蕁麻疹と発熱、胃痛でその後からデカドロン、アレグラ、タケプロンの内服にジーラスタ皮下注しています。

先生の診察を希望します。
もともと乳腺全摘しているのだから線維腺腫とはやはりおかしいのではと思います。

どんどん不安が募りどうしていいかわかりません。
私は(甲信越)○○に住んでおりこのまま経過を見て手遅れなんてことにならないかどうか心配です。

紹介状がなくても診察は可能ですか?大変失礼なメールお許し下さい。

よろしくおねがいいたします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「トリプルネガティブに近いのでしょうか?治療が始まり少しづつ前向きになっていましたが、また不安」
⇒ERが50%もあれば、「立派なルミナール」です。

 ホルモン療法は当然効きます。
 「先生の言葉からは抗がん剤もホルモン剤もあまり効果がないかもしれないとの印象」を与えるようでは、その担当医に問題ありです。

「しこりが鎖骨のどの辺りかとのことですが、左の鎖骨の尾部のすぐ下で、鎖骨に隠れてしまっていることもあります」
⇒「鎖骨に隠れる」のであれば、やはり「乳腺では無い=線維腺腫でもない」ように感じます。

 ちなみに、そのシコリはリンパ節ではありません。
「鎖骨下リンパ節」は余程大きくなっても「体表から触れる事は無い」ので心配ありません。
 やはり印象としては「脂肪腫など皮下腫瘍」です。

「紹介状がなくても診察は可能ですか?」
⇒大丈夫ですよ。

 鎖骨下の「その腫瘍が何であるのか?」
 おそらく、超音波だけでも解ると思いますし、(必要なら)組織診してもいいわけです。

 
 

 

質問者様から 【感想3】

いつもお忙しい中を早々にお返事をいただき、ありがとうございます。

先生はかなりお忙しいはずですのに、本当に感謝申し上げます。

早速江戸川病院さんに電話をして予約します。

ありがとうございました。

 
 

 

質問者様から 【質問4】

先生いつもお忙しいのに、本当にありがとうございます。
乳癌になってしまったことはとても不幸なことでしたが、乳癌プラザのおかげで田澤先生という素晴らしい先生に出会えた事、とても有難い事だと感謝しています。

先生がとてもお忙しい方と分かっていながら、再度質問させていただく事、本当に申し訳ありません。
お許しください。

前回先生からお返事を頂き、早速江戸川病院さんに予約を入れました。

そこで1つ質問をお願いします。

9/(上旬)に4回目のTCを無事終えました。
日常生活は倦怠感、微熱が続いていて、1日ベッドに横になっています。

最近、左乳房全摘した辺りを含め鎖骨(しこりのあるところも含め)、
肩、腕、首その周辺に鈍痛が続いています。
しこりが原因で痛みがあるのか、断端陰性が間違いで、癌が転移してしまっているのではないかと心配です。
他の部位の関節痛、痛みはありません。
先生の診察までまだ
一月以上あり、再度質問をしてしまいました。
すみません。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

「最近、左乳房全摘した辺りを含め鎖骨(しこりのあるところも含め)、肩、腕、首その周辺に鈍痛が続いています。しこりが原因で痛みがあるのか」
⇒それはありえません。

 症状から普通に考えると、左側手術による「左右のバランス、腕の挙がりの問題」でしょう。
 「腫瘍が原因で痛くなる」という発想そのものが誤りなのです。

「断端陰性が間違いで、癌が転移してしまっているのではないかと心配」
⇒皆さんが心配される事は承知していますが…

 我々からみると「癌が原因ではない」ことは明白です。

 
 

 

質問者様から 【質問5】

先日はお忙しいところ診察して頂き、ありがとうございました。
鎖骨下のしこりを診て頂いた者です。

診察の結果、線維腺腫ではない。
悪いものではないが、気になるような
ら取ってもいいとの事でしたが、もし取ることになれば先生にお願いしたいと思うのですが、よろしいでしょうか?
また、現在トレミフェン内服中ですが、両足の筋肉痛、関節の痛みが酷いですが、薬の副作用と考えて良いでしょうか?
お忙しいところすみません。

 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。

「悪いものではないが、気になるようなら取ってもいいとの事でした」
⇒その通りです。

 診察時に御話ししたように、あれは「皮下の結節」です。
 リンパ節でも乳腺(線維腺腫は乳腺にできます)でもありません。
 おそらく「脂肪腫など筋膜にできる軟部腫瘍(悪性の可能性は100%ありません)」です。
 

「もし取ることになれば先生にお願いしたいと思うのですが、よろしいでしょうか?」
⇒それは構いません。

 悪性では「100%ない」ことは、診察時にお伝えした通りです。
 ただ、気になるなら「局所麻酔下に摘出」してしまえば簡単です。

「現在トレミフェン内服中ですが、両足の筋肉痛、関節の痛みが酷いですが、薬の副作用と考えて良いでしょうか?」
⇒まさに、その通りです。

 
 

 

質問者様から 【質問6】

その節は大変お世話になりました。
鎖骨の下のしているシコリをみていただいた者です。

お忙しいところすみません。
再度質問があります。
よろしくお願いします。

昨年12/(下旬)に全摘した傷口の2センチぐらい上にニキビの様なものができました。
膿とともに白い塊が出て徐々に小さくなっていますが、ニキビが治りかけの様にまだ小さくしこっています。
そうこうするうちに、今度は同側の脇の下に同じ様なニキビの様なものができました。
少し膿のようなものが出ましたが、まだ赤みがあり同じ様にニキビが潰れた後の様な小さなしこりがあります。
日に日に小さくなっている様には思います。
また全摘した方の胸に痒みのある湿疹ができては消えたりしています。

1/(上旬)に現在かかっている病院に電話をしたところ、看護師から、1週間様子をみてくださいと言われました。
1週間経たないうちに2個目ができたので再度電話をしました。
看護師が確認して診察が必要かどうか判断します、と言われみてもらいましたが、表面に出来ているものだから、様子をみてくださいと言われ、Dr.には診てもらえませんでした。

また右の臀部と大腿の足の付け根に5ミリくらいの小さな石の様な硬いしこり?があります。
今回の乳癌と何か関係があるのでしょうか?現在かかっている病院は大きい病院なので、今までの経験から言って見てもらえるかどうか?一般の外科に行き診てもらっったってほうがいいでしょうか?
次回の診察は2/(中旬)です。
それまで様子をみていて大丈夫でしょうか?

 

田澤先生から 【回答6】

こんにちは。田澤です。

気になる気持ちは解りますが…

「毛嚢炎や粉瘤」などの皮膚にできる「しこり」だと思います。(あまり気にしない様にしましょう)

「また右の臀部と大腿の足の付け根に5ミリくらいの小さな石の様な硬いしこり?があります。」「今回の乳癌と何か関係があるのでしょうか?」
⇒全く無関係です。

「一般の外科に行き診てもらっったってほうがいいでしょうか?」
⇒そんな部位に「悪いもの」はでませんのでご安心を。

「次回の診察は2/(中旬)です。それまで様子をみていて大丈夫でしょうか?」
⇒全く問題ありません。

 皮膚表面を気にし過ぎているようです。
 暫く「気にしない」ようにしてはどうでしょうか?

 
 

 

質問者様から 【質問7】

いつも乳癌プラザをみては、同じ病と闘ってる皆さんや、先生のコメントを拝見し励まされています。
ありがとうございます。
再度質問お願いします。
お忙しいところ申し訳ありません。

現在トルミフェン内服中で、前回全身の筋肉痛や関節痛は薬の副作用だと先生からお返事頂きました。
今も相変わらず同じような症状続いています。
先日定期の受診で、主治医に上記のような症状について質問したところ、この薬ではこのような副作用はないと言うような言い回しで、
首を傾げていました。
最近では手指関節の強張りも出現してきました。

ネットなどでトレミフェンについて調べていたところ、筋肉痛や関節痛と記述されているものがなく、不安になりました。
先生にお返事を頂いているのにも関わらず再度同じ質問をしてしまい申し訳ありません。
主治医からは、次回は5月にエコーをしますといわれました。
昨年の6月に左乳房全摘、TC後10月下旬からトレミフェン内服開始、11月の採血で腫瘍マーカーは基準範囲内、CKやCaも基準内と言われました。
あまり辛いなら内服中断しますかと言われました。
また運動など身体を動かしましょうとも言われました。
痛みはあっても内服は続けていきたいと思っています。
また採血など定期的な検診はどのくらいの間隔でやって頂いた方が安心なのでしょうか?
施設によって違うようですが、田澤先生のご意見頂ければ有り難いです。

よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答7】

こんにちは。田澤です。

ホルモン療法による副作用は、その薬そのものによるものと、それが更年期症状を引き起こす事による症状とあります。
「全身の筋肉痛や関節痛」は後者のものです。

「採血など定期的な検診はどのくらいの間隔でやって頂いた方が安心なのでしょうか?」
⇒何度かQandAで回答していますが、

 3カ月に1回通院しているわけだから、(その間は)
 1.3カ月に1回の診察エコー
 2.3カ月~6ヵ月に1回の採血
 3.1年に1回のマンモグラフィー

 
 

 

質問者様から 【質問8】

忙しいところいつもありがとうございます。

質問よろしくお願いいたします。

6月に左乳房全摘、その後TC行い現在トレミフェン内服中です。
ここのところ腰の右側や右足の付け根付近が痛みます。
夜右側臥位にはなれません。
我慢出来ない痛みではありませんがいつもズキズキしたような痛みがあります。
まだ一年も経っていないのに再発ではないかと心配しています。
2月の診察の際主治医に伝えましたがスルーされてしまいました。
次回の診察は5月です。
それまで様子をみていてもいいものか悩んでいます。
先生のご意見頂ければありがたいです。
よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答8】

こんにちは。田澤です。

通常、ホルモン療法中に関節(腰や股関節、膝など)痛が出現すると、「ホルモン療法の副作用」を考えます。
更に、今回「左乳房全摘」で「右半身の腰や股関節」となると、「身体のバランス」も(原因として)疑います。

「腰の右側や右足の付け根付近が痛みます」
⇒上記のように「ホルモン療法の副作用」と「乳房を全摘したことによる(一次的な)身体のバランスの不均衡」をまずは考えましょう。

 ただ、「何が原因であれ」日常生活に支障がでているのだから整形外科を受診してみましょう。
 ご本人が心配されているのが「骨転移」だとしたら、通常の単純レントゲンでわかります。
  ♯どうしても「単純レントゲンで紛らわしい」際にはMRIを撮影すれば良いのです。





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