乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:4488]
性別:女性
年齢:42歳

友達が乳癌になったり、芸能人の報道があったりで不安になり年に2回のエコー検査と年に1度のマンモグラフィーを受けています。

現在私は妊娠8ヶ月になります。

先日、エコーを受けたところ良性の嚢胞があると言われました。

先生によると、「今は明らかに良性の嚢胞も将来どうなるかまでは保証できないから半年後に再検査を受けるよう」「大きくなっていたら詳しい検査をするが、現時点では経過観察」だと言われました。

前回に受けたマンモとエコーでは嚢胞やしこりなどの指摘はありませんでした。

里帰り中のため2つの病院は違う病院です。

(1つは里帰り先のクリニック、もう1つは乳腺科です)

今回、突然、嚢胞があると言われてクリニックではあまり質問できませんでした。
不安で仕方ありません。

インターネットで調べても詳しくは分からないため教えてください。

質問1.嚢胞と言うものは現時点では良性でも、いずれ悪さをするような怖い病気なのでしょうか?
質問2.現時点では良性と言われていても半年後や1年後の再検査で大きくなって乳癌になるケースもあるのでしょうか?
質問3.半年で急に嚢胞ができたので、早いスピードで悪くなっているのではないかと不安です。
すぐにでも専門家に診てもらうべきなのでしょうか??
質問4.嚢胞は何故できるのでしょうか?
質問5.嚢胞があっても出産後は赤ちゃんに授乳は可能なのでしょうか?

折角、明るい気持ちで出産を控えていたのに、身体に「嚢胞」といういつか癌になるかも知れない爆弾を抱えてしまったみたいで恐怖でいっぱいです。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「年に2回のエコー検査と年に1度のマンモグラフィーを受けています。」
⇒この検査頻度は理想的です。(可能な限り継続しましょう)

「今は明らかに良性の嚢胞も将来どうなるかまでは保証できない」
⇒私が「最も嫌いな言葉」です。

 このQandAでも再三コメントしているように「良性は未来永劫良性だし、悪性は最初から悪性」なのです。
 それを(自分の診断に自信がないからといって)(もしも、誤診であっても言い訳ができるように)「保険をかけるような」コメントということです。

「質問1.嚢胞と言うものは現時点では良性でも、いずれ悪さをするような怖い病気なのでしょうか?」
⇒違います。

 嚢胞とは「正常乳管が(詰まることで)内容液が貯留して袋状に拡張」しただけの話です。
 「未来永劫」癌にはなりません。

 ♯『今週のコラム 51回目 嚢胞内腫瘍 これは嚢胞ではありません』を参照してください。
  その医師が(自分自身の診断について恐れているのは、おそらく)「(実は)嚢胞ではなく、嚢胞内腫瘍の可能性もあるのではないか?」というものでしょう。

「質問2.現時点では良性と言われていても半年後や1年後の再検査で大きくなって
乳癌になるケースもあるのでしょうか?」

⇒ありません。

 嚢胞は「正常乳管」です。癌とは無関係です。

「質問3.半年で急に嚢胞ができたので、早いスピードで悪くなっているのではないかと不安」
⇒完全な勘違いです。

 「嚢胞」は「正常乳管が詰まる」ことで簡単にできます。
  ♯ 生理前や妊娠授乳期には、頻繁にできたり消えたりします。

「すぐにでも専門家に診てもらうべきなのでしょうか??」
⇒不要です。

「質問4.嚢胞は何故できるのでしょうか?」
⇒正常乳管が「詰まる」ことでできるのです。

 「詰まる」原因としては
 1.(家庭の排水溝を想像すれば解るのですが)内部の液体がドロドロとなることにより「中から」詰まる場合と、
 2.(乳腺症の際のように)周辺の線維成分が増生し管を「外から」圧迫して詰まる場合の両方があります。

「質問5.嚢胞があっても出産後は赤ちゃんに授乳は可能なのでしょうか?」
⇒全く問題ありません。

「身体に「嚢胞」といういつか癌になるかも知れない爆弾」
⇒全くの「取り越し苦労」です。
 今すぐ「忘れ」ましょう。





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