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オンコタイプの中間リスクにおける抗がん剤の効果について

[管理番号:5212]
性別:女性
年齢:32歳
こんにちは、いつも参考にさせていただいております。
現在、早期乳がんの治療中で、6月中旬に手術を終え、術後治療を開始するところです。
Ki67が42だったこととグレードが3だったことから、オンコタイプdxを行ったところ、23の中間リスクでした。
医師からは明確な意見はなく、「微妙な結果になっちゃったけど、どうする?」と言われました。
私は中間リスクではあまり抗がん剤の効果がないことから、抗がん剤は受けないことにしたのですが、今さら医師の言葉が不安になってきてしまいました。
以下、病理の結果およびオンコタイプの結果です。
大きさ: 11mm x 13mm x 15mm
EgR: 99.7% (生検)
PgR: 83.8% (生検)
Her2: 1+ (陰性) (生検)
Ki67: 41.2% (生検)
Grade: 2 (生検)→ 3 (術後)
ノッティンガムスコア: 6 (生検)→8 (術後)
ly(-)
v(-)
センチネルリンパに0.7mmの微小転移あり(術中迅速診断では転移認めずでしたが、術後病理検査で判明)、追加郭清はしませんでした。
オンコタイプDXの結果
RS: 23 (中間リスク)
EgR: 9.9 (陽性)
PgR: 6.9 (陽性)
Her2: 8.7 (陰性)
このまま、抗がん剤はせずに放射線のあと、リュープリンとタモキシフェンでいこうと思うのですが、どう思いますか?
先生の意見を聞かせてください。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
メール内容を読みました。
せっかくOncotypeDXしたのだから、(RSの値だけでなく)e」と「Tam +Chemo」の数値をみてください。
(もしも数値の記載がなくても)グラフから容易に「その値」をしることができます。それが「上乗せ」です。 おそらく2-3%ではないでしょうか?(それで判断すべきです)
ただし、その数値なら(私なら)化学療法は不要と思います。
「このまま、抗がん剤はせずに放射線のあと、リュープリンとタモキシフェンでいこうと思うのですが、どう思いますか?」
⇒勿論、それでいいのです。
 この結果で化学療法を選択したとしたら「何のためのOncotypeDX?」となってしまいます。