[管理番号:6255]
性別:女性
年齢:38歳

はじめまして
5歳、2歳の子供がいます。

母乳の出が悪く、ほぼ授乳はしていません。

1月末に乳房のしこりと痛み、乳頭分泌液があったので診察を受け、マンモグラフィー、エコー、CT、細胞診、血液検査をして乳瘤と言われました。

そこの病院では排乳の処置出来ないと言われ、乳腺専門医のいる病院へ行きました。

しかし、検査結果待ちの間に悪化し自壊してしまいました。

その2週間後、診察を受ける前に乳房の大きさの違いに気づき、自壊した所とは違う場所にくぼみとしこりを見つけました。

診察前の血液検査では炎症以外の数値に問題は無く、2週間後に再びエコーの予約を取りました。

同じような所に乳瘤があるとは言われていましたが、前回の診察から2週間で乳腺炎?以外のものになることはあるのでしょうか?

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

最初に、このメールを読んで「いきなりCTを撮影???」と驚きましたが…

最後までメールを読んで完全に理解しました。
★結論からいうと…
 「肉芽腫性乳腺炎」です。

(そう考えると)以下の全ての疑問が解決します。
1.最初の病院でCTを撮影しているのは「もしかして乳癌かも?」と疑われたからと思われる。(肉芽腫性乳腺炎は「それを知らない医師」からは乳癌?と疑われることが多い)
2.自壊した
   ⇒乳腺に炎症が起こるのは「授乳期の鬱滞性乳腺炎」か「陥没乳頭に伴う乳輪下乳腺炎」か、この「肉芽腫性乳腺炎」しかありません。(前の2つは質問者には当て嵌まりません)
3.自壊した所とは違う場所にくぼみとしこり
   ⇒複数個所に「しかも、急に」シコリを形成することが肉芽腫性乳腺炎の特徴です。
4.付け加えるならば…
   圧倒的な「経過の早さ」です。
   それこそ突然、「何これ?」というシコリが出現します。(今まで無かった場所に突然できるので「今回の質問者のように」大変驚くのです)

「同じような所に乳瘤があるとは言われていました」
⇒残念ながら…
 その医師が「正しい診断」に至る可能性は殆ど無さそうです。(「乳瘤が感染」など馬鹿馬鹿しい)

「前回の診察から2週間で乳腺炎?以外のものになることはあるのでしょうか?」
⇒その医師がいうような「炎症」は乳腺には行いのです。(授乳期か陥没乳頭以外には)

 簡単に「菌が入って炎症を起こしている」みたいな言い方をするようですが、乳腺には「理由も無く感染は起こらない」のです。
 

このサイト内で「肉芽腫性乳腺炎」で検索すると(「今週のコラム」にも「QandA」にも多数でてきます)、質問者のケースに良く当てはまることが解るでしょう。

○次回受診時に「これって、肉芽腫性乳腺炎ではないですか?」とその医師に聞いてみましょう。(「ネットで見て」などと言うと、その医師は憤慨するかもしれないので「知り合いの医師に相談しなら」とした方が、その医師のメンツも保たれそうです)
正しい治療がなされることを願っています。





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