乳がん手術は江戸川病院・東京

[管理番号:2027]
性別:女性
年齢:41歳

こんばんは。

8/20に会社の健康診断を受診。
オプションで付けたのはエコー検査。

9月中旬に検査結果と共に乳腺外科への紹介状が同封されて来ました。

10月中旬に健康診断を受けた所とは別の病院にて再検査←エコーとマン
モグラフィー。

説明を受ける時にエコー写真を見ながらだった為、名称など言われなかったのか聞き取れなかったのかは不明ですが、「この黒い部分が本来なら綺麗な楕円形じゃないといけないのに歪になっているので、詳しく調べましょう」と11月上旬に細胞診検査を、11月下旬にマンモトーム生検を受診。

今週結果が出て、乳がんだと言われ、そのまま部分摘出か全摘の手術を勧められました。

その際「管内にガン細胞は見受けられるが、転移を調べるのに喘息持ちでは造影剤が使えない為、手術中にその場でリンパ検査をして、転移してたら全摘も考えられる。と。
そして「乳房再建」のパンフレットを渡されました。

説明を受けている時は実感もなく訳がわからないまま聞いていたのですが、
来週には部分摘出か全摘かの返事をしなくてはいけません。

いつの間にか手術を受ける事が前提になっていたのですが、乳がん=手術は変わりませんか?
再検査の通知をもらうまで、胸に痛みや違和感を感じた事はなく、生検で胸を刺したせいか、生検後から時々チクチク痛む程度です。

未だに実感がない為、先生に何を聞いたらいいのかもわかりません。

確認したらいい事などありましたら教えていただきたく連絡させていただきました。

長々と書いて申し訳ございませんが、よろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「管内にガン細胞は見受けられる」
⇒この表現からは非浸潤癌「=マンモトーム生検の結果なので病変全体を検索して浸
潤がみつかるかもしれませんが…」のようです。

「転移を調べるのに喘息持ちでは造影剤が使えない為、手術中にその場でリンパ検査をして、転移してたら全摘も考えられる」
⇒この内容は「誤り」と言えます。

 おそらく「質問者の勘違い」でしょう。

 ①喘息があるので「造影MRIができない」ので「病変の拡がりの評価ができない
⇒術中所見(或いは術中段端迅速病理診断結果)によっては全摘に切り替える」とい
う内容
 ②手術中に「センチネルリンパ節生検を行い、転移していたら郭清する」

 この①と②が「ごちゃ混ぜ」となっていると思います。
 「リンパ節転移」と「全摘」は無関係なのです。

「乳がん=手術は変わりませんか?」
⇒勿論です。

 ここで「手術以外の初期治療」にもしも「踏み出してしまったら…」その後必ず後悔します。
 ★代替療法を決して選んではいけません。(甘い誘惑の言葉に満ちていますが…)
  

「確認したらいい事などありましたら教えていただきたく連絡」
⇒以下の3点です。

①マンモトーム生検の結果は「非浸潤癌」なのかどうか?
②センチネルリンパ節生検を行い、その結果郭清する基準はどうなのか?(微小転移
でも郭清追加するのか?)
③(もしも温存を選択した場合)切除断端の「術中迅速病理診断」は信頼できるもの
なのか?(断端の迅速診断は難しく、信頼性に劣ります)

○私の忠告はただ一つ『必ず手術してください』
 どんな早期乳癌でも「初期治療を誤ると、大変後悔することになる」のです。(変なネットの情報はシャットアウトすることをお勧めします)

 
 

 

質問者様から 【質問2】

先日はありがとうございました。

先生に浸潤か非浸潤かを尋ねたところ、非浸潤だと思うが断言は出来な
いと言われてしまいました。

前回の説明の時にセンチネル生検だと思っていた術中検査はリンパのみ
の検査で、この病院ではセンチネル生検に対応していないと言われまし
た。
このように曖昧な診断で、部分摘出や全摘に不安が残り、センチネ
ル生検に対応した病院を探した方がいいのか悩んでいます。

先生のご意見をお聞かせ頂ければと思い、再度メールをさせていただき
ました。

よろしくお願いします。

以下はマンモトーム生検時の病理組織診診断報告書の内容です。

Ductal carcinoma of the left breast,mammotome biopsy.
HER2:-(参考値),ER+,PgR+

組織学的には、クロマチン濃染性の類円形腫大核と淡好酸性の細胞質を
もつ異型細胞が充実胞巣に増殖している。
胞巣内には部分的に腺腔形成
を伴う。
commed necrosisあり。
大部分は乳管内での増殖であるが、一
部で腫瘍胞巣が崩れ、既存の乳管との関係が不明瞭となる領域がある。

間質のmyxoidな変化を伴うが、浸潤の有無の判断は難しく、Ductal
carcinomaの診断にとどめる。

免疫組織学的には、HER2は1+の陰性(参考値)、Estrogen receptor陽性
(90%以上、moderate to strong)、Progestrone recepter陽性(90%以上、
moderate to strong)。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「大部分は乳管内での増殖であるが、一部で腫瘍胞巣が崩れ、既存の乳管との関係が
不明瞭となる領域がある。間質のmyxoidな変化を伴うが、浸潤の有無の判断は難し
く、Ductal carcinomaの診断にとどめる」
⇒良くあるケースです。

 「結局、非浸潤癌だった」と言うケースが「半々」と考えてください。
 

「このように曖昧な診断で、部分摘出や全摘に不安が残り、センチネル生検に対応した病院を探した方がいいのか悩んでいます」
⇒「センチネルリンパ節生検」は今では「必須の手技」と言えます。

 それを「対応していない」となると、(私は)決して勧めません。





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