乳がん手術は江戸川病院・東京

[管理番号:4885]
性別:女性
年齢:65歳

65歳、トリプルネガティブ、ステージ1でリンパ節転移なし、悪性度3の右側乳癌にかかり、手術+化学療法施行。
術後8年が過ぎ、現在経過観察中です。
先日定期検査
(マンモグラフィ+エコー)がありマンモグラフィで米粒くらいの石灰化が見つかりました。
術後8年経過しているので、少し安心していたのですが、悪性の可能性は高いですか?現時点での再発率はどのくらいですか?
仮に悪性の場合、転移なのか、両側異時性の乳癌でまた別の癌の可能性が高いのか?この後はマンモトームの生検をしたりするのですか?結果を聞けるのが少し先になるので、相談した次第です。
よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

文面から判断するに(術後放射線の記載がないこと、両側異時性の可能性という記載があること)より、
○右乳房全摘をして、(今回は)対側である「左」乳腺に新たな石灰化が出現したという理解で正しいですよね?(その前提で回答します)

まず重要な指摘をします。
1.乳癌は決して「対側乳腺に転移はしない」ということ。
2.対側乳癌とは全く無関係なので、「術後何年で安心」という問題ではないこと。

「術後8年経過しているので、少し安心していたのですが」
⇒対側乳癌の発生は(再発とは全く異なるので)何十年経っても「起こりえること」です。

「米粒くらいの石灰化、悪性の可能性は高いですか?」
⇒実際の画像を見てはいませんが…

 もしも(米粒よりも)「もっと小さい石灰化が、(65歳という年齢で)新たに出現」したとしたら、「悪性の可能性が極めて高い」となります。
 ♯過去にマンモグラフィーは撮影していますよね?(それと比較する事で、新たに出現したのか実際には以前からあったのかが解ります)

「現時点での再発率はどのくらいですか?」
⇒再発率とは右側の癌のことですね?

 今回の件とは全く無関係だし、術後8年経過しての再発率は「相当低い」ことは間違いありません。

「仮に悪性の場合、転移なのか、両側異時性の乳癌でまた別の癌の可能性が高いのか?」
⇒「転移再発では絶対に(1000%)ありません」

 その場合、「異時性両側」と表現します。

「この後はマンモトームの生検をしたりするのですか?」
⇒本当に「新たに出現した微細石灰化」ならば、当然ST-MMTすべきです。(経過観察などありえません)

 
 

 

質問者様から 【質問2】

抗がん剤の継続について
性別:女性
年齢:65歳

[管理番号:4885]
乳癌の再発について

お世話になります。
65歳女性。
異時性両
側乳癌 (平成21年右側、平成29年左側)。

再質問です。

生検の結果、微細な石灰化はやはり悪性でした。

その後、部分切除の手術を受けました。

病理の結果は、浸潤癌、リンパ節転移なし、核グレード2、脈管浸潤なし、ホルモン感受性なし、 HER2 1+。
大きさは医師に聞いたところ、腫瘍を形成していないので、石灰化の広がりでみるしかないけど、5ミリくらいとのことでした。

?生存率や再発率はどれくらいでしょうか?

医師からは強くは勧められなかったのですが、抗がん剤しか治療の選択肢がないということで、元々体力に自信がなかったのですが、TC療法を4クール受けることになりました。
1クール目で白血球数が低くなり入院が必要となりました。
その後退院し、
2クール目を受け、白血球数を上げる注射を打って自宅で静養中、腰痛が出た後、感染症で肺炎にかかり2週間入院しています。
平熱に戻り肺の状態は回復しましたが、体力がすごく低下してしまい。
歩くのもしんどい状況です。

?今の段階で転移はまずないと考えてよろしいのでしょうか?

?今後、体力の回復具合によるかもしれませんが、抗がん剤を継続すべきでしょうか?

?2クールで終了となった場合、効果は全く期待できないのか、あるいは多少は期待できるのか?

?抗がん剤の後に放射線治療が予定されていましたが、抗がん剤中止の場合でも、放射線治療は受けるべきでしょうか?

どうぞよろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤ですね。

5mmの浸潤癌に対して術後抗がん剤はそもそも勧められません。

「?生存率や再発率はどれくらいでしょうか?」
⇒5mmの浸潤癌ならば、再発率は殆どゼロに近いと思います。

「感染症で肺炎にかかり2週間入院」
⇒間違いなく、(そもそも抗癌剤は不要だったと思いますが)化学療法は、「このまま中止」です。

「?今の段階で転移はまずないと考えてよろしいのでしょうか?」
⇒その通り。

「抗がん剤を継続すべきでしょうか?」
⇒当然、中止。

「?2クールで終了となった場合、効果は全く期待できないのか、あるいは多少は期待できるのか?」
⇒そもそも「最初から」意味は殆どなかったでしょう。

「?抗がん剤の後に放射線治療が予定されていましたが、抗がん剤中止の場合でも、放射線治療は受けるべきでしょうか?」
⇒肺炎となったことが心配です。

 今後「放射線肺臓炎のリスク」が心配となります。

 そもそも「5mmの浸潤癌」ならば、「大きめに切除して術後照射無」という選択肢も十分にあります。
 ☆半年に1回程度、主治医がきちんとエコーすれば済むだけの話です。

 
 

 

質問者様から 【質問3 乳がん局所再発】

性別:女性
年齢:65歳

[管理番号:4885]
乳癌の再発について

お世話になります。

65歳女性。

異時性両
側乳癌 (平成21年右側、平成29年左側)。

再質問です。

お世話になります。

いつもありがとうございます。

昨年夏に手術後、放射線治療はできましたが、抗がん剤2クールのみで中止しました。
その後経過観察。
最近しこりがあることに気づき受診し超音波をしたところ、昨年手術した側に3センチくらいの硬いしこりがみつかりました。
悪性かどうか鑑別するため生検する予定です。

昨年夏に手術してそこまで時間が経ってないのに3cmのしこりができてたことに動揺しています。

やはり悪性の可能性が高いでしょうか?
その場合再発ということになるのでしょうか、それとも新たな癌ということもありうるのでしょうか?どのような治療になるでしょうか?完治する見込みはあるでしょうか?
すみませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

「やはり悪性の可能性が高いでしょうか?」
⇒1年前に無かったわけだから…
 ほぼ間違いないと思います。

「その場合再発ということになるのでしょうか、それとも新たな癌ということもありうるのでしょうか?」
⇒「新たな癌」というよりは…

 3cmであれば「1年前の手術の時点ですでにあった(エコーで解らない程度に小さかった)」と考えるのが自然です。

「どのような治療になるでしょうか?」
⇒温存乳房内再発(例え、新規だとしても)は全損乳房「全摘」をするだけです。

「完治する見込みはあるでしょうか?」 
⇒勿論です。

 最初から「全摘」していたのと予後は一緒なのです。





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