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乳がん診断後鈍痛

[管理番号:5847]
性別:女性
年齢:34歳
前々から気にはなっていた乳がん健診。
幸いにして親や兄弟、友人にも乳がんはいなかったし、年齢的にもまだ大丈夫とも思っていた。
けど、
若くても乳がんの診断受けた人がいることも知ってたし行ってみたいなーと思っていた矢先だった。
11月中旬…ふと、自分の乳房の形が悪くいびつだと思い、怖くなって健診に行ったんです。
検査を一通り終えたあと、診察。
そこで腫瘍だと思います。
針生検をすることになりました。
結果は乳がんだと言われました。
大きさは4センチ。
ステージは2かもしれないと…。
しかし、手術しないとはっきりステージのこともリンパへの転移はわからないと言われました。
エコーとマンモグラフィーを検査でしましたが、エコーでは転移は
わからないものですか?針生検でステージもわからないものなんですか?
あと、診断後鈍痛が出てきました。
年齢的に若いし進行がんなんですかね?あと、鈍痛が気になっています。
これも乳がんの症状なんでしょうか?
すごく不安で仕方ありません。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
組織診(針生検を含む)は「確定診断(乳癌かどうか?)」目的であり、
術前のステージ(腫瘍径とリンパ節転移の有無)は画像診断(エコーなど)で決まり、最終ステージは病理診断(顕微鏡的浸潤径と顕微鏡でのリンパ節転移の有無)で決まるのです。
「エコーとマンモグラフィーを検査でしましたが、エコーでは転移はわからないものですか?」
⇒エコーでは(画像診断での)「転移の有無」を判断します。
 ただ、最終的な「転移があるかどうか?」の診断は(手術標本での)顕微鏡診断
(病理診断)となるのです。
「針生検でステージもわからないものなんですか?」
⇒針生検は、あくまでも「癌なのか、どうか?」という確定診断しかできません。
 (術前の)ステージ診断は「画像診断(主としてエコー)」となります。
「年齢的に若いし進行がんなんですかね?」
⇒年齢は全く無関係です。
 そもそも「34歳」というのは(若年化が顕著な)乳癌においては珍しくもありません。
「あと、鈍痛が気になっています。これも乳がんの症状なんでしょうか?」
⇒1000%無関係です。
 可能性は2つ
 1.(乳癌と診断されたことによる)ストレスにより卵巣が不安定となることで起こる女性ホルモンの刺激
 2.(単純に)針生検後の組織反応
☆全く普通の乳癌ですので、普通に治療をすることです。(「若いから」など、全く無関係)