乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:3841]
性別:女性
年齢:28歳

初めまして。

2年前の健康診断でなかなか聞かない病名の疑いと診断され、不安に思っており、一度先生のご意見を伺いたくご質問させていただきました。

2014年9月の健康診断兼乳がん検診にて
右胸→嚢胞内乳頭腫の疑い、のう胞の疑い
左胸→良性石灰化
と診断され、精密検査

私自身も右胸の外側に軽く触って分かるしこりのようなものがあり、そのしこりのことかと思っていました。

2014年10月の精密検査の結果(超音波とマンモ、触診)
右胸→約6ミリのしこりあり。
経過観察
左胸→何も言われず
この時は、言われた通りの結果を受け入れることしか出来ず、嚢胞内乳頭腫と言われたものがしこりのことなのか、それとも別のものとしてしこりがあるのか何も分かりませんでした。

しかし、病院で診断されたしこり自体は右胸の内側にあるとのこと。
触診時に自覚のある右胸外側のしこりについて医師にも伝えてると確かにしこりがある事を確認してもらいましたが、「超音波には写っていないので悪いものではないと思います」とのことでした。

右胸内側のしこりの正体を聞きましたが「詳細の検査をしていないので分かりません」とのことでした。

2015年4月 経過観察の検査(超音波のみ)
右胸→約8ミリのしこり
左胸→特に何も言われませんでした。

前回のこともありいろいろ確認しました。

右胸内側のしこりはどのようなものなのかを再度確認したところ「繊維種のようもの。ただ、詳しい検査をしていないので分からない。
少し大きくなっているが、このまま半年経過を見ましょう。
1cmを越えたら次を考えます。
特に悪いものではないようです。」との回答でした。

右胸外側のしこりは分からずありますが、大きくなっている様子はありません。

その後、やはり不安になり、2015年10月に別の病院を受診(超音波)上記と同様の結果でした。

何を聞いても「悪いものではなさそうなので、一旦経過観察」とのことでした。

半年後の2016年4月に2つ目の病院で再び検査。
(超音波)
右胸→約9ミリのしこりと、もう一つしこりが増えていました。

左胸→特に何も言われませんでした。

医師からは「特に大きくなっていないので、経過観察も終了しましょう。
あとは年に1回の健康診断の際に一緒に検診を受けてまた引っかかることがあれば、来てください」と言われました。

長くなり申し訳ありませんが、上記を踏まえ質問です。

①触って分かるしこりでも超音波に写らないことがあるのでしょうか?
写らない場合は、特に心配しなくて良いものでしょうか?

②初回の検診で疑いのあった、嚢胞内乳頭腫とは、この現在9ミリのしこりの事でしょうか? 嚢胞なので、しこりとは違う気がして不安です。

また、あまり聞くことのない病名なので、不安なのですが、このまま経過観察を止めても良いのでしょうか?

③左胸の石灰化については精密検査では何も言われていません。
良性と言われたので安心しても良いのでしょうか?大きさも分からず不安です。
一度検査をしてもらった方がいいでしょうか?

④こちらのサイトで様々な質問を拝見し、医師によって経過観察にする場合もあることは
承知していますが、しこりは1cm以上でないと検査に進まないという場合、その医師に従った方が良いでしょうか?

⑤今後、どのように検査をしていけば良いのか教えていただきたいです。

長くなり申し訳ございません。

教えていただけると幸いです。

宜しくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「①触って分かるしこりでも超音波に写らないことがあるのでしょうか?」
⇒それは(本物の)腫瘍ではないからでしょう。

 ただの「乳腺(周りより少し硬いだけ)」か、「過誤腫(正常乳腺組織が結節状になったもの)」などかもしれません。

 

「写らない場合は、特に心配しなくて良いものでしょうか?」
⇒上記であれば、そういうことになります。

「②初回の検診で疑いのあった、嚢胞内乳頭腫とは、この現在9ミリのしこりの事でしょうか? 嚢胞なので、しこりとは違う気がして不安」
⇒「大きさ」からすると、そのようです。

 「嚢胞内乳頭腫」とは「乳管内乳頭腫」の事であり、『乳管内にできたポリープ状の腫瘍(乳頭腫)』です。
 その際には(乳管が閉塞して)「嚢胞状に拡張する」ので(あたかも嚢胞内に腫瘍が浮いているように見えるので)「嚢胞内乳頭腫」とも呼ばれるのです。(正式名称は乳管内乳頭腫です)

「また、あまり聞くことのない病名なので、不安なのですが、このまま経過観察を止めても良いのでしょうか?」
⇒本当に「嚢胞内乳頭腫=乳管内乳頭腫」であれば、経過観察はした方がいいのですが…

 今回は、あくまでも『初回だけ』に「嚢胞内乳頭腫の疑い」とあっただけで(それも画像診断のみです)
 実際は「本当に乳管内乳頭腫が疑われるような病変」と言えるのか? という疑問があります。
 つまり、「その後は(嚢胞内乳頭腫の名前は出ずに)線維腺腫ではないか?」とも言われているようです。

 ○線維腺腫ならば、「数年変化無ければ」経過観察から外しても問題無いとなります。

「③左胸の石灰化については精密検査では何も言われていません。良性と言われたので安心しても良いのでしょうか?」
⇒大丈夫です。

 石灰化の99%は(癌とは無関係)良性と(画像所見だけで)言いきれます。

「一度検査をしてもらった方がいいでしょうか?」
⇒不要です。

「しこりは1cm以上でないと検査に進まないという場合、その医師に従った方が良いでしょうか?」
⇒「1cm以上でないと、それ以上の検査にすすまない」というのは「明らかな誤り」です。

 ただし、(画像診断で明らかな良性所見であり)「数年の経過観察で大きさが殆ど変化無い」ならば、妥当な判断となります。
 ♯「経過観察は不要」とした医師は上記のように考えているのだと思います。(その医師の診断を信用してあげてもいいのではないかと思います。

「⑤今後、どのように検査をしていけば良いのか教えていただきたいです。」
⇒1年に1回、超音波していれば大丈夫です。





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