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妊娠希望、今後の治療について

[管理番号:6323]
性別:女性
年齢:39歳
 
はじめまして。
右乳房全摘手術を受けました。
先生のご意見をお聞かせください。
 
術後の病理検査の結果
浸潤性小葉癌 5.4cm
エストロゲン受容体 60%
プロゲステロン受容体 70%
HER2 0
Ki67 30%
ルミナールB
 
術中のセンチネルリンパ節生検では陰性でしたが病理検査で1.2㎜の微小転移がありました。
センチネルリンパ節生検陰性だったためエキスパンダー挿入済みです。
・センチネルリンパ節微小転移の場合、腋窩郭清は腫瘍の大きさに関係なく省略で良いのでしょうか?
・センチネルリンパ節微小転移という事で、シリコンインプラントへの入れ替え後放射線治療を行います。
この放射線治療開始の遅れは予後へ影響がありますか?
・乳がん発覚時、体外受精での移植に向けホルモン補充を行なっていました(エストラーナテープ、ウトロゲスタン膣剤、ルトラールを使用)
不妊治療との関連性をどうお考えでしょうか?
・受精卵を凍結中で妊娠出産を諦めきれない思いと病気が怖いとの思いで葛藤があります。
・現在オンコタイプDXの結果待ちです。
低リスク、中間リスクだった場合、化学療法について先生のご意見をお聞かせください。
・化学療法で卵巣機能が戻らなかった場合、また不妊治療(受精卵を移植する)を再開したとしてもホルモン補充は避けられないので不安があります。
また、不妊治療を再開するタイミングをいつとお考えでしょうか。
 
ご多忙中恐縮ですがよろしくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
 
「・センチネルリンパ節微小転移の場合、腋窩郭清は腫瘍の大きさに関係なく省略で良いのでしょうか?」
⇒その通りです。
 
「この放射線治療開始の遅れは予後へ影響がありますか?」
⇒ありません。
 
「不妊治療との関連性をどうお考えでしょうか?」
⇒不妊治療が乳癌の発生を増加させるエビデンスはありません。
 
「低リスク、中間リスクだった場合、化学療法について先生のご意見をお聞かせください」
⇒勿論!
 その結果に従いましょう。(低リスクなら抗癌剤はしないし、中間リスクならその「上乗せ」の数字で判断してもいいでしょう)
 
「不妊治療を再開するタイミングをいつとお考えでしょうか」
⇒まずは『術後の妊娠出産と治療についてお悩みの方は、管理番号5903『術後の治療と妊娠、出産について』をまずはご一読ください。』をご一読ください。
関連質問のページ
 つまり、化学療法するなら…  化学療法⇒妊娠出産授乳⇒ホルモン療法
     化学療法しないなら  妊娠出産授乳⇒ホルモン療法

質問者様から 【質問2 妊娠希望、今後の治療について】

性別:女性
年齢:39歳
 
管理番号 6323
前回はご多忙の中ご回答いただきましてありがとうございました。
オンコタイプDXの結果
スコア11の低リスク
タモキシフェン単独で10年遠隔再発率7%となりました。
この結果、主治医は放射線治療は過剰医療となりそうだが腫瘍の大きさが気になるので、放射線治療医と相談するとおっしゃっていました。
 
・先生は微小転移での放射線治療は必要ないと回答されていたと記憶していますが、腫瘍の大きさに関わらずという事でしょうか?
今後はシリコンインプラントの入れ替え手術後、妊娠までに1年と期間を決めて出産を目指したいと思っています。
(まだ主治医の許可は得ていません)
 
・もし出産に至らなかった場合、術後約1年半(場合によっては2年以上の可能性も)無治療のリスクはどの程度あるのでしょうか?
先生のおっしゃる勝負は「術後補助療法」に影響するでしょうか?
 
・今からシリコンインプラント入れ替え手術までの数ヶ月ホルモン療法をするのは無意味でしょうか?
私の場合不妊治療でのホルモン補充が避けられない状況があり、出産授乳が出来なければリスクだけなのではと不安に思ってしまいました。
以前、乳癌認定看護師の方から授乳中に見つかる乳癌は悪性度が高いことが多く乳癌患者は授乳しない方がいいとの話を聞きました。
 
・これについては証拠不十分と考えるべきでしょうか?
私の母は50歳で乳癌を発症しています。
私自身は39歳でルミナールタイプ、先生の回答を拝見すると遺伝性である可能性は少ないのかなと感じていますが、挙児希望のため気になります。
 
・遺伝性である可能性は低く検査は不要でしょうか?
もやもやと不安が出てしまい、過去のご回答と重複する様な質問、愚問で申し訳ございません。
ご多忙中恐縮ですがよろしくお願いします。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
 
「低リスク RS=11」
再発率7% いい数字だと思います。
まずはおめでとうございます。
 
「・先生は微小転移での放射線治療は必要ないと回答されていたと記憶していますが、腫瘍の大きさに関わらずという事でしょうか?」
⇒その通りです。
 
「無治療のリスクはどの程度あるのでしょうか?」
⇒それほどないでしょう。(もともと低リスクなわけだから)
 
「・今からシリコンインプラント入れ替え手術までの数ヶ月ホルモン療法をするのは無意味でしょうか?」
⇒数字的には、大したことは無いと思いますが、(精神的には)してもいいでしょう。(ただし、妊娠の2カ月以上前に止めるようにしましょう。)
 
「授乳中に見つかる乳癌は悪性度が高いことが多く」
⇒間違い。
 たんに授乳中に見つかる乳癌は(「妊娠授乳期に検診に行けない」「乳腺が張っていて小さなシコリを自覚しにくい」ために)発見が遅れるから、そのような数字になっているだけです。
 
「乳癌患者は授乳しない方がいい」
⇒間違い。
 
「遺伝性である可能性は低く検査は不要でしょうか?」
⇒そう思います。

質問者様から 【質問3 】

ホルモン補充後術側乳房の張り痺れ
性別:女性
年齢:40歳
病名:
症状:

2018年3月 右乳房全摘手術
2018年10月 乳房再建手術

田澤先生三度お世話になります。

この度ホルモン療法を中断し不妊治療を再開することとなりました。

先日凍結してある胚移植に向けて黄体を補充する注射(性腺刺激ホルモン、hCG注射・ゴナトロピン注射)を受けたのですが、注射翌日から術側乳房に今までにない張りと痺れの様な感覚を強く感じ時々脈を打つ様に痛みました。
(今回使用した薬は上記の2つだけです)
術後から乳房全体に触るとピリピリする様な感覚があり切除した神経が過敏なんだろうとの事でしたが、日常では違和感なく過ごしていました。

この様な状況から今週期の胚移植は見送る事となりました。

・今回の張りと痺れはホルモン補充との関連があるのでしょうか?(現在注射4日目症状は少し和らいでいます)
・ホルモン値が上昇すると傷付いた神経が過敏になったりするのでしょうか?
・乳腺は残っていないはずなのになぜ反応したのでしょうか?
・この症状は病状を悪化させるものとなりますか?
・先生の患者さんで術後の不妊治療で同様な事を訴える方はおられますか?
・今後の不妊治療において直ちに中断した方が良い症状などはありますか?

また現在、左胸に繊維線種を指摘されています。

主治医からは良性だからとさっと済まされ、自分で触れてもしこりは感じませんがエコー検査が技師さんのみである事が気掛かりです。

この様な場合、田澤先生に診察して頂くには緊急性はなく3、4ヶ月先となりますか?

ご多忙中恐縮ですがよろしくお願い致します。

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

物事は「常識的に」考えましょう。
そして時系列的に、「因果関係が明らか」であることに、無駄に不安を感じることは止めましょう。

「・今回の張りと痺れはホルモン補充との関連があるのでしょうか?(現在注射4日目症状は少し和らいでいます)」
→「時系列的に」明らか!

「・ホルモン値が上昇すると傷付いた神経が過敏になったりするのでしょうか?」
→考えすぎ!

 ホルモンの刺激症状を強く感じたのでしょう。

「・乳腺は残っていないはずなのになぜ反応したのでしょうか?」
→副乳など、いろいろあります。

「・この症状は病状を悪化させるものとなりますか?」
→ナンセンス!(常識的に考えましょう)

「・先生の患者さんで術後の不妊治療で同様な事を訴える方はおられますか?」
→不妊治療中は、受診間隔が長いので(私に)伝わっていないのでしょう。

「・今後の不妊治療において直ちに中断した方が良い症状などはありますか?」
→考えすぎ!

「この様な場合、田澤先生に診察して頂くには緊急性はなく3、4ヶ月先となりますか?」
→その通り。
 考えすぎはよくありません。

質問者様から 【質問4 】

経過観察中の線維腺腫生検
性別:女性
年齢:42
病名:経過観察中の線維腺腫生検
症状:
投稿日:2022年1月11日

?約4年前、小葉癌で右乳房を全摘しました。

その時から左乳房に線維腺腫が2個あり半年に一度エコー検査をしています。

今回のエコーも見え方は変わっていない様に思うとの事だったのですが、その後遺伝子検査が保険適用になったので私が39歳で
(ルミナールタイプ)母も50歳で乳癌を患っているので受けてみないかとの説明を受けました。

そして遺伝性の場合両側とも癌になる可能性があるとの事で繊維腺腫の生検をする事になりました。
(遺伝子検査はまだ受けていません)

しこりは2個ですが自分で触ってもよくわかりません。
大きさなど詳しいことも聞いていませんが線維腺腫だからと言われていました。

それが今になって3週間後必ず検査に来てくださいと言われ驚いています。

そこでお伺いしたいのは
・この4年間で妊娠出産もしましたがその間もエコーで見てもらっていました、それでも生検で悪性の可能性はどの程度あるのでしょうか?

・遺伝子検査に該当するとエコーでの判断が危うくなる程リスクが上がるのでしょうか?
生検をする理由が腑に落ちなくてやはり今になって悪性の可能性があるのではと不安です。

・負担の少ない検査と言っていたので細胞診かなと思っていますが、2個とも組織診を申し出るべきでしょうか?(主治医は1個を見せて検査と言っていました)

遺伝子検査は以前、田澤先生にご回答頂き必要ないかと思っていましたが娘もおりますし受けてみようかと思っています。

最後に上記とは別ですが、現在小葉癌ルミナールタイプ、オンコタイプスコア11で治療中です。

この頃右の股関節の違和感やピキッと一瞬痛みが寝返りや体勢を変えた時など気になる時があります。
(歩行時や立ち上がる時は大丈夫です)雪の降った寒い日は外出時の歩行中に軽い痛みも感じました。

・骨の症状は突然痛みとして認識するのではなく、この様な違和感からじわじわと痛みに変わってくるのでしょうか?

この様な質問はたくさんあるのも承知で、ご多忙の中恐縮ですが書かせていただきました。

愚問ばかりで申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

田澤先生から 【回答4】

こんにちは田澤です。

・この4年間で妊娠出産もしましたがその間もエコーで見てもらっていました、それでも生検で悪性の可能性はどの程度あるのでしょうか?
⇒殆どないでしょう。(もしも癌なら「4年間放置」ということになりますが、流石にそれは考えられません)

・遺伝子検査に該当するとエコーでの判断が危うくなる程リスクが上がるのでしょうか?
⇒それは誤りです。
生検をする理由が腑に落ちなくてやはり今になって悪性の可能性があるのではと不安です。

・負担の少ない検査と言っていたので細胞診かなと思っていますが、2個とも組織診を申し出るべきでしょうか?(主治医は1個を見せて検査と言っていました)
⇒細胞診をしても(結局、主義的に稚拙だと)「曖昧な結果となるだけ」なので、
(どうせやるなら)「組織診」をお勧めします。

・骨の症状は突然痛みとして認識するのではなく、この様な違和感からじわじわと痛みに変わってくるのでしょうか?
⇒ホルモン療法の影響でしょう。(確率的には)

質問者様から 【質問5 】

腋窩リンパ節の腫れ
性別:女性
年齢:43
病名:小葉癌
症状:腋窩リンパ節の腫れ
投稿日:2022年3月30日

?現在、右側小葉がん全摘(センチネルリンパ節微小転移)から術後4年が経ちました

半年に一度技師さんのエコー検査を受けていますが今回リンパ節のしこり?腫れ?を指摘されました(表現が間違っていればご容赦ください)

主治医は触ってわかる大きさではない、リンパがこの様に見えている場合がある(画像には楕円形の物がありました)、悪いものには見えないとの事で半年後に再検査となりました
場所は術側乳房の少し横(外側)あたりだそうです
ワクチン接種からは6ヶ月ほど経ちます

・腋窩リンパ節にあたるのでしょうか?
・田澤先生のおっしゃる通り乳腺専門医なら容易に判断できると考え現段階で必要以上に心配する事はないでしょうか?
・また半年後の再エコーで十分でしょうか?
・その間念入りなセルフチェックは必要でしょうか?
セルフチェックに抵抗があり自分で触る事にストレスを感じる為、半年に一度のエコーをお願いしていました

些細な事を質問して申し訳ございません

いつも田澤先生には大変感謝しております
ご多忙中恐縮ですがよろしくお願いいたします

田澤先生から 【回答5】

こんにちは田澤です。

半年に一度技師さんのエコー検査を受けていますが今回リンパ節のしこり?腫れ?を指摘されました(表現が間違っていればご容赦ください)

主治医は触ってわかる大きさではない、リンパがこの様に見えている場合がある(画像には楕円形の物がありました)、悪いものには見えないとの事で半年後に再検査となりました
⇒正確に表現すると…

技師エコーの画像を(その主治医は)見ているだけで、「その主治医自身がエコーで確認していない」ということですか?
それであれば、是非「主治医自身にエコーしてもらい、確認」しましょう。(エコーは、それを行った本人でしか判断できないことがあるのです)
ご参考に。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/4/8
***

質問者様から 【質問6】

タモキシフェンの服用について
性別:女性
年齢:43
病名:乳癌
症状:タモキシフェンによる副作用
投稿日:2022年9月20日

田澤先生お世話になります。

今回はタモキシフェンの服用についてお願いします。

これまでの経緯は
浸潤性小葉癌 5.4cm
センチネルリンパ節微小転移
エストロゲン受容体 60%
プロゲステロン受容体 70%
HER2 0
Ki67 30%
オンコタイプDXスコア11
タモキシフェン単独
10年遠隔再発率7%

39歳時に右乳房全摘で術後4年半経過しています。

漢方薬を服用しながらなんとかタモキシフェンを続けていますが、倦怠感とふわふわした目眩、眼精疲労、ドライアイなどが特に辛く生理前後は家から出られない日が続きます。

現在も2週間程休薬して体調が回復して来たところです。

そこで質問ですが

・私の場合タモキシフェン10年が理想でしょうか?

・タモキシフェンの服用量を半分にしてもある程度効果は期待できますか?

・休薬を繰り返しながらでも続けられるなら続けるべきでしょうか?

・完全にタモキシフェンを辞めた場合のリスク確率はどのようになりますか?

・酷い時には少しの距離でふわふわクラクラするのですが、タモキシフェンで意識をなくすような事は起こりませんか?

幼児と2人の時間が長いので不安になってしまいます。

どうぞよろしくお願いいたします。

田澤先生から 【回答6】

こんにちは田澤です。

術後補助療法は、あくまでも「日常生活に支障がないこと」が前提となります。
★その意味で例えば抗がん剤であれば「短期間(半年以内)だから」と我慢するとし
ても、「それを数年も継続することは上記に反する」と言えます。

質問者も4年以上頑張ったのだから当然、中止でいいでしょう。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/10/2
***

質問者様から 【質問7】

背中の張り
性別:女性
年齢:44
病名:乳がん
症状:背中の張り
投稿日:2023年7月8日

田澤先生お世話になります

これまでの経緯は
浸潤性小葉癌 5.4cm
センチネルリンパ節微小転移
エストロゲン受容体 60%
プロゲステロン受容体 70%
HER2 0
Ki67 30%
オンコタイプDXスコア11
タモキシフェン単独
10年遠隔再発率7%

39歳時に右乳房全摘で術後5年3ヶ月経過しています。

10日ほど前から洗面所などでの前屈みや背中を丸める体勢をしばらくとると、背骨の少し横の筋肉?筋?の辺りがじわじわ張る様な、じわじわと重くなる様な感じがあります。
(場所は上下する気がします)

鋭い痛みではありませんが鈍痛と言えるかもしれません。

ストレッチや体操、重いものを持ったりその他の動作では感じませんし、丸めたからと言って角度の違いなのか毎回ではありません。

丸めた体勢の間じわじわ来て背筋を戻して揉みほぐしたくなる感じがします。

骨からの影響でこの様に感じる事はありますか?
気になる症状となるでしょうか?

タモキシフェンは副作用が強く10ヶ月ほど飲めていません。

普段と違う事が起こると不安になってしまい、愚問で大変申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。

田澤先生から 【回答7】

こんにちは。田澤です。

骨からの影響でこの様に感じる事はありますか?
⇒普通に考えれば…

筋肉のようです。
整形外科に普通に受診をお勧めします。

気になる症状となるでしょうか?
⇒特に気になりません。

質問者様から 【質問8】

全摘後のしこり
性別:女性
年齢:44
病名:
症状:
投稿日:2023年10月24日

田澤先生またお世話になります。

これまでの経緯は
浸潤性小葉癌 5.4cm
センチネルリンパ節微小転移
エストロゲン受容体 60%
プロゲステロン受容体 70%
HER2 0
Ki67 30%
オンコタイプDXスコア11
タモキシフェン単独
10年遠隔再発率7%
右乳房全摘後5年7ヶ月経過しています。

インプラントで再建しているため先日、年1回の形成外科の診察を受けました。
そこで手術跡の先端(乳房の真ん中)辺りの皮膚が硬くなっているとの指摘で、大きくなるようなら乳腺外科の診察を受けるようにと言われました。

触ってみるとまさに皮膚が硬いという感じでしこりとも言える様な1センチほどの物がありました。
帰ってから再度触ってみると傷跡の他の部分も傷に沿って硬くなっている場所があります。

半年毎に技師さんによるエコー検査を受けており今年の8月の検査、医師の診察(触診などはしていません)では異常なしでしたが、このしこりの様な物が癌という事はありえますか?

形成外科の先生はおそらく手術による物だろうとの事でしたが、気になってしまい
ご相談させていただきました。

直接診察していただいている訳でもなくこの様な話だけでお伺いして申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

田澤先生から 【回答8】

こんにちは。田澤です。

触ってみるとまさに皮膚が硬いという感じでしこりとも言える様な1センチほどの物がありました。
帰ってから再度触ってみると傷跡の他の部分も傷に沿って硬くなっている場所があります。

⇒印象としては傷の瘢痕(場合によっては「肥厚性瘢痕」と表現します)のようですが…

本気で気になるなら、その部分を局麻で切除(つまり切除生検)してもらいましょう。

***
<質問が5回に達した方>
・次の質問から、1か月空けてください。
・再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/11/26
***

質問者様から 【質問9】

インプラント再建後多数のしこり
性別:女性
年齢:44
病名:
症状:
投稿日:2023年11月26日

田澤先生何度も大変お世話になっております。?

?前回ご相談させていただいた、インプラントで再建済の傷に沿って2カ所皮膚が硬くしこりの様に感じる部分がある件ですが、主治医に診てもらいその部分だけエコーし2カ所細胞診をするも共に不適正となり、胸部と腹部造影CTを撮りました。
CTは特に問題なくしこりの部分もあまり大した所見には見えないとの事で1ヶ月経過観察となりました。
次に受診した際は切除生検をもっと強く希望しようと思っていたのですが、CTから5日後新たに傷からは離れた乳房の端や真ん中より下辺りにも3センチほど筋っぽく硬かったり、しこりっぽい場所など3カ所ほど見つけ乳房の形もそれに合わせでこぼこしてきました。
また表現がおかしいかもしれませんが当初はパンパンに張った硬いしこりと言うイメージでしたが3日後は皮下に硬い物大きさも変わらずあるのですがしこりが痩せたイメージがします。

新たに自覚したので1ヶ月待たず受診しようと思いますがわけがわからず不安でご相談させていただきました。

・先生はこれをどう言った状況とお感じでしょうか?
・気になる場所は数カ所となりました確定診断はどのようにすればよいですか?切除生検ですか?
・数日前のCTに映っていなかったのなら癌ではないのでしょうか?
・数日でこのような物ができてくるのでしょうか?
・インプラントは継続できますか?
・またインプラントによるリンパ腫とはどういったものですか?

ご多忙の中この様な状況説明だけでご質問して申し訳ございませんが、よろしくお願
いいたします。

田澤先生から 【回答9】

こんにちは。田澤です。

新たに傷からは離れた乳房の端や真ん中より下辺りにも3センチほど筋っぽく硬かったり、しこりっぽい場所など3カ所ほど見つけ乳房の形もそれに合わせでこぼこしてきました。
また表現がおかしいかもしれませんが当初はパンパンに張った硬いしこりと言うイメージでしたが3日後は皮下に硬い物大きさも変わらずあるのですがしこりが痩せたイメージがします。

⇒申し訳ありませんが…

診察せずに想像することは不可能なようです。

***
<質問が5回に達した方>
・次の質問(6回目)から、1か月空けてください。
・再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/1/6
***

質問者様から 【質問10】

局所再発術後について
性別:女性
年齢:44
病名:小葉癌局所再発
症状:
投稿日:2024年02月21日

昨年12月末にお忙しい中診察していただきありがとうございました。
主治医には一度もエコーしてもらえず、しこりは大きく腫れている気がして本当に手術で取り切れるのかとても不安でしたので大変感謝しております。

これまでの経緯ですが
浸潤性小葉癌 5.4cm
センチネルリンパ節微小転移
エストロゲン受容体 60%
プロゲステロン受容体 70%
HER2 0
Ki67 30%
オンコタイプDXスコア11
タモキシフェン単独
10年遠隔再発率7%

タモキシフェン単独で治療中でしたが、右乳房全摘後5年10ヶ月で局所再発。
1月中旬に大きく皮膚を12センチ以上切り取る手術をし病理結果が出ました。
いただいた用紙をコピペしましたので変換ミスなどあるかと思います、大変申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。

Infiltrating lobular carcinoma, relapse
全割して、全部で16切片にわけて作成しました。
切片1.2.15.16を除く、残りの切片にはすべて浸潤性小葉癌をみます。
小葉癌は主として筋膜にそって周囲へ忍びようるように侵入しており、時に横紋筋にも浸潤したり、あるいは皮膚付属器腺を伝わって毛表の周囲にも出現しています。
いくつかの小さな結節をなすところがあるが、これらはすべて一連のひろがりをもってつながっている浸潤性小葉癌です。インプラントのカプセルの近傍にいたるが、これに対しては浸潤はみませんでした。
側方の断端(マージン)は切片7などのいてかなりマージナルなところもありますが、明らかな露出以外は陰性にする原則なので、切除縁は水平方向も垂直方向も(一)で、切除されてると判定します。それでも今後の再発の可能性は否定できないのが浸潤性小葉癌の特徴かと思われます。

この検体からは明らかな脈管侵襲までは確認できませんでしたが、ご承知のように小葉癌は臓器転移(腸管や肝臓)をすることで有名な組織型ですので、今後ともご留意ください。

エストロゲン受容体 50% 弱陽性4+2
プロゲステロン受容体 50% 弱陽性4+2
HER2 スコア0のみ
Ki67 10%以下

再発のしこりは自分で4個ぐらい確認できていたのですが、術後個数や大きさはわからないと言われました。

この結果から主治医からも田澤先生がおっしゃる様に放射線、CDK4/6 inhibitor +hormone(閉経前なのでletrozole + LH-RHagonist)での治療を提案され放射線治療が始まりました。
田澤先生が質問者自身の選択で+抗がん剤とおっしゃっているので希望したのですが、それなら転院してもらうしかないと受け入れてもらえず、私自身も抗がん剤はとても怖いのでやらずに済む方へ気持ちは逃げたく避けれるものなら避けたいですが、
後悔はしたくありません。

質問1
すでに他でご回答なさっている同じ様な質問で大変恐縮ですが私の場合ここで抗がん剤をするとしない差は先生のご経験からどうでしょうか?
anthracyclineだけでも頑張るべきでしょうか?

また別の質問になりますが、放射線医の診察の際、自覚のなかった脇のしこり(田澤先生の図で2の下部ですがもっと背中側、体の側面真ん中辺り)を指摘され乳腺の主治医にエコーしてもらいましたが、そんな所にリンパは無いとそこは見てもらえず、
脇から鎖骨下、首のリンパ節まで見ていただき問題なしでした。
1週間前になりますが放射線医が指摘した時には触った感じで1センチ程の腫れがあり11月の造影CTと放射線のために撮ったCTにも5ミリ程のものが映っているとの事でした。
ですが主治医のエコー時には自分でもよくよく触るとコレ?かも?ぐらいの感じで問題ない物と思っていいのでしょうか?
主治医にエコーしていただき安心したのですが、その部分を見ていただかなかった事が不安になってきました。局所再発術前の造影CT、PETではリンパ節への転移なしとなっています。

質問2
そこがまた大きくなるような事がなければ大丈夫でしょうか?放射線のあたる位置だそうでこのまま治療を続けていいのでしょうか?

質問3
元々胸のあった真ん中辺りを触ると骨(肋骨でしょうか?)がポコポコっとしている感じに気が付きました。
次回の乳腺の診察は3月中旬ですが早めの受診は必要でしょうか?

本日放射線治療1日目です。

ご多忙中恐縮ですが、治療だけに集中したいのですが不安ばかりでどうぞよろしくお願いいたします。
いつも田澤先生を頼りにさせていただいています本当にありがとうございます。

田澤先生から 【回答10】

こんにちは。田澤です。

質問1
すでに他でご回答なさっている同じ様な質問で大変恐縮ですが私の場合ここで抗がん
剤をするとしない差は先生のご経験からどうでしょうか?
anthracyclineだけでも頑張るべきでしょうか?
⇒再発治療にエビデンスはありません。
ご本人にモチベーションがなければ(抗癌剤をしないのも)仕方ないでしょう。

質問2
そこがまた大きくなるような事がなければ大丈夫でしょうか?放射線のあたる位置だそうでこのまま治療を続けていいのでしょうか?

⇒主治医のエコーを信用しましょう。

質問3
元々胸のあった真ん中辺りを触ると骨(肋骨でしょうか?)がポコポコっとしている感じに気が付きました。
次回の乳腺の診察は3月中旬ですが早めの受診は必要でしょうか?

⇒考えすぎだと思います。

***
<質問が10回に達した方>
・次の質問(11回目)から、3か月空けてください。
・再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/5/26
***

管理番号は別番号とします。