乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:3656]
性別:女性
年齢:32歳

はじめまして。

よろしくお願い致します。

32歳 既婚
【妊娠、出産を強く希望しています】
乳頭温存皮下乳腺全摘手術を受け、病理結果が出たところです。
治療方針について悩みご相談させて頂きました。

ルミナールタイプ
2.5センチ
核異型度 1
リンパ節転移なし
(センチネルリンパ節生検で4個中0個)
ER + PgR +
HER2 0
脈管侵襲 高リスク (1y+++と記載あり)

病理結果にはki67の表記がなく、カルテにはリスクlowとありました。

よくよく調べるとこの病院ではki67の数値にはこだわってないらしく3段階での評価になるようです。

低リスクなのは幸いですが、自分の事なのではっきりとした数値が知りたいです…
3段階で分けるとしたら、lowの判定は10~20位でしょうか?

主治医からは
腫瘍が大きい事、年齢が若い事
皮膚を多く残した乳頭温存している事、脈管侵襲高リスクだという点から
抗がん剤とホルモン治療10年を強く勧められています。

10年以内の再発率は
無治療でパーセント
ホルモンのみで15~20パーセント
抗がん剤とホルモンで10~12パーセントと言われました

抗がん剤による10パーセントの上乗せ効果は、かなり重要で主治医、看護師に説得されましたが、その場で答えられる心情でなかったので保留になりました。

質問① 脈管侵襲高リスクの場合、ルミナールタイプでも抗がん剤の効果はありますか?
脈管にかなり多くの癌が見つかってリスクが高いと言われて大変ショックを受けています。

質問②全摘したので、脈管も切除、摘出しているということで合っていますか?
摘出していても、目に見えない癌細胞がもう身体中に回っているという事ですか?
1番最初にたどり着くと言われている脇のリンパ節に転移がなかったので安心していた矢先に、抗がん剤を勧められて、どのように解釈したらいいのかわからなくなりました。

質問③ホルモン治療のみを選択する場合、10年推奨されていますが2~3年程で1度止めて、妊娠出産を希望しています。

途中で治療を止め、妊娠出産する事は、ホルモン受容が高い私の場合は再発のリスクが上がってしまいますか?

質問④私の病理結果から、先生ならどのような治療方針になさいますか?

主治医の事は大変信頼していますが、「目に見えない癌細胞が全身に回っているかもしれない、その為の抗がん剤」という話を度々されると恐怖で、不眠、食欲不振、精神状態が普通でない状態が続いております。

抗がん剤をする場合、卵子の質の低下、卵巣への影響、早期閉経が不安でたまりません。

(経済的に卵子、卵巣の凍結は考えていません)

正直抗がん剤による10パーセントの上乗せ効果より、妊娠や出産を優先したい気持ちが強いです。

お忙しい中長文になりまして申し訳ありませんが、ご回答よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

pT2(25mm), pN0, luminalA
化学療法の上乗せは全くありません。

「3段階で分けるとしたら、lowの判定は10~20位でしょうか?」
⇒一桁もありそうです。

「主治医からは腫瘍が大きい事、年齢が若い事皮膚を多く残した乳頭温存している事、脈管侵襲高リスクだという点から抗がん剤とホルモン治療10年を強く勧められています。」
⇒全く非科学的です。

 「抗ガン剤が効く」根拠に極めて乏しい。 「腫瘍が大きい」とか「若い」などは「抗ガン剤が効く根拠には全くなりえない」ものです。
 ○担当医が心配している気持は解りますが、「感情論」と「抗ガン剤が有効なのか?」は全く別問題なのです。(無駄に副作用を引き起こすだけです)

「抗がん剤による10パーセントの上乗せ効果は、かなり重要で主治医、看護師に説得されました」
⇒試しに、OncotypeDXしてみてください。

 その(上乗せの)数字を見せれば、彼らも無理には勧めないのではないかと思います。

「質問① 脈管侵襲高リスクの場合、ルミナールタイプでも抗がん剤の効果はありますか?」
⇒無関係です。

「質問②全摘したので、脈管も切除、摘出しているということで合っていますか?」
⇒その通りです。

「摘出していても、目に見えない癌細胞がもう身体中に回っているという事ですか?」
⇒考え過ぎです。

「途中で治療を止め、妊娠出産する事は、ホルモン受容が高い私の場合は再発のリスクが上がってしまいますか?」
⇒私の過去のQandAを良く読んでください。

 私が「妊娠出産」を勧めないことはありません。

「質問④私の病理結果から、先生ならどのような治療方針になさいますか?」
⇒ホルモン療法単独です。

 ○妊娠出産希望なら、「妊娠出産」⇒「ホルモン療法」とします。

「「目に見えない癌細胞が全身に回っているかもしれない、その為の抗がん剤」という話を度々されると恐怖で、不眠、食欲不振、精神状態が普通でない状態が続いております。」
⇒(気にしないですませられるのであれば)
 気にしない様にしましょう。

 「目に見えないガン細胞 云々」は、それを言ってしまったら「(可能性としては)癌患者全てに当て嵌まり、癌患者全てが抗ガン剤しなくてはならない」というナンセンスな事を言っていることに気付いているのだろうか???

○Oncotype DXしてみましょう。
 そうすれば、
 ①(非科学的な)担当医も納得させられる
 ②(何より)自分自身に安心できる。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

先日は丁寧な回答をありがとうございました。

自分で抱えていた疑問や不安が先生の言葉で解決され、心がとても軽くなりました。

教えて頂いたオンコタイプDXを調べてみたら、高額で躊躇しています…
それをする事で全て不安が解決するのに、申し訳ありません。

前回の回答を踏まえ、再度お聞きしたいです。

質問① 脈管侵襲が高リスクだったとはいえ、全摘し、リンパ転移もないのに主治医が抗がん剤を勧める理由は、「身体中に回っているかもしれない癌細胞をたたくため」なのですが、それはルミナールタイプとはいえ《数パーセントの確率で効果があるかもしれない治療法》を推奨されているという事ですよね?

(素人の考えとして)過剰治療だと思えてしまうのですが、10パーセントの上乗せは統計上の数字で出されていると思うので、効果がある人もいるという事でしょうか。

◯術前、針生検の結果が出た時に
「あなたはホルモン療法の効果は高いけど、抗がん剤は効きにくいね」
と言われた事で、抗がん剤による妊孕性の低下リスクは回避できると思っていました。

→そして、術前最後の診察で「リンパ転移があったら抗がん剤をしなければならないよ」に変わり、ここで初めて疑問がわきました。

→術後、幸いにもリンパ転移もなく安心していた矢先の…
→再びの抗がん剤の提案で、ショックで抗鬱状態が続いています。

何故、病院はこれ程までに抗がん剤を推進するのでしょうか…
もちろん自分の癌のタイプやグレード、顔付きで、回避できない場合は受け入れる覚悟はあります。

質問② 田澤先生のアドバイスをもらい、ホルモン療法単独を希望しています。

ただ、告知直後から精神状態が良くない状態が続いていたのですが、日に日に悪化し、先日腫瘍精神科で鬱病と言われてしまいました。

現在痛み止めと眠剤に追加して抗鬱剤を服用しています。

ホルモン治療の副作用でもある、鬱状態がこれから更に悪化するのでは…と余計な心配なのかもしれませんが、不安でたまりません。

まずは服用してみて様子を見るのがいいですよね?

副作用が強く出る方は、服用すぐに出る傾向にありますか?

再び長文になりまして申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「10パーセントの上乗せは統計上の数字で出されていると思うので、効果がある人もいるという事でしょうか。」
⇒これは「勘違い」です。

 その「10%上乗せ」という数字そのものが怪しい。
 つまり「ルミナールA」であることが考慮されていない数字です。
 本当の「上乗せ」が知りたいのであれば「不毛な議論をするよりも」OncotypeDXをしてみれば「上乗せが殆どない(当然10%ということは無いでしょう)」ことが解ります。

「何故、病院はこれ程までに抗がん剤を推進するのでしょうか」
⇒私に聞くべき事ではありません。

 私は「ルミナールAには抗癌剤は勧めない」と前回も回答している筈です。
 「ルミナールAなのに、いろいろなクダラナイ理由を付けて抗がん剤を勧める医師」について私が、これ以上コメントすることはできません。
 ♯だから、それらの医師に「突き付ける事実」としてOncotypeDXを勧めているのです。

「まずは服用してみて様子を見るのがいいですよね?副作用が強く出る方は、服用すぐに出る傾向にありますか?」
⇒精神的なものは「比較的長期」で出る事が多いです。

○私に「何故、担当医はこうまで抗癌剤を勧めるのか?」みたいなQを執拗にされても困ります。(今日だけでも、同様なQが2つめです)

 
 

 

質問者様から 【質問3】

いつもご丁寧な回答をありがとうございます。

よろしくお願い致します。

先日健側にしこりがある事に気付き、主治医に伝えたところ
「それはのう胞だから大丈夫」と言われました。

術前検査の時点で確認されており、その時のマンモの画像を見せて頂き
説明して下さいました。

マンモを撮った4ヶ月程前には自覚がなかったしこりを、現在自覚して
いる為、大きくなったのではないか、のう胞ではなく悪性腫瘍なのでは
ないか等の不安が拭えません…

◯のう胞と悪性腫瘍は、画像ですぐ区別ができるものですか?
また、大きくなったりしますか?

◯術側のしこりは早期発見できなかったので、健側の変化には過敏にな
ってしまいます…
エコーや針検査等で調べてもらう事はできないのでしょうか(触診もし
てもらっていないです)

◯6月の術前検査で、エコー、マンモ、PET、骨シンチ、MRI、血液検査
を受けています。

それを踏まえて大丈夫だと主治医はおっしゃっていますが、そう思いま
すか?心配しすぎなのでしょうか。

今見つけたら、早期発見になるのではという気持ちが拭えません…

◯私は今回31歳で告知されましたが、しこりは数年前から自覚はありま
した。

まさか悪性だと思っておらず病院に行かずにいた矢先の癌告知で大変な
ショックを受けました。

若年性乳癌が増加してる昨今ですが、この年齢で罹患した以上、他の人
より癌に罹りやすい体質だという事と思っています。

これは、対側乳癌に限らず、その他の癌も同じように捉えた方がいいの
でしょうか?

◯若年性乳癌と、40代、50代で罹患した場合の《ステージ、サブタイプ
含め全く同じ病理結果》には何か違いがあるのですか?

「若いから癌の勢いが強い」という言葉は、考えなくても大丈夫でしょ
うか(若年性乳癌は癌細胞の増殖力の高い、トリプルネガティヴタイプ
が比較的多い事から誤って解釈されていると思っています)

◯他の方への回答で「脈管侵襲は摘出した癌組織での様子」であり、
「癌細胞が血管の中に存在している様子を見ている訳ではない」と言う
コメントを見ました。

大変驚きました。

主治医から「脈管の中にあった癌細胞」と説明があり、図も書いて頂き
私自身もそのように解釈していたからです…

乳癌はリンパ管を通って、リンパ節に転移するのですよね?

脈管侵襲があったというのは
そのリンパ管に癌細胞が沢山あったという事ではないのですか?

◯ホルモン治療を開始したのですが、これは再発だけでなく対側の乳癌
抑制にも効果はありますか?

◯再発、転移した場合は、サブタイプは初発のものと違う場合もありま
すか?

例えば、初発はルミナールでホルモン治療のみですが、これはトリネガ
やハーツータイプには抑制効果はないですよね…
そうなると、再発転移した時には、ルミナール以外のサブタイプのもの
になるのでしょうか。

◯就寝中に3日連続で蕁麻疹が腕や脚の内側に数え切れない程出ていま
す。

赤みはなく蚊に刺されたようなぼこぼことした蕁麻疹です

痒くて仕方ないのですが、ホルモン治療の副作用とは関係ないでしょう
か。

(ホルモン治療を開始した3日目から連続で出ています。
日中は消える
ので我慢できる程度です)

眠剤、抗鬱剤に追加してホルモン治療を始めたので、その影響もあるの
かと不安です

お忙しい中、再びの長文になりまして申し訳ありませんがよろしくお願
い致します。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

不安な気持ちは解りますが、余計な心配などせずに、「ホルモン療法」をしましょう。
としかいいようがありません。

このQandAをしていると、中に非常に自虐的(言葉が適切かは不明ですが)な傾向がある方がいて、どうしても「自分はリスクが高い」と言ってほしいとしか思えないことがあります。(質問者がそうでないことを願います)

「のう胞ではなく悪性腫瘍なのではないか等の不安が拭えません…◯のう胞と悪性腫瘍は、画像ですぐ区別ができるものですか?また、大きくなったりしますか?」
⇒容易に区別つきます。

 担当医をもう少し信用しましょう。

「◯6月の術前検査で、エコー、マンモ、PET、骨シンチ、MRI、血液検査を受けています」
⇒全く無駄極まりない検査! 32歳にとって「今後、どれだけの影響がでるのか、担当医は責任がもてるのか!」正直な感想です。

「若年性乳癌が増加してる昨今ですが、この年齢で罹患した以上、他の人より癌に罹りやすい体質だという事と思っています」
⇒全く無関係です。
 余計な心配はしない方が、ストレスになるだけです。

「「癌細胞が血管の中に存在している様子を見ている訳ではない」と言うコメントを見ました。大変驚きました。」
⇒何を驚くのですか??
 冷静に考えてください。

 まさか、質問者は「自分の体の(たとえば)血管を調べて癌細胞が見つかった」と思っているのですか????
 病理検査で調べているのは『摘出した癌組織だけです』
 冷静になりましょう。

「痒くて仕方ないのですが、ホルモン治療の副作用とは関係ないでしょうか。」
⇒薬疹の可能性はあります。

 我慢できる程度なら、もう少し頑張りましょう。





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