乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:4385]
性別:女性
年齢:52歳

初めてお便りいたします。

昨年10月中旬に左乳房全摘+センチネルリンパ節生検(リソビスト磁気ブローブ
ブローブ開発機を用いた生検)を受け、術後担当医から『リンパ転移は1
1箇所で小さかったため郭清はしませんでした。』と報告を受けました。

その後の検査で病理は次の通りでした。

Bt+SNB
IDC with ductal spread a3
0.8×0.5cm f ly(-) , v(-)
NG2(nuclear atypia 2 , mitotic counts 2 )

Pn(+) (1/1) (gef:HE+CKAE 1/3) Ax0/0
・迅速診断時の残検体をパラフィン包理し標本作成したところ約3㎜の転移巣を認めました。
面が変わった可能性を考えます。

・手術検体と共に提出されたリンパ節は脂肪結合織でした。

ER+>90% PgR+20% HER20
Ki-67 10-20%

SLN 3㎜ 1/1 ということで(2㎜ならなし)
当初担当医には抗がん剤T.C 1クールを勧められましたが、ルミナールAであることと、リンパ節も入口の最初の1/1であることから、担当医と相談の上、抗がん剤治療ではなく、ホルモン療法に決定し、12月からアリミデックスを始めました。

ところが今年の年明けに担当医から抗がん剤治療を再度勧められ、今悩んでいますんでいます(歯の治療を理由に返事を待ってもらっています)。

①転移のあったリンパ節は残検体にあったということで郭清していなくても大丈夫なのでしょうか?
②化学療法(抗がん剤)はするべきなのでしょうか?
③術後半年近くになりますが、ホルモン剤を服用した後でも抗がん使用は大丈夫なのでしょうか?

以上、つたない文章で申し訳ありませんが、ご指導くださいますようお願い申し上げます。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

要約すると「微小転移だと思って郭清省略したが、(永久標本で)3mmであることがわかった。どうするか?」ということですね。

まず、話はシンプルに考えなくてはなりません。
つまり、「局所療法」と「全身療法」です。
○考え方としては「局所療法の不備を全身療法でカバー」するとか、「その逆」は不適切であるということです。

 まず、質問者の場合には明らかにルミナールAなので「全身療法として化学療法は無意味(上乗せがない)」
 それなのに「化学療法を提案」する事自体、全くナンセンスです。

○それでは、「3mmの転移だったのに、(腋窩郭清の省略を)そのままでいいのか?」となります。
 候補としては
 1.腋窩郭清をする
 2.放射線照射する(放射線照射も局所療法だから、間違いではありません)
 3.厳重な経過観察とする。

★私ならば、「患者さん自身の強い希望が無い限り」3を選択します。
 理由は…
 ①そもそもpT1b(8mm)であり、腋窩リンパ節に他に転移がある確率が「かなり」小さい
 ②腋窩は超音波で容易に見える部位だから





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