乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:4846]
性別:女性
年齢:36歳

はじめて質問をさせていただきます。

2016年11月に左乳頭より出血あり、左の鎖骨上側に1.5センチのしこりあり、クリニックにてマンモ、エコー、細胞検査を3回しても良性か悪性かわからないため、今年4月に市民病院を紹介され、乳腺腫瘍画像ガイド下吸引術をしたところ悪性でガンと診断されました。

造影剤にてMRIやPETCTやCTをしたところ、他の臓器には転移はないようでしたが、左胸の脇側や下の方にもガンとみられるものがMRI画像にあると言われ、5月に再び乳腺腫瘍画像ガイド下吸引術をして結果を待つことになりました。
この結果が悪性なら、全摘と言われました。
良性と出たら、また乳腺腫瘍画像ガイド下吸引術を再々度行い、全摘のエビデンスを作ると言われました。

一回目の病理結果は下記となります。

ER90%以上、JSCORE3b、ALL5+3=8
Pgr 5+3=8
HER2 1+
MIB-1 10~20%
ステージ1から2、ルミナルAで、全摘してホルモン剤5年との治療法を言われました。

質問なのですが、
全摘した場合も、ホルモン剤治療は必ずしないといけないのでしょうか?術後ホルモン剤を使用しないと、どうなってしまうのでしょうか?
右胸にもしこりはあるといわれましたが、とくになにも言われていません。
ホルモン剤治療をすることで右胸の乳がん化が起こらなくなるのでしょうか?
MRIで、今回子宮も怪しいと言われて、婦人科も受診する事になってしまいました。
ホルモン剤の副作用で子宮系のガンなどは悪化するのでしょうか?
よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「全摘した場合も、ホルモン剤治療は必ずしないといけないのでしょうか?」
⇒その通りです。

 其の目的は「遠隔転移再発の予防」だからです。
 ♯非浸潤癌であれば(乳腺から癌細胞は外へ出ていないので)全摘すれば(根治となるので)術後療法は不要となりますが、
  ○質問者の場合は「浸潤癌の場合には癌細胞が手術をした時点で、乳腺から外へ出ている可能性がある」ので「再発予防の治療が必要となる」のです。

「術後ホルモン剤を使用しないと、どうなってしまうのでしょうか?」
⇒再発率が上がるのです。

「ホルモン剤治療をすることで右胸の乳がん化が起こらなくなるのでしょうか?」
⇒50%程度の「リスク低減効果」はあります。

「MRIで、今回子宮も怪しいと言われて、婦人科も受診する事になってしまいました。」
⇒確率的には

 おそらく「子宮筋腫」などでしょう。

「ホルモン剤の副作用で子宮系のガンなどは悪化するのでしょうか?」
⇒タモキシフェンは(子宮刺激作用があるので)子宮体癌の発生率は上がりますが、「そもそも子宮に癌は無いと思います」よ。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

管理番号4846 ルミナルA、全摘で質問した者です。

市民病院で6月15日に左胸を全摘、36歳、閉経前
充実腺管癌
腫瘍径1.3×0.7センチ、数個あるうちの最大サイズだけ教えてくれた
組織型Invasive ductal carcinoma,solid tubular carcinoma
浸潤度g+、f+、s-、p-、娘結節+
切除断端cutsurface-、約5㎜以内-
リンパ管浸潤-、静脈浸潤-
intraductal spreading+、EIC-、壊死-、石灰化-
核異型スコア3、核分裂像3(〉11/10HOPE)
センチネルリンパ節0/2個
T1cN0M0

手術後の病理検査結果で治療法が確定するとの事でしたが、退院後の診察時の説明では、病理検査は手術前の検体でしかしない。
同じ検体で再検査は、保険適用外になる。
検体をホルマリンにつける時に、小さい手術前の検体の方がよく浸かるので精度が良いと言われました。
よって、
ルミナルAでホルモン療法のみと言われました。

①手術前の検体と手術後の検体の差異を出さなくても良いのでしょうか?
しこりが3個あり、それぞれ検査するものと思っていたので不安です。

ルミナルAがルミナルBに変わる可能性はないのでしょうか?

②ルミナルAでホルモン療法と言われました。

タモキシフェン飲み薬とリュープリン注射をそれぞれ5年間。

市民病院では40歳以下の場合は注射も5年間すると言われました。

注射は2~3年間が一般的と思っていたのですが、それぞれ5年間すべきなのでしょうか?
私の癌はローリスクではないのでしょうか?薬や注射を減らせる余地はないのでしょうか?

③手術後の定期検査について
一年に一回超音波検査すると言われました。

左胸は全摘しましたが、右胸にもしこりとびまん性の石灰化がありました。

一年に一回の検査間隔で良いのか不安です。

④子宮系の病気を母方の祖母、母親もしており、ホルモン療法で子宮体ガンや子宮頸がんになるのではと不安です。

不正出血は子宮体ガンの可能性があるとの事ですが、ホルモン療法をしてると不正出血してしまうので見分けがつかないと思うのですが、婦人科検診はどんな間隔で受ければ良いのでしょうか?
7月からタモキシフェンを一ヶ月飲んでみて、リュープリン注射をどうするかを考えるのですが、このような薬の飲み方でも大丈夫でしょうか?

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「①手術前の検体と手術後の検体の差異を出さなくても良いのでしょうか?」
⇒差異というか…

 Ki67(MIB-1)は病変全体で見るべきだと思うのですが(術前組織診が病変を代表している部分だとは限らないからです)
 ただ、病院の方針なら仕方がないでしょう。

「しこりが3個あり、それぞれ検査するものと思っていたので不安です。」
⇒明らかに「別の乳管系」で、かつ「最大浸潤径に匹敵する大きさ」ならば、そうすべきですが…

 上記を満たしていない(同じ乳管系もしくは、あまり大きくない)のでしょう。

「ルミナルAがルミナルBに変わる可能性はないのでしょうか?」
⇒可能性はあります。

「注射は2~3年間が一般的と思っていたのですが、それぞれ5年間すべきなのでしょうか?」
⇒現在では、それ(両方とも5年)が主流です。

「私の癌はローリスクではないのでしょうか?薬や注射を減らせる余地はないのでしょうか?」
⇒ホルモン療法には(化学療法とは異なり)リスクによる治療法のバリエーションはありません。
 むしろ「年齢」なのです。

 36歳という年齢からは(リスクとは無関係に)「ホルモン療法はできるだけ長く行いたい」と考えるのが一般的です。

「右胸にもしこりとびまん性の石灰化」
⇒微慢性石灰化は良性です。

 しこりがあるのなら、「生検するか、半年後フォローすべき」とは思います。

「ホルモン療法で子宮体ガンや子宮頸がんになるのではと不安」
⇒子宮頸がんは無関係です。

「婦人科検診はどんな間隔で受ければ良いのでしょうか?」
⇒1年で十分です。(あとは気になったら不定期に受診すればいいのです)

「7月からタモキシフェンを一ヶ月飲んでみて、リュープリン注射をどうするかを考えるのですが、このような薬の飲み方でも大丈夫でしょうか?」
⇒これも「一般的なやり方」です。

 
 

 

質問者様から 【質問3】

管理番号4846 ルミナルA、全摘で質問した者です。

現在通院している病院では、術後の病理検査をせず最終的なki値は出してくれませんでした。

田澤先生の病院で、術後の病理検査を保険内でして頂くことは可能でしょうか?
もしくは、術後の病理検査をせずこのままルミナールAとしてホルモン治療をしていって、問題ないのでしょうか?
その際、治療としてはタモキシフェン単独と、タモキシフェン+リュープリンではどちらが私に適しているのでしょうか?
リュープリンをする事で、子宮筋腫やポリープを防ぐ事ができるのでしょうか?
タモキシフェン単独でも問題ないなら、単独で治療をして行ければと思っております。

タモキシフェン単独での再発率、タモキシフェン+リ ュープリンでの再発率は差があるのでしょうか?

今後、現在通院している病院からの転院も考えています。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

「田澤先生の病院で、術後の病理検査を保険内でして頂くことは可能でしょうか?」
⇒可能です。

 病理診断料は保険診療なのです。

「もしくは、術後の病理検査をせずこのままルミナールAとしてホルモン治療をしていって、問題ないのでしょうか?」
⇒それも「間違いではない」ことです。

「その際、治療としてはタモキシフェン単独と、タモキシフェン+リュープリンではどちらが私に適しているのでしょうか?」
⇒36歳だから、通常LH-RHagonist併用が通常だとは思います。

「リュープリンをする事で、子宮筋腫やポリープを防ぐ事ができるのでしょうか?」
⇒効果はありそうです。

「タモキシフェン単独での再発率、タモキシフェン+リュープリンでの再発率は差があるのでしょうか?」
⇒データは無いですが…

 おそらく「差は出る」と思います。

 
 

 

質問者様から 【質問4】

管理番号4846 ルミナルA、全摘で質問した者です。

市民病院の主治医の元タモキシフェンとリュープリン治療をはじめました。

まずタモキシフェン単独で一ヶ月治療しました。
タモキシフェンの副作用が出るかどうか試したかったため自分から提案しました。

飲み始めて二週間目に生理が来たのですが、飲み始めてからいままで経験した事のないめまいが起き、仕事中も電車まちのホームでもクラクラして、とても辛かったです。
また、術側の胸、首まわりの痒み、目の痒みもあります。

こういう症状は、ホルモン治療中はずっと続くのでしょうか?

タモキシフェン単独だと子宮筋腫やポリープが出来てしまうのが不安なので、リュープリンも打つことにしました。

しかし、リュープリン一ヶ月製剤を右のお腹に打ち、その日の夜から右腰が痛くなったり、頭痛もしてきました。

7年前から左ふくらはぎだけがしびれたり痛んでいることがあったので
すが、リュープリンをしてから腰の痛みや、左ヒザ、左ふくらはぎが痛み出しました。

左ふくらはぎに関して、整形外科や循環器外科などで診察はしたことないのですが、下肢静脈瘤なのか、血管が少し膨らんでるため、もしくはそうでないのか?エコーを当てる検査をした方が良いでしょうか?
ふくらはぎの痛みの原因が不明です。
どの科に行くべきでしょうか?

乳がんになって、ホルモン治療をする事で、体のあちこちが痛みホルモン治療を続けるのが、正直、辛いです。
ホルモン治療をはじめて一ヶ月足らずで、めげてます。

主治医との診察のやりとりもうまくいきません。

ホルモン治療一ヶ月したので血液検査をしましたが、問題ありませんとだけ言われ、血液検査結果の説明を全くしてもらえませんでした。

術側の脇から二の腕にかけて筋っぽく痛むのですが、もう見てもらえません。
以前から痛いと伝えても、そんなもんですと返答されました。

治るのか?治らないのか?もわかりません。
治療を続けるための、前向きな気持ちになれません。

田澤先生の病院で、乳腺外科、整形外科or循環器外科、婦人科と診察してもらえますか?

ただ、ホルモン治療は今、中止したいと思っています。

一旦中止して、また治療を開始することは問題ないでしょうか?休薬期間はどのくらい設けても良いのでしょうか?

タモキシフェンとリュープリンを5年間と言われましたが、こんな状態なので5年間もできそうにありません。

ホルモン治療を1年間頑張った場合は、再発や転移、反対側の乳がんはどのくらい防げますか?
ホルモン治療をやったり、やらなかったりするならば、もうやらない方が良いでしょうか?

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

「こういう症状は、ホルモン治療中はずっと続くのでしょうか?」
⇒慣れることはあります。

「エコーを当てる検査をした方が良いでしょうか?」
⇒不要です。
 様子をみましょう。

「ふくらはぎの痛みの原因が不明です。どの科に行くべきでしょうか?」
⇒少し落ち着いて、経過を見ましょう。

「田澤先生の病院で、乳腺外科、整形外科or循環器外科、婦人科と診察してもらえますか?」
⇒当院では婦人科は機能していません。

 整形外科などの診療は不要と思います。
 ホルモン療法の副作用なら、中止して様子を見ましょう。(冷静になって)

「一旦中止して、また治療を開始することは問題ないでしょうか?休薬期間はどのくらい設けても良いのでしょうか?」
⇒全く問題ありまえsん。

「ホルモン治療を1年間頑張った場合は、再発や転移、反対側の乳がんはどのくらい防げますか?」
⇒1年間でのデータはありません。

「ホルモン治療をやったり、やらなかったりするならば、もうやらない方が良いでしょうか?」
⇒もう少し落ち着きましょう。

 取りあえず、休薬したのだから「症状が改善するまでは(細かい事は気にせずに)休薬」することです。
 その後のことは「その時(症状が改善した際)に考える」ようにしましょう。

 「先々まで考えて、自分を追い込む」ことは決してよくありません。





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