[管理番号:5357]
性別:女性
年齢:43歳
田澤先生おはようございます。
8月(上旬)日に右乳房全摘手術をしました。
最終診断結果がでて、医師より抗がん剤をするかどうかは本人の希望ですと言われております。
診断名 多発乳がん
1 BDの腫瘤 浸潤ガン
組織型 乳頭腺管ガン
大きさ 16*12*4
波及度 乳腺内にとどまり周囲脂肪織に浸潤なし
リンパ管侵襲なし
静静侵襲なし
センチパネルリンパ生検 転移陰性0-4
核グレード1
エストロゲン受容体 陽性70パーセント
プロゲステロン 陽性70パーセント
HER2 2+ FISH HER2の増幅なし
ここまでは低リスクです
増殖指数MIB1 23パーセント
これが中リスクとなり、抗がん剤を追加するかどうか悩んでいます。
医師によりするかしないかもわかれるといわれました。
田澤先生でしたら、どう判断されますか。
お忙しいところすみません。
回答をよろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「医師によりするかしないかもわかれるといわれました。」
⇒確かに「グレーゾーン」とはなりますが…
実際は「ルミナールAの可能性が高い(経験上)」とは思います。
「田澤先生でしたら、どう判断されますか。」
⇒OncotypeDXするのが一番です。
もしもしないなら…
化学療法を(積極的に)勧めはしません。(つまり、患者さんから「ホルモン療法
だけにしたい」と言われれば、「それでいいですね。」と賛成するということです)