乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:5265]
性別:女性
年齢:51歳

はじめまして。

いつも勉強させて頂いております。

2009年10月乳ガンと診断され左乳房全摘手術を受けました。

病理組織診では
浸潤性乳管ガン、腫瘍径30mm(浸潤部10mm)、リンパ節転移0、
リンパ節浸潤(1+)、静脈浸潤(0)、ER(3+)、PgR(3+)、HEA2(0)
乳腺下端に癌細胞あり(浸潤癌)で、放射線治療30回行いました。

その後、ホルモン治療を5年間行いました。

2016年12月左脇リンパ節転移がわかり、2017年1月手術
病理組織検査の結果は口頭のみ(主治医が変わってしまった為)なのでわかる範囲ですが、
ルミナールA型、腫瘍径10mm、リンパ節転移1、ホルモン受容体陽
性、顔付きの悪いタイプ、HEA2陽性3+
術後、抗癌剤治療(EC4回、タキソール4回)、ホルモン治療と言われ1月から抗癌剤治療に入りました。

抗癌剤治療に入る前に肝臓専門医でB型肝炎キャリアなので、抗癌剤でB型慢性肝炎になる人が稀にいますと言う説明は受けました。

EC3回目の治療前の血液検査で肝臓の数値が高いと言われ、抗癌剤は延期になり、後日肝臓専門医に受診し、B型慢性肝炎になっています
と言われ抗ウイルス剤を飲んで経過観察中です。

他の方のQ&Aを拝見させて頂きましたが、抗癌剤治療の時に抗ウイルス剤も一緒に投与するとありましたが、私の場合はそれはなかったです。

抗ウイルス剤を投与しなかった為にB型慢性肝炎になってしまったのてしょうか?
先生のコラムも拝見させて頂きましたが、局所再発の場合は手術のみでいいと書かれておりましたが、私の場合抗癌剤をする必要があったのでしょうか?

主治医はB型慢性肝炎だとわかった時は劇症肝炎になる恐れがあるしので抗癌剤治療は中止しましょう、でした。

私がHEA2陽性だと言う事はわかっていましたが、先日の診察ではじめてHEA2陽性3+と知ったので主治医に「再発リスクが高いのですが、抗癌剤やめて大丈夫なのですか?」と質問すると、「次回の肝臓専門医の診察の時に抗癌剤出来るか聞いて来て下さい。」と言われました。

後に先生のサイトを知り、色々勉強させて頂きましたが、もう少し早く辿り着いていたら抗癌剤もやらなかったかもしれないし、やらないと決断していれば、B型慢性肝炎にもならずに済んだと思うとやりきれない気持ちになりました。

でも前に進むしかありません。

ルミナールA、HEA2陽性3+でB型慢性肝炎の場合、延期になっている抗癌剤治療を続けた方が良いのでしょうか?
最後にうけた抗癌剤治療は2月中旬ですがこんなに間が空いてしまっても3回目から出来るのでしょうか?
6月からは、ホルモン治療がはじまっており、アナストロゾールを飲んでいます。

お忙しい中恐縮ですが、先生のご意見をお聞かせ頂ければと思います。

宜しくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

2009年の手術で「リンパ節転移0」とありますが…
「センチネルリンパ節生検」での結果なのか、「腋窩郭清」での結果なのかどちらでしょう?(2009年だと「センチネルリンパ節生検」をやっていない施設もあったと思います)

純粋な腋窩再発(しかもホルモン療法を終了後2年間で1個だけ)であれば、
☆センチネルリンパ節生検で取り残した(もともと)転移していたリンパ節が(ホルモン療法で抑え込まれていたが)ホルモン療法終了と共に「ゆっくり増大していきた」と考えます。
『今週のコラム 90回目  「本当に手術ができないのか?」と、当院を受診されたわけです。』をご覧ください。(ケース1に相当すると思います)

「局所再発の場合は手術のみでいいと書かれておりましたが、私の場合抗癌剤をする必要があったのでしょうか?」
⇒上記と考えれば…

 私なら、行いません。

「主治医はB型慢性肝炎だとわかった時は劇症肝炎になる恐れがあるしので抗癌剤治療は中止しましょう、でした。」
⇒そもそも最初から「必要性に乏しい」わけですから…

 当然です。

「延期になっている抗癌剤治療を続けた方が良いのでしょうか?」
⇒不要です。

 B型慢性肝炎になってまでも(リスクを冒してまでも)行うべきではありません。

「最後にうけた抗癌剤治療は2月中旬ですがこんなに間が空いてしまっても3回目から出来るのでしょうか?」
⇒期間は無関係ですが…

 ホルモン療法だけで経過をみるべきでしょう。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

先日はご回答ありがとうございました。

とてもわかりやすく、抗癌剤もやらない決断に至りました。

お忙しい中恐縮ですが、再質問をさせて頂きたく宜しくお願いします。

1、2016年にリンパ節転移がわかった時に、主治医に「2009年の全摘手術の時にリンパ節も全部取ったんじゃないんですか?」とお聞きした所、「全部は取りきれない。」と言う回答だったのですが、全部は取りきれないものなのでしょうか?

2、タイトルにもあります様に抗癌剤でB型肝炎キャリアからB型慢性肝炎になってしまったのは、抗癌剤投与の際に抗ウイルス剤を一緒に投与しなかった為なのでしょうか?
それとも、他の原因も考えられますか?

3、HEA2(3+)ですが、又再発あるいは転移した場合、抗癌剤ができないとされれば、抗HEA2剤も使えないという事なのでしょうか?
又、他にはどの様な治療が可能なのでしょうか?

私にとって再発は、初発の時よりショックが数倍大きかったです。

質問者に寄り添いかつ丁寧にご回答してくださる先生はとても心強いです。

宜しくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「全部は取りきれないものなのでしょうか?」
⇒文面からは…

 「センチネルリンパ節生検ではなかった」ようですね。
 肝心の「転移していたリンパ節」が取り残されてしまっていたと想像します。

「抗癌剤投与の際に抗ウイルス剤を一緒に投与しなかった為なのでしょうか?」
⇒併用していたら「防げた」可能性は十分にあります。

「抗HEA2剤も使えないという事なのでしょうか?」
⇒肝炎が落ち着いていれば(肝臓内科医にウイルス量をチェックしてもらいながら)
抗ウイルス薬を併用しながらおこなうことになります。





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