乳がんプラザ|乳がんの手術は東京の江戸川病院乳腺外科|ブログ


[管理番号:4477]
性別:女性
年齢:67歳

初めての質問です。
QandAに術前と術後の抗癌剤治療の項目がありましたが、
私の場合は如何なのだろうと質問させて頂きました。

2017・01・(下旬)に右脇の下のシコリを見つけ受診しました。
一連の検査の結果、乳癌と診断され、ステージ2A、ルミナールB,KI67-75%,トリプルネガティヴに近い。
との事でした。

その時は手術をして、抗癌剤治療をしましょうと言われました。
ただ、
たまたま受診した病院は、旅先の病院でしたので、検査結果と紹介状を頂いて、地元の大学病院を受診しました。
所がこの病院では、術前化学療法を提案され、困惑しています。

私は肝臓に2つの血管腫が有ります。
経過観察をしていますが安定していますので今の所は心配はないようです。
化学療法だと肝臓にもダメージを受けると思いますがそれも心配です。

現在は時々の頭痛と、長く座っていると脚の付け根が痛くなって、鎮痛剤を飲んでしまうほどの痛みを感じる時があります。
それもまた心配です。

私の場合は術前化学療法で良いのでしょうか?
その場合、手術は年末頃に為るとのお話でした。
取り敢えず、質問させて頂きました。
宜しくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにち日は。田澤です。

「本来」術前化学療法は(腫瘍が大きくて、そのままでは温存できない時に)「小さくして、温存をしたい」場合にのみ適応になります。

今回、質問者が受診した、その「大学病院」では「何故、(本来、無意味な)術前化学療法を勧めるのか?」
これには「大学病院(と、似たような大病院)に特有の事情」が見え隠れします。
その事情とは…
 1.医師の力量、経験にバラつきがあるので、(診断にしろ、手術にしろ)「各医師の判断に任せておけない」⇒(規則を作って)「診療を画一化しないと、事故が起こる」
  おそらく、「化学療法の適応があれば、(個々の事情など無視して)術前化学療法を勧めること」になっているのでしょう。
 
 2.大学の使命として「データを出さなくてはならない」
   患者さんの希望よりも「この様なパターンに、このような治療をしたらどうなるのか?」という型に嵌めて、それを集めるようにしている。という事情です。

「私の場合は術前化学療法で良いのでしょうか?」
⇒(大学の事情ではなく)ご本人の希望がどうなのか? です。

 もしも(現時点で腫瘍が大きいから、温存術ができない状況であり)「何とか小さくして、温存したい」というのであれば、「術前化学療法」しましょう。
 ♯それ以外(そもそも「現時点で温存できるような大きさ」だったり、最初から「温存を希望していない」)などであれば、「術前化学療法は不適切」です。





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