乳がんプラザ|乳がんの手術は東京の江戸川病院乳腺外科|ブログ


[管理番号:4640]
性別:女性
年齢:37歳

お忙しいとこすみません。

先日右胸全摘手術をし、手術後の抗がん剤を迷っています。

腫瘍は3つあり、
12×13×15㎜,10×7×6㎜,6×6×5㎜
ly1,v0, グレード2
PgR,ERともに強陽性
HER2陰性
Ki-67 31.8%
センチネルリンパの結果転移なしでした。
術後の抗がん剤を行うかどうか自身で決めてくださいと言われて、迷っています。
主治医には37歳、ly1、ki-67 31%という数値が出たことで念のため抗がん剤やっておいた方がいいかもしれない、と言われたのですが、副作用強いので最終的には自身で決めてくださいと言われました。

①私の病理結果などリンパ菅侵襲があれば、
念のために抗がん剤はやっておいた方がいいのでしょうか?

②抗がん剤の効果らどれくらいなんでしょうか?再発率や生存率はどれくらいかわるのでしょうか。

③あとホルモン陽性でも抗がん剤は効くのでしょうか?
1歳と4歳の子供もいて両親も遠方なので、とても悩んでいます。
よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

物事はシンプルに感会えなくてはなりません。
術後療法はシンプルに「サブタイプのみ」で決めましょう。
 ♯つまり「年齢」や「脈管侵襲(ly)」は全く無関係

○ルミナールタイプ(質問者のようにホルモン療法が有効なタイプ)について
 ルミナールタイプはA(抗癌剤が効かないタイプ)とB(抗癌剤が効くタイプ)に分ける必要があります。

 それでは、どうやって分けるか?
 ①Ki67(細胞分裂期にある癌細胞の割合%)だけで「簡易的に」分けるか?
 ②OncotypeDXにより(Ki67を含む)「21遺伝子の発現量」で分けるか?

 現実的には、上記①か②の選択となります。
  ①の場合は、不正確なので②が勧められます。
  ♯実際に①で判断しようとすると(ルミナールAなのかBなのか)「かなり微妙な値」と言えます。

「①私の病理結果などリンパ菅侵襲があれば、念のために抗がん剤はやっておいた方がいいのでしょうか?」
⇒「リンパ管侵襲は無関係」です。

「②抗がん剤の効果らどれくらいなんでしょうか?再発率や生存率はどれくらいかわるのでしょうか。」
⇒OncotypeDXをすれば解ります。

 これは、実際に「ルミナールAなのか、Bなのか?」で全全変わってくるのです。
(統計ソフトは、それをごちゃ混ぜにした数値なのです)
  例)もしもAならば 抗癌剤による「上乗せ」は0に近いのに対し、Bの場合は10%以上あると思います。

「③あとホルモン陽性でも抗がん剤は効くのでしょうか?」
⇒上記コメント通りです。

 ホルモン陽性(ルミナールタイプ)と「一括りにはできない」のです。
 ルミナールAなら効かないし、Bなら効く。至ってシンプルに考えましょう。
 ★要は、「質問者がAなのか、Bなのか?」それが問題なのです。





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