乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:3564]
性別:女性
年齢:34歳

いつも勉強させていただいております。
先生が、丁寧にわかりやすくお答えしているのをみて是非私も質問したいとおもいました。
左右乳腺症、線維腺腫、石灰化、のうほうもあり、半年ごとに定期的にマンモとエコーで経過観察していました。
去年6月にも左胸微細石灰化にてマンモトームをしましたが、結果異常はありませんでした。

その後妊娠しましたので去年年末にはエコー検査のみ実施しましたが乳腺症との判断でした。
その後無事出産し今年7月に人間ドックで腫瘍マーカー、触診するも異常はなかったのですが
線維腺腫ありとの指摘で同じ場所か気になったので
いつもの病院でエコー実施したところ、しこりが急激に大きくなっているので、組織生検をやるといわれました。
4センチ弱とのこと。
授乳中であったため、まさか癌ではないと思っていたのですが、結果癌でした。。

定期的に見てきたのになんでこんなことになるのでしょうか。
私の癌はハーツー陽性でハーセプチンが効くタイプとのこと。
CTの結果転移はなさそうで、MRIの結果しこり自体すべてが癌ではなく乳腺組織も多い可能性も高いので手術先行になるとのこと。
ハーセプチンは小さすぎて使える対象にならないかもと。
ただ広がりがあいまいなため全摘になるといわれました。
乳頭から癌まで二センチ弱しかないため乳頭ものこせないといわれたのですが、こういった場合は全摘になるのでしょうか。
手術先行で間違いないのでしょうか。
再発防止のためなにか治療しなくてもよいのでしょうか。
不安です。
お返事お待ちしております。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

半年毎の定期検診で「4cmの癌」というのはお気持ちお察しします。
今回の件は、(もともと線維腺腫と認識していたものが)「実は癌だった」ということのようです。

その意味では(画像だけで判断せずに)「組織診をしていれば」もっと小さい状態で見つかったわけです。

「定期的に見てきたのになんでこんなことになるのでしょうか。」
⇒お気持ちは解りますが…

 「線維腺腫」との判断を安易にせず、「組織診すべき」でした。

「こういった場合は全摘になるのでしょうか。」
⇒これは「画像診断での拡がり」姿第なので、文章だけでは判断することはできません。

「手術先行で間違いないのでしょうか。」
⇒「術前抗がん剤」の適応は「小さくして温存」という目的です。

 おそらく「境界不明瞭な拡がり」があるため、(術前抗がん剤をしても)「小さくして温存」することができないという判断なのでしょう。

「再発防止のためなにか治療しなくてもよいのでしょうか。」
⇒その「なにか治療」というのが「手術」なのです。

○私の印象ですが…
 画像上、非浸潤癌の拡がりが広いために、(抗癌剤を術前に行っても)たとえれば「星座のように、病変が点々と残る」から、「全摘するしかない」という方針ではないかと推測します。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

丁寧なご回答をいただいていたにもかかわらずご連絡が遅くなり申し訳なかったです。
その後全摘でなくてもいけそうとの話で温存手術をし、病理結果がでましたので先生のご意見を伺いたく質問させていただきました。
術前と術後で弱冠結果が異なりました。

Left breast;Invasaiveductal
carcacimona
with apor
crine featuqe,in extensive Dcis
左乳腺切除 80×60×3疫組織ER0% PgR0%
Hers3+ MIB1 30-40% 腫瘍径
22×20×18㎜ 組織亜型scirrhous type
Dcis+ low papillary>cribriform
type 核異型度NG3 組織異型度HG2
Tumor size1㎜(slide6) 2㎜(slid8)
脈管侵襲Iy0 v0 切除断端
positive(slide2と16) pStageIA(M
0の 場合)でした。
ステージ2aと言われていましたがステージ1に下がりほっとしています。
浸潤部分が少なかったため術後は抗がん剤なしでホルモン剤のみと言われましたが、術後ホルモンは陰性ですのに意味はあるのでしょうか。
抗がん剤は必要ないでしょうか。
また、断端陽性がでているので、①放射線治療のみ②追加切除+放射線③全摘出の選択肢があるのですがどれがよろしいでしょうか。
授乳中であったため手術後傷が膿だし真っ赤に腫れてしまいました。
母乳が止まらず膿と混ざり痛い思いをしました。
炎症が治まらない限り再手術は難しいのでしょうか。
出来れば早めに再手術したいと考えております。
まとまりない文脈になりましたが、ご回答お待ちしております。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「浸潤部分が少なかったため術後は抗がん剤なし」
⇒「Tumor size1㎜(slide6) 2㎜(slid8)」⇒最大浸潤径2mmだということですね。

 勿論「抗ガン剤の適応外」となります。

「ホルモン剤のみと言われましたが、術後ホルモンは陰性ですのに意味はあるのでしょうか。」
⇒無意味です。

 「ホルモン療法の適応外」です。

「断端陽性がでているので、①放射線治療のみ②追加切除+放射線③全摘出の選択肢があるのですがどれがよろしいでしょうか。」
⇒これは「程度」があるので、この場で判断できません。

 断端陽性の「程度、範囲」によって異なります。

「炎症が治まらない限り再手術は難しいのでしょうか。」
⇒その通りです。

 炎症が治まらないと「手術しても、再度可能するリスク」があります。

 
 

 

質問者様から 【質問3】

3564健診を受けていたのに乳癌にで質問させていただき、今回3回目の質問をさせていただきます。
いつも丁寧で的確なアドバイスをありがとうございます。
その後追加切除をしましたが断端がアメリカの基準なら陰性だが日本の基準だと陽性扱いになるといわれ、しかし、もう追加切除はしないとのことで放射線治療をし、危ない部分に追加照射をしました。

本当にこれで癌がたたけたのか不安ですが問題ないのでしょうか。
また、術後の病理でホルモン陰性なのですが、術前病理でPGR〈10%ER〈5%とわずかに反応が出ていたようでホルモン剤を使うことになったのですが正直やりたくないのです。
やる意味はあるのでしょうか。
どれくらい再発率が変わるものなのでしょうか。

ホルモン感受性があまりないのにモチベーションがあがりません。
今後は半年に一回のエコーと年1のマンモのみの検査と言われたのですがそれも少ない気がしました。
標準なのでしょうか。
ご回答お待ちしております。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

「本当にこれで癌がたたけたのか不安ですが問題ないのでしょうか。」
⇒そもそも「アメリカの基準なら陰性だが日本の基準だと陽性扱いになる」という表現は「断端陰性(5mm以内)」ということです。
 であれば、問題ないでしょう。

「やる意味はあるのでしょうか。どれくらい再発率が変わるものなのでしょうか。」
⇒やる意味はあると思います。

「半年に一回のエコーと年1のマンモのみの検査と言われたのですがそれも少ない気がしました。標準なのでしょうか。」
⇒何が「標準」というものはありません。

 ただ、「3カ月毎にホルモン療法の処方」があるのであれば、「毎回、診察エコー」してもらってもいいでしょう。(断端のことが心配なら、尚更)





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