乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:5711]
性別:女性
年齢:33歳

はじめまして。
33歳の女性です。
1歳3ヶ月になる子供がいます。

マンモトーム生検とエコーで右乳がんであることがわかりました。

生検の結果を印刷した欲しかったのですが、電子カルテが変わったばかりだったからでしょうか、できないと言われてしまいました。

浸潤性乳管がん 29mm 腋窩リンパ節転移あり ER90% P gR0% HER2陽性 Ki67 36% ステージIIb
隠れているかもしれない癌をやっつけるために抗がん剤を先に行ってから手術ということですが、HER2陽性だとその方が良いのでしょうか?
私の中では手術してから薬物療法やホルモン療法だと思っていました。

また、今後第二子をと考えていたのですが、主治医には卵子凍結をするために排卵誘発となると、ER値が高いと癌が増殖するリスクを高めてしまうと言われてしまいました。
術後のホルモン療法も5年かかると言われ、抗がん剤をすると卵巣の機能も低下してしまうとも言われました。

結局、二人目は諦めるしかないのですか?
まだ子どもも小さいので死ぬわけにはいきません。
命優先で乳房温存も
強く望んではいません。
突然の告知で動揺して文が読みにくかったらごめんなさい。

どうか回答の方よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

物事はシンプルに考えましょう。
1.術前化学療法の適応は唯一「小さくして温存を狙う」場合のみである。
2.不妊治療が乳癌の予後に悪影響を及ぼすというエビデンスはない

「隠れているかもしれない癌をやっつけるために抗がん剤を先に行ってから手術」
⇒このような「戯言」をいう医師が多い事は(このQandAでも)何度となくコメントしてきました。

「HER2陽性だとその方が良いのでしょうか?」
⇒誤りです。

「私の中では手術してから薬物療法やホルモン療法だと思っていました。」
⇒「小さくして温存したい」という希望でなければ、それでいいのです。

「卵子凍結をするために排卵誘発となると、ER値が高いと癌が増殖するリスクを高めてしまう」
⇒理屈ではそうなりそうだという主治医の言う事も解りますが…

 エビデンスがありません。

「結局、二人目は諦めるしかないのですか?」
⇒そんなことはありません。

 手術⇒卵子凍結⇒抗HER2療法⇒妊娠出産⇒ホルモン療法でいいのです。

「乳房温存も強く望んではいません。」
⇒それであれば…

 術前抗がん剤の必要は全くありません。





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