乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:5808]
性別:女性
年齢:30歳

田澤先生初めまして。
しこりに気付いてから告知までの間、こちらのサイトを食い入るように見てきました。

現在、非常に不安な状況ですのでご回答よろしくお願い致します。

大きくて痛むしこりを自覚し、先月市中乳腺クリニックを受診し、細胞診と乳房MRIの結果で乳管癌の確定診断がおりました。

しこりは4.3cm、腋窩リンパ節は1.5cm肥大(リンパ節門を欠き扁平な形)をしており、リンパ節転移が強く疑われるとの結果でした。

私の希望で○○病院へ紹介状を書いてもらい、昨日○○病院を受診し、○○先生に診て頂きました。
マンモ、エコー、針生検をし、CT検査とPET検査が組まれ、
約2週間後に全ての検査結果を聞きに行く予定となっております。

○○病院は手術件数が多いこともあり、こちらのサイトをよく読み、信頼した上での受診でしたが、こちらのサイトで事前に勉強していた田澤先生の方針とは異なる治療方針に戸惑っております。

以下質問です。

①主治医には、しこりが大きいため手術先行は難しい、まずは全身のがん細胞を叩く必要性があるとのことで術前化学療法を勧められました。

私自身は温存は望んでいないので、(田澤先生がこちらのQ&Aでも何度もご回答しているように)手術先行でお願いしたいと考えております。

現在、腫瘍が皮膚から出ている状態ではありませんが、既に進行しており、しこりが大きい場合は手術先行は積極的に採用されないというのが現状でしょうか。

それとも胸壁浸潤が疑わしいのでしょうか。
(乳房MRIの画像データは頂いておりますのでメール添付も可能です。)

②PET検査が組まれたこと、次の結果説明時には遠方にいる親も同席するように言われたことで、遠隔転移の可能性が高いのではないかとショックを受けています。
ステージについて聞くと「全身を調べてみないと分からない」との回答でした。

初発時に遠隔転移は滅多にないと自分に言いきかせてはいるのですが、おおよそのステージを言って貰えなかったことと、全身転移の可能性も有り得る言い方だったため、不安で仕方ありません。
若いと進行が早く、私のような若年者の場合は遠隔転移までのスピードも早いのでしょうか。

③田澤先生に手術して頂く場合、術後治療は地元の指定の病院でも受けられると拝見しました。
地元の病院での術後治療を希望する場合、治療先の病院の先生が考える処方ではなく、田澤先生の指示通りに投薬をして頂けるものなのでしょうか。

以上です。
まだ針生検の結果前で、不確定要素も多い中の質問ではありますが、ご回答頂けますと幸いです。
何卒よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「①主治医には、しこりが大きいため手術先行は難しい、まずは全身のがん細胞を叩く必要性があるとのことで術前化学療法を勧められました。」
⇒「腫瘍が大きい?」「リンパ節転移がある」というだけで、「手術先行をしたがらない」医師達が良く用いる言葉であり、「耳タコ」ですね。

「私自身は温存は望んでいないので、手術先行でお願いしたい」
⇒「温存を希望していない」という明確な意思表示が有る以上、「手術先行」は正しい判断です。
 患者さん側が、「正しい主張」をしているのに、それでも「術前化学療法に固執する」医師がいるとしたら…(本末転倒でしょう)

「しこりが大きい場合は手術先行は積極的に採用されないというのが現状でしょうか。」
⇒上記コメント通りです。

 (術前化学療法に頼り過ぎて)「まともに郭清ができない医師が蔓延している」ことにこそ、問題の本質があるのかもしれません。

「それとも胸壁浸潤が疑わしいのでしょうか。」
⇒このメール内容からは、それはなさそうです。
 もしもそれ(胸壁浸潤)があれば、「胸壁浸潤があり、(術前に抗癌剤をしなければ)手術不能な状態」とはっきり言う筈だからです(常識的に)

「②PET検査が組まれたこと」「次の結果説明時には遠方にいる親も同席するように言われたことで、遠隔転移の可能性が高いのではないか」
⇒これは完全な誤解です。

 その病院では「浸潤癌全例でPETを撮影している」のです。(勿論、私は知っています)

 ☆「遠方の親、云々」は30歳という年齢から「親が心配する筈だ」という配慮でしょう。(患者さんからの間接的な情報より、ご両親に直接お話しした方がいいと私も思います)
 ☆☆私が、しばしばコメントしているように…
   乳癌の初期治療の段階で「遠隔転移」を心配する必要はありません。
   もう一つ言えば、「30歳という年齢(これからの妊娠出産の可能性を考え)」から、安易にPETを撮影することは如何なものか?(私であれば、CTも含めて絶対に行いません)

「初発時に遠隔転移は滅多にないと自分に言いきかせてはいる」
⇒それが事実です。
 御心配なく。

「おおよそのステージを言って貰えなかったことと、全身転移の可能性も有り得る言い方だった」
⇒それは考え過ぎです。

 単純に、その医師は(患者さんの不安を少しでも解消するために、情報を小出しにすることより)「全ての結果が出て、確認された情報しか伝えない」という方針であるだけです。

「私のような若年者の場合は遠隔転移までのスピードも早いのでしょうか。」
⇒全く根拠がありません。
 無意味な想像は止めましょう。

「地元の病院での術後治療を希望する場合、治療先の病院の先生が考える処方ではなく、田澤先生の指示通りに投薬をして頂けるものなのでしょうか。」
⇒これは、良く聞かれることですが…(昨日の外来でも、大阪の方から聞かれました)

 その病院により様々です。
 私の印象ですが…
 大病院だと「院内カンファレンスにかけたら、(貴院の治療ではなく)○○の治療すべきとなったので…」みたいになりがちです。
 比較的、小さな病院だと「こちらの提案(紹介状の内容)通りに行ってくれる」ケースが多いです。

「(乳房MRIの画像データは頂いておりますのでメール添付も可能」
⇒秘書メールに添付してもらえば…

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