乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:5315]
性別:女性
年齢:56歳

はじめまして。

先生のご意見を伺わせていただきたくご質問させてください。

お忙しいところ申し訳ございませんがどうぞよろしくお願いいたします。

左側全摘手術をし 先日病理の結果がでました。

浸潤性乳管がん
脈管侵襲(-)
核グレード(3)
SLN(0/1)
ER(+) PgR(-)
HER2(スコア3) Ki67(50-60)
浸潤径 0.5×0.5cm (再度検査中のためもう少し大きくなる可能性があるとのことです)
<腫瘍径 1.6cm位(術前の画像で)>

今後の化学療法は
EC療法×4 → タキサン+ハーセプチン4回 → ハーセプチン(9か月)
(もし上記以外を希望する場合は TCH療法 → ハーセプチン(9か月))
とのことでした。

いくつかご質問させてください。

田澤先生はどの抗がん剤が適切とお考えになりますでしょうか。
 
Weeklyパクリ+ハーセプチンという選択肢もありますでしょうか。

EC療法+タキサンは再発高リスクの治療に使用するイメージをもっていましたが、私の再発リスクはどのくらいになりますでしょうか。
 
エピルビシンの副作用の吐き気などは効果があるのであれば我慢する覚悟ですが、何年も先に発症するかもしれないという心毒性が心配です。
あまり心配しなくても大丈夫なものでしょうか。

手術からすでに1か月半以上たっています。
化学療法は1日でも早く始めた方が効果は高
いでしょうか。

納得して副作用も乗り切りたいと思いますのでご教授いただけたら幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「浸潤径5mm以下」では、抗HER2療法の適応は(一般的に)ありません。

「田澤先生はどの抗がん剤が適切とお考えになりますでしょうか。」
⇒私なら、抗HER2療法(抗癌剤+ハーセプチン)は勧めません。
 ♯因みに「ハーセプチン単独」は絶対に行いません。

「Weeklyパクリ+ハーセプチンという選択肢もありますでしょうか。」
⇒選択肢としてはあります。

「EC療法+タキサンは再発高リスクの治療に使用するイメージをもっていました」
⇒中リスク以上で用います。

「私の再発リスクはどのくらいになりますでしょうか。」
⇒殆どありません。


「心毒性が心配」

⇒規定量以内であれば大丈夫です。

「化学療法は1日でも早く始めた方が効果は高いでしょうか。」
⇒そもそも「化学療法自体」不要です。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

腫瘍の大きさについて
性別:女性
年齢:56歳

先日はお忙しいところ丁寧にご回答いただき 本当にありがとうございました。

浸潤径について不安がありご質問させてください。

術前の画像で腫瘍の大きさ(円形でした)は 造影MRI 15mm、エコー12mm術後の 浸潤径は5mmでした。

腫瘍の大きさが病理結果では半分以下でしたので、HRT(エストロゲン+プロゲストン4年間)を乳がん発覚から手術まで2ヶ月半中止したことも関係あるのか?と今まで不思議に思っていたところ、こちらのQ&Aで「HRTを止めることで〈逆に縮小〉までするのは疑問」というご回答を見つけ納得いたしました。

そこで腫瘍の大きさについてご質問させてください
① 「画像上の大きさより術後の浸潤径が重要」とこちらで勉強させていただきましたが、
私のように画像と病理で半分以下の大きさになる方は結構いらっしゃいますでしょうか。

② 造影MRIで3倍近い大きさで判定されたのはどのような原因が考えられるでしょうか。

③ 自分でしこりに気が付いた時は触診で1cm以上の大きさに感じたのですが、5mmの浸潤がんの上に脂肪や繊維などがあって大きく感じたと考えてよろしいでしょうか。

④ 浸潤径5mmという病理結果を信じて大丈夫でしょうか。

⑤ ki67(50-60)と高い値ですがki67の値は気にせず抗HER2療法不要という選択で大丈夫でしょうか。

質問ばかりで申し訳ございません。
腫瘍の大きさについて勘違いしていることがありましたらお許しください。

お忙しいところ申し訳ございませんがどうぞよろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「私のように画像と病理で半分以下の大きさになる方は結構いらっしゃいますでしょうか。」
⇒いらっしゃいます。

「② 造影MRIで3倍近い大きさで判定されたのはどのような原因が考えられるでしょうか。」
⇒非浸潤癌の拡がりでしょう。

「③ 自分でしこりに気が付いた時は触診で1cm以上の大きさに感じたのですが、5mmの浸潤がんの上に脂肪や繊維などがあって大きく感じたと考えてよろしいでしょうか。」
⇒非浸潤癌は浸潤径には入りません。
 非浸潤癌を含めた腫瘍全体を触知したのでしょう。

「④ 浸潤径5mmという病理結果を信じて大丈夫でしょうか。」
⇒当然です。

「⑤ ki67(50-60)と高い値ですがki67の値は気にせず抗HER2療法不要という選択で大丈夫でしょうか。」
⇒(Ki67はルミナールタイプをAとBにわけるためのものであり)全く無関係です。





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