乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:4308]
性別:女性
年齢:52歳

はじめまして。
乳がんの告知を受けてからいろいろ検索してこちらにたどり着きました。

術後の治療方針について決心が出来ずにいます。
どうぞお力を貸して下さい。

【現在までの経緯】
28年12月 吸引式組織政権の結果 浸潤がん
29年1月初め 温存手術済み リンパ郭清なし

【病理結果】
浸潤径 1cm 硬がん
リンパ節転移なし
ER 53% PgR 1% HER2 (-)
核異型度 3 Ki67 46% 脈管侵襲(-) 断端(-)
乳がんのタイプ ルミナルB

主治医からホルモン治療だけじゃない方がよい。

抗がん剤をすすめる。
点滴もしくは経口(UFT)でもよい。

閉経後の患者によいとのお話。

点滴の抗がん剤の副作用と後遺症にどうしても不安があり、
早期だと考えていますが、本当に抗がん剤が必要なのか?
生存率 再発率を教えていただきたいのと、
UFTに効果はあるのでしょうか?
田澤先生であればどのように患者さんにアドバイスされるのか教えてください。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

まず重要なことをお話しします。

1.ステージは予後と関係するが、治療法とは(原則)無関係
2.サブタイプは治療法と関係するが、予後とは無関係

上記を前提として、よく考えましょう。
つまり、質問者は「早期」であるので「予後良好」それは間違いありません。
 ただ、それと「治療法とは無関係」です。

○治療法は、あくまでもサブタイプで決まります。

 質問者はKi67=46%なので(これだけで判断すれば)「ルミナールB]となります。
  ルミナールAなら「ホルモン療法単独」
  ルミナールBでは「ホルモン療法+化学療法併用」 これが大原則です。

  ♯ただし、本当に質問者がルミナールBなのか? 
   ⇒実際にはKi67だけで判断するのは、あくまでも簡便法なので、そのように考えるなら、「OncotypeDXすべき」となります。
    OncotypeDXをすれば21遺伝子を調べることで「より、真実に近い判定(AなのかBなのか)」となります。

「、本当に抗がん剤が必要なのか?」
⇒上記コメント通りです。

 Ki67だけで判断すれば「ルミナールB」となります。 その場合には「ホルモン療法+化学療法」併用です。
 ♯本当に自分はルミナールBなのか?  確かめたいなら「OncotypeDX」しましょう。

「生存率 再発率を教えていただきたい」
⇒生存率はホルモン療法単独で93%(化学療法を追加しても生存率の上乗せは全くありません)
 再発率はホルモン療法単独で11%(化学療法を追加すると8%となります)
 ♯化学療法の上乗せ効果が3%と表現します。

「UFTに効果はあるのでしょうか?」
⇒ありません。(標準治療ではありません)

「田澤先生であればどのように患者さんにアドバイスされるのか」
⇒OncotypeDXを勧めます。

 そうでなければ(Ki67だけの判断であれば)ルミナールBとして化学療法(TC)を勧めます。





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