乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:2687]
性別:女性
年齢:43歳

はじめまして^_^
よろしくお願い致しますm(_ _)m

3/(中旬)に左胸、全摘出、同時再建で手術して、再建はシリコンに後日入れ替えです。

排液が中々減らず、入院10日目です。
排液は60cc前後。

2/(上旬)にマンモを受けたら、見るからに乳がんだ!とすぐに針生検とCTと血液検査になりました。

結果手術前診断は、腫瘍3.7センチ、非浸潤癌、悪性、エコーなど触視診ではリンパ転移見られない。
石灰化が全体に広がっているところにしこりが見られる状態。

ステージ2a。

オプション項目なしで検査依頼したらしく、詳しいタイプなどは解らないそうです。

親族では母の姉が乳がんで片胸全摘出後、30年以上経過しています。

術後結果、センチネル3個採取で2/3個の微小?
転移があり全てでないがlevel1から2の一部まで位を郭清しましたとの事。

術前ではリンパ転移見られなかったので、特殊なケース、珍しいと言われました。

転移があった為、非浸潤癌ではなく、浸潤癌となりますと聞きました。

約1ヶ月以内に病理検査出るので結果待ちです。

全くしこりにも気付かず乳がん気配を感じる症状もない生活で、びっくりでした。
手術前日まで仕事も元気にしてました。

最初、しこりが5センチ前後でかなり大きい方と言われ、主人と2人で触診してもJ75位の嫌な程巨乳のおデブだからかしこりを確認出来ない状態でした。

術前は手術だけで、後の治療はなしの方向で診断されてましたが転移が見られたので結果により、抗がん剤は可能性ありますでしょうか?

友人が近年乳がんになりステージ3、悪性度が高い結果だったのでフルコースと思える治療を受け、闘病を励ましながら見ていてその中で抗がん剤が1番選びたくないなと思う治療でした。
脱毛はかなり衝撃的でした。

子供が2人おり、まだまだ親の色んな事への参加予定もあるからと言うのもあります。

もし、抗がん剤が治療の選択肢に入った場合、診察受けながら、1年位先に抗がん剤治療を伸ばす希望はありなのでしょうか?
多分、術後の今も経過は良好で元気だからこんな事を考えんだと思います。

そして色々調べて、私的には術前と術後が診断違う場合、悪性度が高い可能性との見解、治療として再建と放射線は相性いまいちだが、再建と抗がん剤は大丈夫と聞いてます。

郭清して放射線なしで再建、抗がん剤とホルモン治療の方向で治療を先生は提案してくるのでは予想です。

主治医は無駄な治療や検査はしない主義だそうで、確実な結果が出るまで何も言わない、
説明も素人に詳しくしないと言うタイプ。

術後、旦那にも転移はありましたが手術は無事終わりましたしか言わなかったらしく、
私には説明なしだったので旦那から転移を聞いた私はびっくりして状況知りたくなりました。

そして主治医から手術内容、転移を見つけた過程などを詳しく聞き出すのもかなり苦労しました。
正直、手術のみ治療だから全摘出とのシンプル診断と深く考えて術前の不安から逃れたかったのであまり調べず、知識不足だったからです。

友人に相談したい所ですが、話は聞いてくれますが主治医と旦那にお任せなので、詳しく解らないそうです。

状況説明長くて申し訳ないですが、以上です。

不安ですが質問しても主治医は濁して返答ないです。
これから信頼関係が保てるのか不安はあります。

助言頂けたら嬉しいです。

後、結果が出たとして抗がん剤適応だった場合上記の希望伝えるのに、主治医への伝え方、質問の仕方もアドバイスあれば宜しくお願い致しますm(_ _)m

最後に。

乳がんはすごく解りにくい、とても不思議な病気だと思いました。

何の症状もなく、元気で、全摘出した今も健康な気さえし、食事制限もありません。

何のに癌として宣告受けるんです。

術前の仕事場でも伝えてからはかなり気を遣われましたが、私は体調全く変わりなく精神的ダメージだけでした。

今も手術の痛み、動き辛さ感じるだけで、癌だからと困る症状ないんですよね。

ステージ2位までは。

だからまだ、納得いかずの気持ちです…

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

状況は解りました。
ただ、物事の本質は極めてシンプルです。

「術後の治療はサブタイプ」によって決まり、「微小転移は予後には無関係」であることが証明されています。

◎サブタイプとは?
組織検査(針生検や手術標本)などで以下の3点を調べます。
エストロゲンレセプターの発現(ER)
プロゲステロンレセプターの発現(PgR)
HER2蛋白の過剰発現の有無(HER2)
⇒これらの組み合わせで
●luminal type:(ER陽性、PgR陽性、HER2陰性) ホルモン療法が有効(更に増殖指数Ki67の値が低いAと高いBに分けます)
♯luminalA(Ki67低値)ではホルモン療法単独を、luminalB(Ki67高値)には(ホルモン療法に加え)化学療法も行う事が多い
● HER2 type:(HER2陽性のもの) ハーセプチンという分子標的薬と通常の抗癌剤の組み合わせを行う
●トリプルネガティブ:(ER陰性、PgR陰性、HER2陰性)通常の抗癌剤を行う
● トリプルポジティブ:(ER陽性、PgR陽性、HER2陽性)ホルモン療法と分子標的薬と抗癌剤の全てを行う
※正式名称はluminal B(HER2タイプ)と言います。

「センチネル3個採取で2/3個の微小?転移があり全てでないがlevel1から2の一部まで位を郭清しました」
⇒「微小転移」では追加郭清を省略するやり方が主流となってきていますが(勿論、全ての施設ではありません)質問者の施設では違ったのですね?
 (微小とか無関係に)転移が有ったら「追加郭清する」という「術前の取り決め」だったのでしょう。

「転移が見られたので結果により、抗がん剤は可能性ありますでしょうか?」
⇒微小転移は(抗癌剤の適応とは)無関係です。

 (抗癌剤を含む術後療法の適応は)「サブタイプ」によってきまります。
 

「1年位先に抗がん剤治療を伸ばす希望はありなのでしょうか?」
⇒通常は、行いません。

 3~4カ月程度(遅くとも半年以内で)開始すべきでしょう。
 

 
 

 

質問者様から 【質問2】

前回、2687番で回答頂いたものです。

お忙しい中、回答ありがとうございましたm(_ _)m
すごく参考になりました。

下記、術後の病理結果がある程度出ました。

術前の非浸潤がんとの診断は忘れて下さい、思っていたより深刻な癌でしたと言われました。

HER2が疑陽性なのでfish追加となり結果待ちです。

深刻な部分が解らなかったので調べてみたのですが、記載のある(浸潤性微小乳頭癌)が深刻と言う事なんでしょうか?
見つかった時点で転移が全身に及んでいる可能性が高い癌だと…

担当医からはステージ2aから3aになり、
放射線、ホルモン治療、抗がん剤、ハーセプチンとフルコース治療だろうと言われました。

放射線は鎖骨辺りに当てるそうです。

前回質問し回答頂いたルミナールに関してはki-67の数値は出ていますが、話はなかったです。
HER2結果次第だからでしょうか?
リンパ転移は結局、2個との事。

リンパは微小転移と聞いてましたが、結果からは微小なのか?です。

ルミナールは解りませんが、担当医では抗がん剤必須です。

抗がん剤はしたくありません。

それ以外は頑張るつもりですが考えを改めないといけない位、この結果からは抗がん剤をしなければかなり転移再発し死への可能性高いのでしょうか?
月末に最終診断結果を聞きに行く予定です。

下記の医学用語は説明しないからと言われています。
自分なりにも調べてますが、もっと理解をして担当医に対応したいと思います。

再建も途中ですが、続けられるのか…
抗がん剤をして免疫が落ちると再建の方が心配と担当医が呟いてるのを聞きました。

お手数ですが先生の治療見解、病理結果から解る事を示して頂いければ幸いです。

文章長く申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

最大径:100mm×100mm(腫瘍径:120×110mm)see description sci with invasive micropapillary carcinoma component f ly(+)v(-)
EIC(+)extensive PVI(-)
comedo type necrosis:severe
Nucler grade:2
Histological grade:2
(Glandular structure:3 Nuclear atypia:2 Mitosis:2)
ER(+):>90% strong
PgR(+):>90% strong
HER2:Score2+
ki-67:10%
Surgical margin:(-)

石灰化を伴った非浸潤性癌(ハイグレード)を背景にして、大小多数の
浸潤巣が形成される。
最大の浸潤巣は径約25mmである。
多数の浸潤巣
が近接して分布するため、上記の浸潤径は浸潤巣が分布する領域の最大幅を計測した。
浸潤巣の多くは硬癌の組織像を示すが、一部に浸潤性微
小乳頭癌の成分も確認する。
乳頭直下の乳管には6mm幅にわたって、乳管内乳頭腫を認める。

迅速診断
SLN1 (-, 0/1),ITC(+)
SLN2(-, 0/1)
SLN3(-, 0/1),ITC(+)

最終診断
SLN1 (+, 1/1 ,>2mm)
SLN2(-, 0/1),ITC(+)
SLN3 (+, 1/1 ,>1.5mm)

追加報告
SLN1の転移巣の径は2600μmである。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「深刻な部分が解らなかったので調べてみたのですが、記載のある(浸潤性微小乳頭癌)が深刻と言う事なんでしょうか?」
⇒(私は)「深刻」とは思いませんが、「浸潤巣が多発して全体で10cm」という拡がりについても念頭にあるのかもしれません。
 

「見つかった時点で転移が全身に及んでいる可能性が高い癌だと…」
⇒そんなことはありません。
 
 
「担当医からはステージ2aから3aになり、」
⇒ステージはpT2(25mm), pN1, pStage2Bとなります。
 

「放射線、ホルモン治療、抗がん剤、ハーセプチンとフルコース治療だろうと言われました。」
⇒HER2 2+でFISH結果待ちなのだから、「抗HER2療法が必要かどうかは不明」です。
 HER2 2+でFISH陽性と出る確率は「25%程度」なのです。
 

「前回質問し回答頂いたルミナールに関してはki-67の数値は出ていますが、話はなかったです。HER2結果次第だからでしょうか?」
⇒その通りです。

 もしも「HER2陽性だったら」それだけで「ルミナールB」となるので「Ki67の値は無意味」となるのです。
 

「ルミナールは解りませんが、担当医では抗がん剤必須です。抗がん剤はしたくありません。」
⇒pT2(25mm), pN1, pStage2B, luminal type

「HER2が陽性」ならば、「抗HER2療法が必須」となりますが、「HER2が陰性」ならばKi67=10%より「luminal A」となります。
○もしもluminalAならば…
 私は「抗がん剤治療は勧めません」
 根拠は以下の2つ
 ①luminalAでの「化学療法の追加はリンパ節転移4個以上」とする St. Gallen2015 votingより
 ②閉経前のluminalAでは「腫瘍径5cm以上もしくはリンパ節転移陽性」であっても、「化学療法による上乗せはない」 SABCS 2015での報告より
 

「この結果からは抗がん剤をしなければかなり転移再発し死への可能性高いのでしょうか?」
⇒全くそんなことはありません。

 HER2-FISH陽性ならば、(是非)抗HER2療法をやるべきですが、HER2-FISH陰性ならば、抗がん剤は不要です。
 

「抗がん剤をして免疫が落ちると再建の方が心配と担当医が呟いてるのを聞きました。」
⇒抗がん剤は殆ど影響ありません。

 
 

 

質問者様から 【質問3】

こちら拝見して、自分の病気について色々考えさせて貰っています。

ありがとうございます。

しこり4センチ弱、浸潤25mm、リンパ2個、リンパ郭清、全摘で一期二次再建、HER2陽性(fishで)、ホルモン受容90%、kI-67 10%

ハーセプチン1年、抗がん剤6ヶ月、ホルモン治療5から10年、
放射線と全部やるよう提案されましたが、上記の場合でも放射線治療もいるんですか?
放射線治療を加えた場合、何%位再発率は下がるのでしょうか?
放射対象は乳房温存、リンパ転移4個以上か、しこりが大きい場合と思ってましたが…

担当医からは、無治療で2年再発率60-70%、上記フルコース治療をしたら、15-20%になると言われました。

自分的にはフルコース治療しても、再発率予想があんまり下がらないものだなぁと思いました。

10%以下になるなら…まだ納得いくような気持ちです。。。

復、HER2陽性だとホルモン90%と出てるが
数値があまりあてにならない
可能性も高いので本当にホル モン治療が
効くタイプなのか解らないとも言われました。
そうなんですか?
そうだと、再発率はまた上がる可能性ありますよね?
合わせて費用の面や放射線メリット、デメリットも調べてみて、放射線治療も本当に必要なのか、疑問を持ちました。

担当医に質問しましたが、回答らしい、回答はなかったのでこちらで質問させて頂きました。

宜しくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

pT2(25mm), pN1(2), luminalB(HER2陽性), pStage2B

「放射線治療もいるんですか?放射線治療を加えた場合、何%位再発率は下がるのでしょうか?
放射対象は乳房温存、リンパ転移4個以上か、しこりが大きい場合と思ってましたが…」
⇒その理解でいいと思います。

 放射線治療による「上乗せ」は(特に抗HER2療法下では)高くはないと思います。(%は不明です)
 

「担当医からは、無治療で2年再発率60-70%、上記フルコース治療をしたら、15-20%になると言われました。」
⇒3年再発率は
 無治療で26%
 抗HER2療法で13%となります
 

「HER2陽性だとホルモン90%と出てるが数値が
あまりあてにならない可能性も高いので
本当にホルモン治療が効くタイプなのか解らないとも言われました。」
⇒根拠がありません。
 

「あわせて費用の面や放射線メリット、デメリットも調べてみて、放射線治療も本当に必要なのか、疑問」
⇒「強力な抗HER2療法があるわけだから」放射線治療による「上乗せ効果は(もしあるとしても)高くはない」と思います。

 
 

 

質問者様から 【質問4】

管理番号:2687で以前質問させて頂きました。

田澤先生のこちらを拝見し色々考えさせて貰っています。

日々更新、ありがとうございます。

抗がん剤ACとドキタキセル6ヶ月が終わりハーセプチンだけとなりました。

通院先では、これに放射線とホルモン治療が加わってくると思われます。

私は抗がん剤を6ヶ月遅らせてもらい、始めました。

既に治療についてはゆっくり始めてるし上乗せ%も高くないようなので放射線治療はやめておこうと思っていました。

前回質問にありましたが先生からもハーセプチンについてアドバイスがあり、そちらを優先でと考えがまとまったので。

局所再発について。

最近調べていて、私のように腫瘍径が大きいと全摘でも局所再発の可能性が高いとみました。
そうなんでしょうか?
その為、放射線を迷い始めました。

リンパ転移ありで、2600?と肉眼でリンパ転移ありのようでした。

昨年3月手術、9月から抗がん剤、このようなゆっくり治療な私ですが開始遅くても標準治療の観点からは放射線治療も必要対象でしょうか?
するなら、手術から1年以上たってからする事になります。

遅くても効果はかわらないのでしょうか?
再建中でシリコン入れ替えは夏前の予定です。

ホルモン療法について。

私のような患者の標準乳ガン治療としてのホルモン療法はノルバディックスを飲み続ける事になるだけなんでしょうか?

もちろん考えられる全ての治療はしたいです!
が金銭的にも、体力的にも、精神的にも切迫しています。

放射線となると仕事を失う事になりそうです。

再建中で放射線をあてるには、遠くの病院を紹介しますと言われているからです。

近所では再建中に放射線あててくれる病院が中々ないそうです。

抗がん剤治療は自身にかなり色んなダメージがありました。
体力的にも回復迄には、
まだ時間がかかりそうですが…

宜しくお願い致しますm(_ _)m

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

「最近調べていて、私のように腫瘍径が大きいと全摘でも局所再発の可能性が高いとみました。そうなんでしょうか?」
⇒違います。

 全摘なのに局所再発することは「極めて例外的」と考えてください。

「リンパ転移ありで、2600?と肉眼でリンパ転移ありのようでした。」
⇒3個以内なら不要です。

 

「私のような患者の標準乳ガン治療としてのホルモン療法はノルバディックスを飲み続ける事」
⇒化学療法閉経だと思いますが、回復するようなら、「LH-RHagonist併用」すべきです。





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