乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:392]
性別:女性
年齢:48歳

よろしくお願いします。

昨年の9月初めに、非浸潤癌で右側全摘しました。
30歳から毎年検査を受けていて、44歳の時に引っかかりマンモトームの結果、増殖性良性腫瘍と診断されました。
その間増殖は見られなかったのですが、4年後一か所増殖し、マンモトームの結果癌が発見され手術しました。
 

病理結果では詳しく教えてもらえず(あなたの場合関係ないからと言われ)、電子カルテには、DCIS、脂肪腫が多い、一番広がっているところは1cm、遺伝性はなさそうなどが書いてありました。
しこりは形成されておらず、乳管内を広が っていくタイプのようです。
 

術後の治療は何もなく、経過観察です。健側ものう胞があり、乳腺症となっています。
私は、健側の予防のためにもホルモン治療をするかなと思っていましたが何もしないので心配です。
乳房痛があると乳癌かなと心配してしまいます。
そもそもホルモン受容体なのかも何もわかりません。
2度病理結果を聞いたのですが、「何も心配しなくていい、関係ないから」と言われ教えてくれません。
乳がんのブログを見ると、軽いと計測しない場合もあると書いてありますが、そうなのでしょうか?
関係ないの意味がよくわからなくて、悪性度とか、性質も何もわからなくて不安です。
医師の言う通り心配しなくてもいいのでしょうか?
 

それと健側は今のところのう胞とたまにかゆい時があります。
かゆみが乳がんの前症状と聞いたことがあります。
確率的には将来癌になる可能性が高いのでしょうか?
親・兄弟・他親族には、乳がんまたはそのほかの癌になった人はいません。
 

毎日不安でたまりません。よろしくお願いします。
(2015年5月の質問)

 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 状況は全て解りました。
 それにしても「病理結果を説明しない」とは、大変問題があります。

状況の確認

「44歳の時に引っかかりマンモトームの結果、増殖性良性腫瘍と診断されました。その間増殖は見られなかったのですが、4年後一か所増殖し、マンモトームの結果癌が発見され手術」
⇒これは、実はかなり重要なところです。
 (おそらく)本来44歳の時点で「外科的生検」をすべき状況だったと思います。(このQandAを見た他の方の参考になるように、敢えて記載します)
 良性は癌には決してならないのです。

 「経過観察を選択」したのは主治医なのでしょうか?
 

「電子カルテには、DCIS、脂肪腫が多い、一番広がっているところは1cm、遺伝性はなさそう」
⇒非浸潤癌の拡がりが1cm程度である。(非常に早期である状況です)
 「脂肪腫が多い」というのは誤記載であり、「脂肪組織が多い」の誤りでしょう。
 「遺伝性はなさそう」とは「そもそも非浸潤癌で遺伝性云々は当てはまらないし、家族歴もないので」記載しただけでしょう。(意味がありません)
 

回答

「健側の予防のためにもホルモン治療をするかなと思っていましたが何もしないので心配」
⇒非浸潤癌で乳房切除しているので「完全な根治の状態」であり、術後治療(ホルモン療法も含め)は一切の適応がありません。

 『健側の予防のためという気持ち』は解りますが、「治療適応はありません」
 

「医師の言う通り心配しなくてもいいのでしょうか?」
⇒心配はありません。
 (癌治療にとっては、これ以上ない)「根治」です。
 

「健側ものう胞があり、乳腺症」「健側は今のところのう胞とたまにかゆい時」「確率的には将来癌になる可能性が高いのでしょうか?」
⇒心配はありません。

 嚢胞は癌にはなりません。大丈夫です。

◎積極的に「確定診断をつける姿勢」さえあれば、大丈夫です。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

先日はご回答ありがとうございました。
状況を付け加えさせていただきます。
44歳の時のマンモトーム検査の半年後、再びMRI、さらに半年後エコー、その後1年半、半年ごとにエコー、マンモ検査それから1年ごとに検査をしました。主治医の指示です。

癌発見の時、増殖した部分をまず針生検し、「癌細胞はないが、完全に否定することはできない」との病理結果でした。検査技師、主治医は脂肪かのう胞だろうと言っていました。その後MRIをとり、「前回と変わらず悪性は見当たらない」との診断でした。主治医は「半年後再検査でいいだろう」と言われたのですが、病理医の「否定はできない」との言葉が頭から離れず、やらなくてもいいといわれましたが、無理にマンモトームをお願いし発見されました。

やはり4年前から癌はあったということでしょうか?今回の誤診、病理結果を教えてくれないことに少し主治医に不信感があります。(一応こちらでは名医といわれているそうですが)

古い資料ですが、健側も癌になる確率は5%と書いてあります。今もそのぐらいですか?病気が早い人(DCIS,0・1期)の人が多いと書いてありますが本当ですか?

このHPを発見して、田澤先生の回答をみていると、本当に患者のことを考えているな、なんでも相談しやすいし、主治医だったらよかったのにと思います。通えないのが残念です。

 

田澤先生から 【回答2】

 こんにちは。田澤です。

 「マンモトーム検査の半年後、再びMRI、さらに半年後エコー、その後1年半、半年ごとにエコー、マンモ検査それから1年ごとに検査をしました。主治医の指示です」
⇒このあたりの「きちっとした組織診断をせずに」いたずらに「MRIに頼る」ところが「大学病院や○研○明などの大病院の考え方」のようです。

 「何故組織診断をしたがらない」のか。は解りませんが、『自ら苦労してまで、(明らかに癌といえないような)微妙な段階の乳癌の発見には興味が無い』という印象です。
 私の2年前まで居た「東北○済病院」は、とにかく「早期発見」にこだわる病院であり、「曖昧なまま終わらせない」という意識が強い病院でした。
 私は、今でもそれを原点としており、「患者さんの側に立った医療」だと信じています。

回答

「やはり4年前から癌はあったということでしょうか?」
⇒当然、あった筈です。

 良性は悪性にはならないのです。
 

「今回の誤診、病理結果を教えてくれないことに少し主治医に不信感があります。」
⇒「病理を教えない」とは許される事ではありません。
 「名医」とありますので、「かなりの奢り」があるようです。

 「誤診」の話をしても「早期で見つけても、予後には影響無い」などと言いそうです。
 

「古い資料ですが、健側も癌になる確率は5%と書いてあります。」
⇒その位です。
 

「病気が早い人(DCIS,0・1期)の人が多いと書いてありますが本当です?」
⇒それは関係ありません。





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