乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:4500]
性別:女性
年齢:49歳

田澤先生、こんにちは。

こちらのQAが正しい知識につながっており、大変感謝しています。

ありがとうございます。

質問させてください。

昨年12月に左乳房の温存手術を受けました。

嚢胞内腫瘍(嚢胞径 5.1センチ) 浸潤癌 T2N0M0
ルミナルA(ER 90%以上、PgR 90%以上、Ki67 10%以下)
センチネル(0/5)、ly(-)、v(-)、断端陰性

家族歴:
父方の兄弟で5名が癌(父を含め6人兄弟)
伯母3人中:乳癌2人、乳癌+卵巣癌1人
伯父2人中:膵癌1人、1人は何の癌たったか不明
父:60代で糖尿病などの悪化にて死去、癌は調べておらず不明
(6人中生存しているのは、乳癌の転移がなかった現在80代の伯母のみ)

担当医は当初、年齢からもルミナルであることからも
遺伝性を考えはしなかったようですが、上記の家族歴のため遺伝カウンセリングを受けました。
現時点で、検査するしないはわたしの判断ということになっています。

わたしの乳癌の経緯は:
・7、8年前から数センチのしこりを自覚も、1年毎の検診では、毎年、
 「中味は液体の嚢胞」「悪いものではない」で、要精査とはならず。

・昨年、しこりが急激に硬くなり(液量が突然増加?)軽く当たるだけでも
 石のような硬さのために痛く、良性なのであっても、分泌液を抜くなど
 何か処置はできないものかと思い、乳腺外科を受診。

・担当医のエコーにて「内壁の一部に、もやっとした気になる部分がある」
 → その部分を狙って細胞診 → 結果:クラスⅢ
 → 針生検はできないので外科的生検 → 結果:癌の確定診断
 → 追加手術にて、マージン部分の追加切除、センチネルリンパ生検・現在、温存乳房のリニアック25回を終え、タモキシフェンを服用中。

(今さらですが、細胞診で悪性疑いと出ていれば、2回も手術をすることなく、
 術創もこんなに酷くならなかったのでは..と。
ですが、仕方なかったのだと 思うことにしています。
見つけてもらえただけで、よかったのだと。)

乳房が大きいので、5センチ+2センチを切除しても、見た目の大きさはあまり変わっていません。

(術創は、十字と斜めと腋窩に計4本あり、凄い見た目になっていますが..)
ですので、温存乳房には未だたくさんの乳腺組織が残っていると思います。

以下、わたしの考えていることなのですが、
田澤先生のご意見を教えていただけますでしょうか。

・遺伝子検査を受けようと思っている。

 (わたし自身に兄弟や子供はおらず、父方の血族も生存者は少なく、
  結果を伝えるべき人は殆どいません。)

・BRCA2のみの変異であった場合は、
 乳房/卵巣とも予防切除はせず、厳重に経過観察する。

・BRCA1のみ又は両方の変異であった場合は、
 乳房は厳重に経過観察、
 卵巣は予防切除をする。
(保険適用外と理解しています。)

・いずれか一方でも遺伝子変異があった場合で、
 もし、いずれかの乳房内に局所再発した場合は、
 同時に両乳房を全摘する。

 (この場合、片側の予防切除を含む手術は、保険適用外という理解です。正しいでしょうか。)

乳癌に関しては、遠隔転移を懸念するような状態ではなく、
また、局所再発した場合はその時に、手術や必要な薬剤での治療をきちんと考えればよいのだと思っています。

(こちらのQAのおかげで、余計な不安に駆られず冷静です。感謝します。)

 嚢胞径は腫瘍径ではなく、浸潤径とも違うと認識しています。

 わたしはT2とのことですので、嚢胞内の癌組織部分が2~5センチで、
 その一部に浸潤があったのだろうかと思っています。

ですが卵巣癌に関しては、見つけにくく治しにくいとのことで、4割以上の発生リスクがある場合を危惧しています。

長文駄文にて大変申し訳ありません。

ご回答いただけましたら、幸いです。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

おおよそメール内容からは、質問者は正しく理解されており私が付け加えることはなさそうです。

「・遺伝子検査を受けようと思っている。」
⇒確かに家族歴からは可能性はあると思います。

「片側の予防切除を含む手術は、保険適用外という理解」
⇒その通りです。

「乳癌に関しては、遠隔転移を懸念するような状態ではなく、また、局所再発した場合はその時に、手術や必要な薬剤での治療をきちんと考えればよいのだと思っています。」
⇒これもその通りです。

「わたしはT2とのことですので、嚢胞内の癌組織部分が2~5センチで、その一部に浸潤があったのだろうかと思っています。」
⇒本来は「浸潤径が2cm<」をT2と表現しますが…

 この場合には質問者の理解で正しいと思います。(つまり、実際の浸潤径はそれほど大きくない)

「卵巣癌に関しては、見つけにくく治しにくいとのことで、4割以上の発生リスクがある場合を危惧」
⇒これもその通りで、(乳癌よりは)「予防切除の意義が高い」と思います。





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