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針生検を控えています

[管理番号:4442]
性別:女性
年齢:40歳
初めまして。
来週、針生検を控えています。
不安も多く、先生のご見解を伺えたらと思い投稿させて頂きました。
最初は、乳房の痛みで受診し、問診、触診では「癌は無いですね」と言われました。
その後、検診としてマンモとエコー(技師さん)を撮ることになりました。
結果、マンモを見て「やっぱり癌は無いですね」。
「でもエコーには、乳首わきにボンヤリした黒いのがある。
この2cmちかいのがシコリなら、マンモが見逃す事はないのにな」という事で、この黒いのが何なのか、実際に存在するものなのかを調べる為にMRIを撮ることになりました。
この時点では、存在確認する為。
と言う事でした。
MRIでは、やはり白く何かがありました。
「何か有るけれどもシコリにはなっていない。
範囲?領域の様な感じ。
良性の様にも見えるが、癌である可能性は否定できない」と言われました。
「典型的な癌であれば、造影剤を入れて、急にグラフの線が上がるが、あなたの場合は、時間をかけてゆっくり上がっていっている。
でも後半、少し下がってくるね。
画像の先生も、BP◯(?ベース何とか)もともとあったものの様にも見えるが、要経過診察。
という、判断のつかない感じみたいだね」という事で、担当医がエコーしながらの針生検をする事になりました。
最初の診察から「癌ではない」と言われてきていたので、今回のMRIの
結果で、「癌の可能性を否定できない」と言われ、動揺しています。
マンモとエコーを撮った日が、たまたま生理2日目に重なってしまった
事もあったので、生理開始後1週間に合わせてMRIをしました。
存在確認する為だけだと思っていたMRIの結果から、「癌の可能性を否定できない」といわれた今の状況を、どの様に思われますか?
実際の画像を見ていない田澤先生に伺うのは失礼かもしれませんが、私のこの状況は、良性か癌か。
どれくらいの確率だとお思いになられますか?
また、もし癌だとしたら、どの様なタイプの癌だと思われますか?典型的なタイプの癌ではない。
と言われているので心配です。
生検の結果が出れば、はっきりするのでしょうが、出るのが再来週なので。
毎日が不安です。
自分の体が心配な以上に、子どもが小さいので、
悪かった場合の覚悟もしなければいけない、と思っています。
長文になりすみません。
宜しくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
この質問の主旨から外れますが、どうしても指摘したい事が…
「技師さんのエコーで所見有」ならば、次に行うべき検査は(MRIではなく)『自分でエコーすること』です。
この検査順序だけを見ても、(私にとっては)「信頼できる診療ではないな」と、なります。
「この黒いのが何なのか、実際に存在するものなのかを調べる為にMRIを撮る」
⇒全く無駄な検査
 と、いうよりも「ここでMRIをオーダーすること」は「自分自身でのエコーに重きをおいていない」ことを表しています。
 
 ○MRIの存在意義
  1.(癌であった場合の)拡がり診断
  2.(稀に)存在診断 ただし、この場合には「マンモで写っている?けど、エコーでどうしても解らない」場合に行うべきであり「エコーで見える以上、それは(MRIでどうあろうと)存在する」のです。
 ★今回、(もしもMRIで見えなかった場合には)「自分でエコーすることもなく、経過観察とするつもり」だったのでしょうか?(全く賛成できません)
「担当医がエコーしながらの針生検をする事になりました」
⇒結果的に、(経過観察とならずに)「針生検することになったこと」は幸いでした。
「最初の診察から「癌ではない」と言われてきていた」
⇒そもそも、「触診、マンモ」だけで「癌では無い」と言う事自体に問題ありです。
 本来、「小さな病変でも見逃さない」という意識を持っていれば「触知不能、マンモでは写らない」病変(超音波でのみ検出できる)こそ、「早期発見早期治療の最も良い対象」なのです。
 担当医の「触診やマンモで見えなければ癌では無い」などという意識こそ重大な問題なのです。
「良性か癌か。どれくらいの確率だとお思いになられますか?」
「また、もし癌だとしたら、どの様なタイプの癌だと思われますか?典型的なタイプの癌ではない。」

⇒申し訳ありませんが…
 このメールの時点では「担当医自身はエコーしていない」わけですよね?
 「担当医自身がエコーしての感想(エコー所見)」でなければ、この回答は全く無理です。(申し訳ありませんが、それ位私にとっては奇異な診療なのです)