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現状について。

[管理番号:6293]
性別:女性
年齢:50歳
田澤先生、初めまして。
3月初旬に右胸にしこりを感じ、近くの医療機関でエコー検査を
受けたところ、大きな病院で検査を受けた方が良いと言うことで、乳腺、内分泌科のある大学病院にて、マンモグラフィー、エコー、血液・尿検査を受け、その後の診察でほぼ「乳癌」である可能性が高いということで、もっと詳しく調べるため針生検を受けました。
また、後日にCTの予約を取り、検査結果が出た後に今後の治療について話し合うことになりました。
(MRIは、喘息、気管支炎があり、像影剤がアレルギー反応を起こす可能性があるので、やりません。)
エコー、マンモグラフィーの結果では、リンパへの転移は見当たらず、腫瘍の大きさは2.5mm×1.75mmで、比較的早期と言われましたが、まだ生検やCTの結果が出ていないので、ステージについては、確定ではありません。
(今の段階ではⅠだと思われると言われました)
子どもが二人おり、これからの事が不安です。
全ての検査の結果、癌だと確定した場合、自分で納得し、治療や手術を受けたいと思っています。
診断確定後、田澤先生に診ていただきたいと考えていますが、お願い出来ますでしょうか?
その時には、またメールさせていただいても、よろしいでしょうか?
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「腫瘍の大きさは2.5mm×1.75mmで、比較的早期」「(今の段階ではⅠだと思われると言われました)」
⇒?
 この2.5mmx1.75mmというのは「mm」ではなく「cm」の誤りですよね?(さすがに2.5mmのしこりを自覚する事は不可能です)
そうすると2.5cmということとなり(2cm以上は)2期(2A期)となります。
「診断確定後、田澤先生に診ていただきたいと考えていますが、お願い出来ますでしょうか?その時には、またメールさせていただいても、よろしいでしょうか?」
⇒勿論大丈夫です。
 その場合には秘書メールしてください。
 初期治療で躓く事は避けるべきなのです。

秘書室へメールは、
各ページの右上にある 「秘書室へメール」からご相談ください。
もしくは、こちらのリンクをクリックしてください。

 
 
 
 

 

質問者様から 【質問2 現状について、その後の結果】

性別:女性
年齢:50歳
2回目の質問です。
田澤先生、こんにちわ。
先日、「現状について」ご質問させていただのですが、直ぐにお返事をいただきありがとうございました。
腫瘍の大きさ(mm→cm)を書き間違えてしまい、申し訳ありませんでした。
その後、CTの検査を終え針生検の結果が出ました。
浸潤癌
ER:99%
PgR:99%
HER2 2+ (現在FISH検査中)
ki-67 20%
担当の先生のお話では、やはりエコー、マンモグラフィーの結果では、リンパへの転移は見当たらず、腫瘍の大きさは約2cmちょっとなので、今のステージはⅡAではあるが、手術をしてリンパ節に転移があるとステージも変わると言われました。
病状は比較的早期と言われ、また大人しい癌であるとの説明でした。
手術に関しては、私は出来れば乳房温存術を希望しています。
担当の先生から、術後はホルモン治療と化学療法と言われました。
また、CTを撮りましたが、肝臓辺りに少し嚢胞の様なものがあるので、腹部エコーの検査をする予定です。
これに関しては、心配無いが念の為にと言われています。
まだ、FISHの結果は出ていませんが、早く田澤先生に診ていただきたいと思っています。
もし、今の病院で手術するなら、6月初旬になると言われました。
私は田澤先生に手術をお願いしたいと思っています。
今の病院から紹介状や画像をもらうのに、セカンドオピニオンを希望しましたが、江戸川病院には一般で外来診療をお願いすれば良かったでしょうか?それとも転院を希望した方が良かったでしょうか?セカンドオピニオンだと、自費診療になってしまいますね。。。
前回、お知らせいただいた秘書室宛にご連絡させていただきます。
ご相談させてください。
田澤先生、ぜひ診察をよろしくお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「術後はホルモン治療と化学療法と言われました。」
⇒?
 其の病院ではKi67=20%をルミナールBとしているということでしょうか?
(いまだにKi67=14%でAとBを分けている施設はあります)
 ただ、実際は20%は圧倒的にルミナールAが多い(OncotypeDXをしてみると解ります)結果となります。
 ☆当院で手術をした場合には手術標本でKi67を再測定し、20以下ならルミナールA、20-40はグレーゾーンとしてOncotypeDXを推奨、40より大きい場合にはルミナールBとして抗癌剤も進めています。(希望があれば、OncotypeDXしても構いません)
  ♯もちろんFISH陽性の場合には(Ki67にかかわらず)抗HER2療法を勧めることになります。
「セカンドオピニオンを希望しましたが、江戸川病院には一般で外来診療をお願いすれば良かったでしょうか?それとも転院を希望した方が良かったでしょうか?セカンドオピニオンだと、自費診療になってしまいますね。」
⇒大丈夫です。
 (前病院から、どのような形の紹介状となっていたとしても)当院受診する段階で、(ご希望次第で)「通常の診察」へ変更することもできます。
 その場合には、紹介先には(セカンドオピニオンとして返事を書く際に、)「転院を希望されました」と返信しています。
 ☆秘書メールに、「紹介状には背管オピニオン希望」となっているが、「通常の診察予約希望」としてもらえばいいのです。