乳がん手術は江戸川病院・東京


[管理番号:4501]
性別:女性
年齢:50歳

半年前に乳がん検査をし、今月2度めの超音波検査をしました。

ホットフラッシュ、膣の萎縮、骨粗鬆症の予防にエストリオール錠を飲みたいとみたいと考えています。
半年前にそのときの結果を婦人科医に見せたら、「飲んでもよい」と言われました。
今回の結果を見てからと思い、
まだエストリオール錠は飲んでいません。

今回の結果は次の通りです。

右:A領域:5.3×6.1×4.7mmの境界不明瞭なLELを認める、再現性あり。

左:AC領域:5.5×5.2×3.5mm大の扁平なLELあり、大きさ変化なし。

  A領域の4.7×4.7×2.5mm大扁平なLELも著変なし。

  今回C領域に腫瘤を認める、6.4×6.6×4.4mm、境界は比較的明瞭、血流(-)。

乳腺外科医からは次は一年後に検査したほうが良い、また、乳腺外科医からは、飲まないほうがいいようなことを言われました。

エストリオール錠はよくないでしょうか、先生のご意見をお聞かせ下さい。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

結論から言えば「エストリオールの内服に問題無」です。
回答だけで言えば、上記だけでいいのですが、実は今回のQには2つの側面があります。
1.ホルモン補充療法の乳癌へのリスク
2.質問者の現在の乳腺所見(左右のLEL:low echoic lesion や腫瘤)が1年後経過観察でいいのか?

「乳腺外科医からはからは、飲まないほうがいいようなこと」
⇒全く賛成できません。

 この医師の思考過程は(おそらく)
 「癌の可能性が完全には否定できない所見がある」⇒「ホルモン補充療法は(念の為)避けるべき」となっていると思われますが…

 実際には2つの「誤り」があります。

 1.ホルモン補充療法(特にエストロゲン単独)では「乳癌リスクはほぼ否定されている」
 2.もしも(完全には)「癌が否定できない所見」なのであれば、「細胞診(もしくは組織診)すべき」である。

 ○要は、「やるべき事をやらず」に「曖昧なまま」何となく「リスクのありそうな(実際には勉強不足)」ことを否定しておいた。という「事なかれ主義」的な態度が見え隠れします。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、先日はありがとうございました。
エストリオール錠は単独で
は乳がんリスクは低いのですね。
先生が指摘してくださった「癌の可能性が完全には否定できない所見がある」とのことですが、まだ受診はできていません。
今の状態で(もしかして癌かもしれない状態で)エストリオール錠を飲み始めたとしたら、そのために乳がんが進行する可能性はあるのでしょうか
教えてください。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「今の状態で(もしかして癌かもしれない状態で)エストリオール錠を飲み始めたとしたら、そのために乳がんが進行する可能性はあるのでしょうかはあるのでしょうか。」
⇒「エストリオール錠は単独では乳がんリスクは低い」ということです。

 ただし、「乳癌でホルモン補充療法は禁忌」である以上、安心して内服するためにも「組織検査」するべきです。





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