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授乳中のしこりと乳腺エコーの頻度

[管理番号:6061]
性別:女性
年齢:36歳
お世話になります。
現在一歳になる赤ちゃんに授乳中です。
1/(下旬)に乳腺エコーを受けて異常ありませんでした。
左胸を授乳中に絞るような感じで乳輪の少し右横らへんの胸をつまむとしこりのようなものに触れました。
右胸にはつまんでも触れません。
問題の左胸を仰向けで
さーっと撫でるように自己検診するとしこりというよりは、筋みたいなものを感じます。
私は不安症で自分で自己検診をすると必ずしこりがあるように感じてしまい、不安になる度に乳腺エコーをしてきました。
3カ月に一度ぐらいの頻度です。
今回も先月乳腺エコーで異常がなかったのにも関わらず、
また不安を感じています。
今の状況で再度乳腺エコーをしてもらった方が良いでしょうか。
どうしても乳癌だったら・・と考えてしまいます。
つまらない質問かもしれませんが、どうかご回答頂ければと思います。
宜しくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
質問者は自己検診を勘違いしています。
自己検診は(誤解を恐れずに言えば)「小さな腫瘍を探すため」ではなく、あくまでも『自分の正常な状態を知るため』にあります。
★本来なら、「エコーで正常」とされた際に、自己検診をすることで(自分自身が、気になろうが)「これが正常なのか!」と確認して安心すべきなのです。
「乳輪の少し右横らへんの胸をつまむとしこりのようなものに触れました」
⇒そもそもが、「つまむ」ことは止めましょう。
 特に乳輪部で「拡張した乳管が触れる」のは当たり前です。
「今の状況で再度乳腺エコーをしてもらった方が良いでしょうか。」
⇒不要です。
 是非「月に1回」程度、自己検診をすることで(変に不安となるのではなく)「自分の正常な状態を知ること」これが正しいのです。
 
 

 

質問者様から 【質問2 授乳中のしこりと乳腺エコーの頻度】

性別:女性
年齢:36歳

*****
再質問をする場合は、原則として1週間程度あけてからお願いします。
*****

先生、お返事ありがとうございました。
まだ不安というか、スッキリしない部分があり再度質問させて頂きました。
うまく説明出来なく申し訳ないのですが、左胸の乳輪すぐ横に手で搾乳の時にコリっとしたものをみつけました。
右胸にはなかったので、しこりだと思ったのですが、先生のおっしゃる通り拡張した乳管なんでしょうか。
1カ月前に乳腺エコーで異常がなかったけれど、その1カ月の間に触れるようなしこりが出来たりしますか?
一度エコーで異常がなければどれぐらいは安心して大丈夫なんでしょうか。
先生はなぜ今回の件で再度検査は不要だとお返事されたのですか。
詳しくお伺いできますでしょうか。
たくさん聞いてしまい申し訳ありません。
自己検診の意味と大切さはわかりましたが、きちんと自分の乳腺を理解する自信がありません。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
まず、再質問は「1週間空ける」ことを指摘しておきます。
私の回答に不満を持つのは質問者の(勿論)自由ですが、ここは「回答に抗議する場」ではありません。(良く考えてください)
「うまく説明出来なく申し訳ないのですが、左胸の乳輪すぐ横に手で搾乳の時にコリっとしたもの」
「拡張した乳管なんでしょうか。」

⇒授乳期の乳輪部分にあるので「ほぼ間違いない」と思います。
 「実際に診察しなくては解らない」を前提としていては、この(QandAの)場は何の意味もなくなってしまいます。
 良く考えてみてください。
 ★全てのQの回答の最後に『でも、実際に診察していないので、必ず乳腺外科を受診しましょう』みたいな回答をして、何の意味があるでしょうか?(質問者は「それ」を期待しているのでしょうか??)
 あくまでも「質問内容に対して(私の)経験から回答する場」なのです。
「1カ月前に乳腺エコーで異常がなかったけれど、その1カ月の間に触れるようなしこりが出来たりしますか?」
⇒ありません。
「一度エコーで異常がなければどれぐらいは安心して大丈夫なんでしょうか。」
⇒半年間は「触知するようなシコリ」はまずないでしょう。(その間に自己検診することで「正常な状態を知る」いい機会となるのです)
「先生はなぜ今回の件で再度検査は不要だとお返事されたのですか。」
⇒「1月下旬にエコーで異常が無い」「(特に授乳期の)乳輪下のシコリ」
 以上が理由です。
 ★1カ月前のエコーで異常がないのに「シコリでは?」などと心配するようでは、診療は全く成り立ちません。
「自己検診の意味と大切さはわかりましたが、きちんと自分の乳腺を理解する自信がありません。」
⇒時に信じる気持ちは必要です。(心配症なのはわかりますが…)
 1月にエコーで正常⇒その後自己検診して「正常な状態を知る」それが重要です。
 自己検診は決して「これは異常なのか?」と「疑いで心を満たす事」ではなく、「これは正常なんだ! 日々これ勉強だ!(実際は、月に1回で十分ですが)」と「正常な状態を学ぶこと」なのです。