乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:4009]
性別:女性
年齢:61歳

2015年9月ごろから左乳頭出血が見られたため
2015年11月
乳腺外科を受診し左乳頭上方に4mm~6mmの乳管内乳頭腫?が超音波にて確認されました。
その後半年ごとの経過観察を経て
2016年10月、
断続的に浸出液が見られることを主治医に訴えましたところ、画像にては6mm大という所見は変化がないので半年後に経過観察といわれました。

生検を希望すると、他院を紹介されました。

他院にて2016年10月core needle biopsyを受けました。

病理組織診断は乳管内乳頭腫、DCISの疑いということでした。
『免疫組織化学検査を実施したところ、CD10:
(+),P63(+)の菌上皮細胞の分布
papillomaに相当の部分と、筋上皮細胞が減少ある
いは殆ど消失した
non invasive ductal carcinoma(ductal carcinoma in situ)を疑わせる
部分が見られます。
また、後者の部分ではKi67陽性率も上昇しています。』
とのことで病理医からは摘出生検の指示がなされていました。

担当医は、去年から1年間形が変化していないので、切除生検はまだせず4か月後に再度超音波検査を実施する方針が示されました。

すぐに摘出生検せず4か月経過を見ていて大丈夫でしょうか?
現在、血性出血は見られませんが単管で透明な液体が出ることがあります。
かゆみも時々強くなります。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

それにしても、世の中を見渡すと「血性分泌(単孔性ですね?)」を(きちんと診療せずに)「適当に経過観察」している医師が多いのには、本当に呆れてしまいます。
(夢なら覚めてほしい)
○2015年の時点でも質問者は60歳前後ですよね?
 『(単孔性)血性分泌のある60歳(前後)』 この時点で、乳管内病変(乳癌> 乳管内乳頭腫)を考えなくてはいけません。

 しかも、今回は「エコーで4~6mmの病変が見えている」わけですよね?(それを最低限、組織診しないなど、私には全く理解できません)

 
「担当医は、去年から1年間形が変化していないので、切除生検はまだせず4か月後に再度超音波検査を実施する方針が示されました。」
⇒この担当医も「頭のねじ、大丈夫?」という思いです。

 病理診断で「DCIS疑い」なのですよね???
 それで「経過観察を推奨する医師」など見た事もない(と、いうか 目隠ししてでも「見たくない」)

「すぐに摘出生検せず4か月経過を見ていて大丈夫でしょうか?」
⇒当然、治療すべきです。

 「摘出生検」といわず、「マンモトーム生検で広範囲に病変を採取」すれば確定診断となるでしょう。
 そしたら「早期のうちに手術すべき」です。

 質問者にとって、ここがおそらく「ターニングポイント」となります。
 ここで決着つければ「早期癌で良かった」となりますが、(担当医の言う通りにしていると)「4カ月後には、まだ変わらないね。それでは今度は半年ね。」みたいなことになりかねません。

 
 ○明らかなシコリになるまで待つ
  まるで、どこかの「養殖業者」のようですね。 担当医は職業の選択を誤ったようです。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生、前回はご丁寧なご回答ありがとうございました。

先生の、 
>>「摘出生検」といわず、「マンモトーム生検で広範囲に病変を採取」すれば確定診
>>断となるでしょう。

>>そしたら「早期のうちに手術すべき」です。

とのご指摘から、更なる検査を希望しましたところ、
担当医は診察してくれず、乳癌専門看護師の面談となりました。

その病院では手術の待機期間も3か月ほどあるし、もっと重症な患者さんが優先され、た
だ疑わしいというだけでは外科的生検や造影MRIなどできないとの回答でした。

そして、早めに手術してくれそうな病院を探して来れば、紹介状を書きますよ。
とのことででした。

その後再度転院し、やっとDCISの病理診断が確定しました。
(前医のプレパラートの再検査)
ki67は 7%、偽浸潤(偽浸潤とは、、、?)の箇所もあるDCISでした。
(Tis,N0)
すぐに予定が組まれ、1月下旬に手術を受けました。
乳頭に近かったので、左乳房全摘
+センチネルリンパ節生検(3か所)になりました。

病理検査の結果腫瘍は見当たらず、5mmのスライスの間に入っているか、生検の時採りきったようだということでした。
センチネルリンパ節も陰性で完治だそうです。

術前は、1年以上経過観察されていたことから、DCISのみとも言い切れないかもしれないらしかったのですが、浸潤が見られなかったので今回手術をしなくても1年後くらいの検診で大丈夫だったかも。
とも言われました。

この結果にほっとしているのですが少し気になるところがございます。

1)完治で無治療となると対側の発症が心配です。

病理標本はさらに深切りするようなのですが、ホルモンレセプターなどの情報は得られていません。

自分の場合ゼロ期で発見できて運がよかったと納得していいのでしょうか?
もし対側に発症する場合は左と同じタイプの非浸潤乳管癌となりますか?
その場合、乳頭出血に気づいてからで間に合うのですよね?
現在、左と同じようなかゆみが感じられ、もぞもぞします。
主治医にはかゆみは非浸潤癌とは無関係といわれたのですが、かゆみはありました!という同じステージの方もおられました。

2)執刀医には再建を希望しない旨伝えてあったのですが、微笑みながら、「この状態ならきれいに再建できますよ。
もし、再建したくなったら、、、」と、それとなく再建を勧めてくれます。
とはいえ、下着で何とでもなるので再建はしないつもりです。
機能的に必要性を感じないし、狭いところを通るときすいすい通過でき、かえって快適です。

しかしやはり、切っただけよりバランスを保つために再建したほうがよろしいですか?
乳房切除術の時にエキスパンダーを入れてなかったので二次再建前に一度エキスパンダーを入れる手術が
必要のようにも思います。

3)術後丸一日水分を摂れなかったため?か、退院後急に老けて皺も増えたと夫にいわれました。
もう年も年ですし、無治療で、完治できたのに贅沢な悩みかもしれませんが実のところこれが一番つらいです。
若いころからずっと使っていた化粧品(ランコムの乳液)に発癌物質とのリスク評価のあるアクリルアミドの重合物であるポリアクリルアミドが含まれていたことが判ったため、診断を受けた後使うのを止めてから肌の調子が悪化しています。
ほかの化粧品を試してみているのですがしっくりくる商品が見つかっていません。

老けたのは全身麻酔の負荷と加齢によるもので、化粧品の成分など気にする必要はありませんか?

4)乳癌罹患のリスク要因として、出産経験、授乳経験のないこと、が挙げられていますが、現在の私には遡って出産することは不可能です。
授乳しないと罹患するリスクは"あ
る"との報告は見つかったのですが、詳しい数値はわかりませんでした。

罹患率は何パーセントくらい上昇するのですか?

お忙しい中お読みいただきありがとうございます。

ご意見お伺い出来ましたら幸いです。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「もっと重症な患者さんが優先され、ただ疑わしいというだけでは外科的生検や造影MRIなどできないとの回答」
⇒必要なのは「外科的生検でもなく、ましてや(無駄極まりない)MRI」では、そもそもありません。

 広範囲にマンモトーム生検すれば済んだだけの話です。

「その病院では手術の待機期間も3か月ほどあるし、もっと重症な患者さんが優先され」
⇒この病院は「何様」のつもりでしょうか?(病院名が最初から伏せてある事が残念です)

 非浸潤癌の診断もできない有様で「正しい診療」をしているとでも思っているのでしょうか?
 ♯コメントするのが馬鹿馬鹿しくなってきました。(質問者には悪いですが)

「浸潤が見られなかったので今回手術をしなくても1年後くらいの検診で大丈夫だったかも。とも言われました。」
⇒そんな無責任なことを言っている様では…

 その医師は「自分が、その立場」でも「可能性に懸けて」みるのでしょうか?

「ホルモンレセプターなどの情報は得られていません。」
⇒非浸潤癌で全摘なら「根治」となるので不要です。

「自分の場合ゼロ期で発見できて運がよかったと納得していいのでしょうか?」
⇒当然です。

 それよりも(そのまま放置して)大変なことになってから治療開始となる可能性が十分にあったのです。(本当におそろしいことです)

「もし対側に発症する場合は左と同じタイプの非浸潤乳管癌となりますか?」
⇒無関係です。

「その場合、乳頭出血に気づいてからで間に合うのですよね?」
⇒血性乳頭分泌のない乳癌の方が圧倒的に多いです。(通常はシコリを感じるまでわかりません)

「主治医にはかゆみは非浸潤癌とは無関係といわれた」
⇒これだけは…

 主治医が正しい。

「かゆみはありました!という同じステージの方もおられました。」
⇒1000人いれば、1人位は偶然もあるものです。

「切っただけよりバランスを保つために再建したほうがよろしいですか?」
⇒再建は「見た目」だけの問題です。

 再建することによる「利点」だけを想像することはよくありません。

「老けたのは全身麻酔の負荷と加齢によるもので、化粧品の成分など気にする必要はありませんか?」
⇒全身麻酔も手術も無関係でしょう。

「罹患率は何パーセントくらい上昇するのですか?」
⇒数値はありません。
 リスク因子であることだけは間違いありません。





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