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病理診断の見方について

[管理番号:6426]
性別:女性
年齢:46歳
4月19日に田澤先生に右胸全摘手術を無事にしていただき、先日、病理診断の結果コピーをいただいて帰った者です。
帰宅後に気付いた事で、次の3ヶ月後の診察まで待つのも気になるので、
この場でご質問させていただきます。
診断結果報告、所見の、癌のあった場所について、
A列(#1、14)となっていますが、この場所表記の読み取り方が分かりません。
今まで、自分のシコリの位置はネットで検索で確認出来るような「右C(上部外側)領域」として認識していた為、今回の診断での表記に疑問が湧いています。
(参考にしたページ ↓
https://ganjoho.jp/data/hospital/training_seminar/cancer_registration/odjrh3000000hv0y-att/3-200-C50Breast.pdf)
明らかな外側のシコリでしたので、上部内側としての「A列」なら、尚更疑問です。
もともと術前の段階で、右A(上部内側)領域にも非浸潤がんの疑いのあるモノがあるとの事でしたので、そちらの事なのか、気になり出してしまいました。
全摘してますが、もう一箇所の非浸潤がんの場所、E列(#19)について等も知っておきたく、この表記の図説等があるようでしたら、教えていただけますでしょうか。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
今週のコラム 86回目 このようにすれば、全摘で深部側断端が陽性となることはないのです』の写真をご覧ください(勿論、別の人の標本ですが)
 その中でスライスした写真(黒い定規があてられているもの)の上で「クリック」してみてください。
 ちょうど、(その)黒い定規の横に「C」「D」「E」「F」「G」「H」と(スライスに)名前が付いてますね?(見えますか?)
 今回の「A列」というのは、このアルファベットのことです。
「もう一箇所の非浸潤がんの場所、E列(#19)について等も知っておきたく」
⇒全摘しているのだから…
 たまたま非浸潤癌が見つかっても「全く無意味」です。
 ご安心を。