Site Overlay

今週のコラム 61回目 小さい葉状腫瘍で、悪性を心配する必要は無いのです。そもそも小さければ「完全切除は容易」であり、それが重要なのです。

2017年

新しい年が始まりました。

今年もよろしくお願いします。

 

初めての「沖縄の冬」

昨日帰ってきたのですが…

とにかく温かかったというか、(秋の装いだったので)暑かった!

天気も良く、日中は半そでの人も普通にいました。

[caption id=”attachment_24634″ align=”alignleft” width=”150″] DSC_0053[/caption]

BMWのオープン(とても、いい車でした)を全開にしてのドライブ

注)エンジン全開ではありません(免許が持ちません)あくまでも「幌を全開」です。(念の為)

強い日差しが気持ちいい。

普通に夏にしか思えません。同じ日本なのに(冬に)夏を感じること。衝撃的な体験でした。

 

本当に、久しぶりの「fun to drive」

東京では(どうしても渋滞がちなので)「運転は楽しいもの」とは程遠いのです。

 

そんなドライブでの

浜比嘉島のパワースポット

[caption id=”attachment_24635″ align=”alignleft” width=”150″] DSC_0019[/caption]

[caption id=”attachment_24636″ align=”alignleft” width=”150″] DSC_0016[/caption]

[caption id=”attachment_24646″ align=”alignleft” width=”150″] DSC_0020[/caption]

 

 

 

 

 

沖縄の神である「シルミチュー」と「アマミチュー」

2泊3日しかなかったので急ぎ足でしたが、前半は「北部」後半は「南部 太平洋戦争の傷跡」を見てきました。

[caption id=”attachment_25092″ align=”alignleft” width=”150″] DSC_0059[/caption]

 

沖縄 平和祈念公園

 

 

 

夏に沖縄にいくと、どうしても「海水浴やマリンスポーツ」に眼がいってしまっていて、じっくり沖縄を見ていなかったことに今更ながら気づきました。

 

 

 

 

[caption id=”attachment_24644″ align=”alignleft” width=”150″] DSC_0034[/caption]

沖縄のリゾートホテルって、素晴らしいですよね?

とても同じ日本ではないみたい。

プールの向こうに海が見えます。

 

 

 

 

そんなホテルからランニング中に、全く偶然に出会った「沖縄宇宙通信所」

[caption id=”attachment_24643″ align=”alignleft” width=”150″] DSC_0046[/caption]

[caption id=”attachment_24645″ align=”alignleft” width=”150″] DSC_0048[/caption]

宇宙と通信…

JAXAでなかったら怪しいですよね?

 

 

 

 

 

昨年末から続いている「2016年まとめ」シリーズ 第3弾 「葉状腫瘍」

2016年に全身麻酔で手術した「葉状腫瘍」22件を詳細に見てみましょう。

 

悪性 3例

境界悪性 4例

良性 15例

 

この数字を見て「葉状腫瘍の1/3を境界悪性以上が占める」などと早合点してはいけません。

あくまでも「葉状腫瘍の中でも、全身麻酔で手術したものだけが対象」となっていることに注意が必要です。

♯実際に、「外来診療で葉状腫瘍と診断されたもの全体を対象」とすれば、良性の比率はずっと高くなります。

 

また、悪性葉状腫瘍が年間に3例もありましたが、通常は1つの病院では年間に1例も出会うものではありません。

 

 

 

グレード         良性     境界悪性     悪性

大きさ(中央値)    20mm    42mm    80mm

年齢(中央値)     44歳     45歳     54歳

 

こう見ると、年齢は(悪性は若干高い傾向はありますが)あまり関係ないようです。

○明らかに重要なのは「大きさ」ですね。

悪性葉状腫瘍3例は(小さい順に)65mm、80mm、103mmでした。

以下に、80mmのものの画像を掲載します。

 

 

 

 

 

♯ただし、例外的に大きくても「良性」というものもあります。

2016で良性葉状腫瘍として最大は50mmでした。(以下)

 

 

 

 

小さい葉状腫瘍で、悪性を心配する必要は無いのです。そもそも小さければ「完全切除は容易」であり、それが重要なのです。