乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:3010]
性別:女性
年齢:44歳

よろしくお願い致します。

11月に乳癌と診断され、12月に左胸全摘を(再建なし)を受けました。

術前の骨シンチで、左後頭骨の点状集積がみられるとありましたが、通常の転移の場所ではないとそのままになりました。

腫瘍径2.00×1.20×
1、90cm
核異型スコア 3
核分裂スコア 2(5/10
HPF)
核グレード 3
波及度 F
リンパ管侵襲 ly1
静脈侵襲 v0
リンパ節転移 SNB2/4
 Level1 0/21
Level2 0/1
ER 90% PgR 90%
Her2 1+
Ki67 20%
左乳腺の摘出検体、割面lとJに境界不明瞭な腫瘍を認めます。
組織学的に標本6と9に浸潤性乳管癌を認めます。
索状~管状構造を形成し、線維化した間質を伴います。
腫瘍の辺縁は不正で、spicular
な引きずれを見られ、脂肪組織に浸潤しています。
乳管内病変は腫瘍の中に認められ、腫瘍の浸潤径及びDCISを含んだ腫瘍径はほぼ同じです。
断端は陰性です。

1月より、TC4サイクル。
2回目と3回目に足の裏と手の甲に腫れと痛みが出て歩けない位で3回で中止になりました。

現在はタモキシフェンとLH-RHアゴニスト中です。

治療が一区切りついたので、4月にCTと腫瘍マーカーの検査をしました。

手術前の11月(中旬)日より、CEAが0、6から3、9に1-CTPが4、6から5、6にあがっていました。

CA15-3は8、2から8、1で変化はありません。

CTの検査で首から下に臓器、骨に転移は見られなかったものの、後頭骨左側に人字縫合に隣接して、淡く境界明瞭な骨硬化像を認め、骨シンチグラフフィでの集積増加域と対応する可能性があります。
非特異的で骨島などの良性病変の可能性もあるものの、骨転移の除外は難しいとのことで、脳外科でMRIをとりました。

MRIで明らかな脳転移はないものの、頭蓋骨については診断がつかず、来月またCTをとって見比べることになりました。

1、先生の患者さんでいきなり頭蓋骨に転移した方はいらっしゃいますか?画像もなく、判断は難しいと思いますが、頭蓋骨転移だと思われますか?

2、診断をつけるにはあとどんな検査をしたらいいと思われますか?

3、頭蓋骨転移だった場合は、先生ならどんな治療を行いますか?
脳外科では、開頭手術で病変をとり、人工骨に置き換えるか、放射線と言われています。

はっきりしない状態では、本当に落ち着かなく、転移なら転移で早く次の治療に入りたいのです。
御助言、よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「手術前の11月(中旬)日より、CEAが0、6から3、9に1-CTPが4、6から5、6にあがっていました。」
⇒全く気にする変化ではありません。

 御心配なく。
 

「来月またCTをとって見比べることになりました。」
⇒全く無駄な検査です。

 そもそも余計な検査(骨シンチ)をした上に、更に「余計な心配」をさせるにすぎません。
 

「1、先生の患者さんでいきなり頭蓋骨に転移した方はいらっしゃいますか?画像もなく、判断は難しいと思いますが、頭蓋骨転移だと思われますか?」
⇒いません。

 頭蓋骨単独などないし、「MRIではっきりしない」時点で「終了」すべきです。
 

「2、診断をつけるにはあとどんな検査をしたらいいと思われますか?」
⇒不要です。

 どうしても気になるのなら、「半年に1回くらい頭蓋骨の単純レントゲン」を撮影すれば十分です。
 

「3、頭蓋骨転移だった場合は、先生ならどんな治療を行いますか?」
⇒局所療法としては放射線照射

 全身療法としては、「骨融解抑制剤(デノスマブ)」を用います。
 本当に「その部位単独」ならば、化学療法は追加せずにホルモン療法の継続とするでしょう。
 

「脳外科では、開頭手術で病変をとり、人工骨に置き換える」
⇒そんな治療聞いたこともありません。





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