乳がんプラザ|乳がんの手術は東京の江戸川病院乳腺外科|ブログ


[管理番号:3991]
性別:女性
年齢:49歳

9月に右胸全摘をしました。

病理検査に結果、ルミナールBタイプで抗ガン剤をしなくてもいい、ホルモン治療でも大丈夫と主治医から言われて、迷いオンコタイプの検査を受けました。
グレードは3です。
kiも40-50、リンパへの転移なし

結果が出て主治医から話を聞くまで1カ月の無治療でした。

オンコタイプも中間リスク20だった為、ホルモン治療を選択しました。

11月(上旬)日からタモキシフェンを飲んでいます。

そして昨日朝着替える時に右脇の下に触れた時にシコリを見つけました。
主治医に連絡し受診し、最初は水が溜まっただけだと言われましたが、エコーで見るとリンパが7㎜程になっていました。
細胞を取って検査中です。
結果が出るまで不安です。

こんなに早く2カ月で再発転移するのでしょうか?乳がんの再発転移出なければどんな事が考えられますか?教えて下さい。
手術前から脇のリンパ辺りの痛みがあり 主治医に触診して貰うとなんでもないと言われていました。

乳がんになって こちらサイトがとても参考になり、勉強になました。

田澤先生どうか宜しくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「kiも40-50、オンコタイプも中間リスク20だった為、ホルモン治療を選択」
⇒よかったですね。

 Ki67が40以上だと「high risk が80%以上」というデータがあるなかで、非常に良かったです。

「エコーで見るとリンパが7㎜程になっていました。」
⇒7mmとは、「かなり微妙な大きさ」ですね。

 術後であれば「反応性腫大」をまずは考えるとは思いますが…
 ○担当医も「念の為」というスタンスだと思います。

「細胞を取って検査中です。結果が出るまで不安」「こんなに早く2カ月で再発転移するのでしょうか?」
⇒まず、重要な事は

 万が一(結局「反応性腫大」ということになりそうですが)リンパ節転移だった場合には、(局所再発ではなく)『センチネルリンパ節の取り残し(誤ったリンパ節をセンチネルリンパ節として同定した)』ということです。
 ♯再発転移とは無縁です。

「乳がんの再発転移でなければどんな事が考えられますか?教えて下さい。」
⇒(手術に伴う)反応性腫大です。

 むしろ(常識的に考えれば)「その可能性が圧倒的に高い」です。

「手術前から脇のリンパ辺りの痛みがあり」
⇒それは無関係です。
 リンパ節転移(があったとしても)症状などありません。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生丁寧な回答を頂きまして、ありがとうございます。

反応性腫大と言うのがあるとは知りませんでした勉強になりました。

右脇のシコリが、反応性腫大でしたらこれからの治療はどうなりますか?

もしも、センチネルリンパ節の取り残しの場合 手術 化学療法になりますか? 手術した方がいいのでしょうか。

9月の手術でセンチネルリンパ節は一個取って脇の転移なしになりました。
術前は3個あるという事でしたが、普通は手術でリンパは、
一個くらいしか取らないのでしょうか?

kiも高い事今回シコリが、あったので(取り残しであれば)化学療法しようかと思っています。
いまからでも大丈夫でしょうか?

宜しくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

もう一度、説明するので「きちんと頭を整理して」良く理解してください。

○術後のリンパ節腫大
 ①反応性腫大…感冒で喉のリンパ節が腫大したり、虫歯で顎のリンパ節が腫大など、『炎症が起こる事により、(癌細胞ではなく)炎症細胞によりリンパ節が腫大すること』をいいます。
  手術後に(手術による炎症で)「炎症性細胞によりリンパ節が腫れることも全く同じです。
  ♯通常、術後に「腋窩リンパ節が腫大」していたら、(リンパ節の取り残しなどではなく)「反応性腫大を疑う」のが常識です。

 ②転移性リンパ節による腫大…もしも今回のリンパ節腫大が「転移性リンパ節腫大」だと仮定すると、(純粋な意味の転移再発ではなく)「手術時の取り残し」ということになります。
  これに対しては(再発治療ではなく)「あくまでも、手術のやり直し」を行うだけなのです。

「右脇のシコリが、反応性腫大でしたらこれからの治療はどうなりますか」
⇒治療はありません。

 虫歯で顎のリンパ節が腫大したら、「そのリンパ節を摘出すべき」と思いますか?
 炎症が治まれば「自然に消腿」します。

「もしも、センチネルリンパ節の取り残しの場合 手術 化学療法になりますか? 手術した方がいいのでしょうか。」
⇒物事はシンプルに考えましょう。

 考え方としては、(不完全だった)「手術をやり直す」という「極めてシンプルなこと」です。(化学療法をする意味が不明です)

「普通は手術でリンパは、一個くらいしか取らないのでしょうか?」
⇒正確な手技で行えば「1個で十分(複数取ったら、センチネルの意味が半減する)」です。

「kiも高い事今回シコリが、あったので(取り残しであれば)化学療法しようかと思っています。」
⇒全く意味不明です。

 「取り残しのリンパ節」を再度手術で取ることと、(効かない事が解っている)
「化学療法を行う事」に何の関係もありません。
 全く無意味です。
 もう一度「頭を整理」して考えてみてください。

 「取り残したものは、改めて取る必要あり」は正解ですが、それと(効かない事が判明している)「化学療法を行う」ことは「天と地ほどに離れた」ことです。

「いまからでも大丈夫でしょうか?」
⇒もう一度、よく「頭を整理」してみましょう。

 術後2カ月で「リンパ節転移が存在」していたとすれば、それは(再発ではなく)
「手術が不完全だった(取り残し)」ということになります。
 いわゆる「再発」ではありません。
 本当に「転移再発」ならば「再発治療として化学療法を行う」ことも考慮されますが、今回は「取り残し」です。「取り残しは、改めて取る(取り直しする)」と言うだけの事です。 物事はシンプルにいきましょう。





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