乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:5580]
性別:女性
年齢:45歳

はじめまして。

今年の2月に非浸潤性乳管癌で左乳房を全摘出、同時にエキスパンダー挿入、8月に再建しシリコンを挿入しました。
再建の経過観察で9月に患側の乳房に小さな赤みが発見され、切除し生研したところ乳房パジェット病または乳がんの皮膚浸潤病変の可能性あり(病変の下端は取り切れている)、と診断されました。
2月の手術後の診断では非浸潤癌で全摘したため無治療でしたが、今回の再発にとてもショックを受けています。

その後、ペットCT検査を受け転移は発見されませんでしたが、主治医の先生から病変だった周囲をもっと切り取り生研に出すことを薦められています。

質問1)
全摘しても再発することがあると聞いたことがありますが単なる取り残しなのでしょうか。
それとも別の癌が発生したのか原因を突き止める方法はあるのでしょうか。

質問2)
病変の周囲を取る手術は、全身麻酔と局所麻酔で行うのとどちらが一般的でしょうか。
患側にはシリコンが既に入っているので再手術が適切に行えるのか心配です。

質問3)
局所再発だった場合、病変の周囲を取る手術以外の治療は不要でしょうか?
例えば化学治療、放射線治療も行ったほうがよいでしょうか?

参考)初回手術時の病理診断結果
術式:乳頭温存乳房切除術 リンパ節:センチネルのみ
ER:陰性 PgR:陰性 HER2:3+ グレード:3 核異型:3 分裂像:
2 MIB-1 index 50% サブタイプ 浸潤径:0 リンパ節転移:0
脈管侵襲:なし 断端:近接 陽性近接切片数:1 最短距離:1.3ミリ
 断端にかかる腫瘍成分:非浸潤癌

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「非浸潤癌」は癌が乳腺内に留まっているので、手術時に「乳腺をきちんと全摘」していれば根治であり、(遠隔転移再発はもちろん)「局所再発することも絶対に無い」筈なのです。
『今週のコラム86回目 このようにすれば、全摘で深部側断端が陽性となることはないのです』をご一読のこと。

「単なる取り残しなのでしょうか。」
⇒100%間違いありません。

「別の癌が発生したのか」
⇒絶対にありえません。(さすがに担当医もそんな言い訳はしないでしょう)

「病変の周囲を取る手術は、全身麻酔と局所麻酔で行うのとどちらが一般的でしょうか。」
⇒面積次第ですが…

 余程「広い範囲」でないかぎり、局麻でできます。

「局所再発だった場合、病変の周囲を取る手術以外の治療は不要でしょうか?例えば化学治療、放射線治療も行ったほうがよいでしょうか?」
⇒抗癌剤は不要です。(局所のエラーを全身療法で補うのは誤りです)

 放射線治療は「局所療法」として検討してもいいかもしれません。(主治医と相談を)





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