乳がんプラザ|乳がんの手術は江戸川病院・東京


[管理番号:2151]
性別:女性
年齢:41歳

はじめまして。
田澤先生いつも拝見させて頂いています。

初めて質問させて頂きます。

手術後の病理検査は2月に結果がでます。
マンモトーム生検の結果は
ルミナルA型、Ki-67は10%、15%、グレード2、しこりの大き
さ4ミリの浸潤性小葉がんです。
2015年12月○○日、私の希望で左胸全摘出にしました。

センチネルリンパ節生検の術中迅速病理検査では、2個中、2個とも陰性でした。

術後の病理検査によって治療方針が決まると思いますが、現時点の結果で田澤先生のお考えを知りたく、また、私の強いお願いもありまし
て、メールさせて頂きました。
どうぞ宜しくお願いいたします。

①術後の治療方針はどのようになりますか?

2、近所の大学病院に通院していますが、万が一、放射線治療が必要になった場合に、田澤先生のトモセラピーを受けたいです。
是非ともトモセラピーを受けたいので、お願いすることは可能でしょうか?
また、受けられるとするなら、どのようにしたらよろしいですか?

③今後の定期検査ですが、浸潤性小葉がんということで、田澤先生の過去の質問のお答えのように、小葉がんを見つけるという意味で超音
波検査は必要と思います。
標準では超音波検査はしないようですが、田澤先生に、超音波検査を是非ともお願いしたいです。

お忙しところ、わがままなお願いかもしれません。

自分の身を守るのも自分だと思うのと、告知されて以来、こちらで勉強し、田澤先生に是非とも診察して頂きたいと、強く願っておりました。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「しこりの大きさ4mm」とは、超早期乳癌ですね。
おそらく、リンパ節転移はないでしょうから(センチネルリンパ節生検も陰性ですね)、全摘後の「照射の適応は無い」と思います。

「①術後の治療方針はどのようになりますか?」
⇒ホルモン療法単独です。

 タモキシフェン5年となります。
 

「2、近所の大学病院に通院していますが、万が一、放射線治療が必要になった場合に、田澤先生のトモセラピーを受けたいです。」
⇒「放射線照射の適応となる」事態は、「およそ、想像できない」状態です。

 考える必要はありません。
 

「是非ともトモセラピーを受けたいので、お願いすることは可能でしょうか?また、受けられるとするなら、どのようにしたらよろしいですか?」
⇒当院、放射線科外来に直接予約する(乳腺外科は間に介しません)こととなります。

 しかし、「放射線照射の適応となることは、ほぼ確実に」無いでしょう。
 

「田澤先生に、超音波検査を是非ともお願いしたいです。」
⇒大丈夫です。

 全摘後だから「対側」ですね。
 3カ月に1回の「超音波」をしていれば何ら問題ありません。

 
 

 

質問者様から 【質問2】

先日メールさせて頂いた者です。
前メールのように術後の定期検査
の、超音波検査を田澤先生にお願い出来るとのことで、安心しました。
よろしくお願いします。

①1回目の検診は何月に受診したらよろしいでしょうか?またどのように予約すればよろしいですか?

2、マンモグラフィーは、年1回、今通っている病院で受けて、超音波検査を田澤先生にお願いするという事はできますか?
確認していませんが、通っている病院は、定期検査に、超音波検査は含まれていないと思うのと、同じ先生にして頂けないのです。
正確に診断して頂きたいというのも、田澤先生にお願いしたい理由です。

③マンモグラフィーも合わせて診断して頂いたほうがよろしいのでしょうか?または、いま通っている病院で、マンモグラフィーの画像をもらい、田澤先生まで持参したほうがよろしいですか?

④左乳房は、全摘出しました。
左側の腋窩や、胸壁も診察していただけるのでしょうか?

今までの経緯です。

10月(中旬)日、マンモグラフィー、超音波検査実施

10月(下旬)日、マンモトーム生検

12月(中旬)日、造影MRI

12月(下旬)日、手術

1回目の検診は、どこから3ヶ月後になりますか?

どうぞよろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「①1回目の検診は何月に受診したらよろしいでしょうか?」
⇒手術が「12月28日」であれば、「4月」ころです。
 

「どのように予約すればよろしいですか?」
⇒市川に電話してください。

 「その頃」であれば「普通に予約可能」だと思います。

「メディカルプラザ市川駅」のご案内はこちら。
 

「2、マンモグラフィーは、年1回、今通っている病院で受けて、超音波検査を田澤先生にお願いするという事はできますか?」
⇒大丈夫です。
 

「③マンモグラフィーも合わせて診断して頂いたほうがよろしいのでしょうか?または、いま通っている病院で、マンモグラフィーの画像をもらい、田澤先生まで持参したほうがよろしいですか?」
⇒マンモグラフィーを「きちんと診断してもらえる」のであれば、今通っている病院
でもいいでしょう。

 「いま通っている病院でマンモの画像をもらい私に見せる」のであれば、(最初から)市川でマンモグラフィーを撮影してもいいと思います。
 

「④左乳房は、全摘出しました。左側の腋窩や、胸壁も診察していただけるのでしょうか?」
⇒当然です。

 それが大事なことなのです。(対側よりも、むしろ)
 

「1回目の検診は、どこから3ヶ月後になりますか?」
⇒「術後初回の外来受診から」です。

 
 

 

質問者様から 【質問3】

先日はありがとうございました。
超音波検査の予約をしました。
どうぞ宜しくお願いします。

乳癌についての、ある先生の本の中で

「これは嫌な例えですが、乳癌が肺に転移して再発する運命だとします。
そこでこまめに肺の写真を撮影したり、半年ごとにCTの検査をしていれば、数ミリの肺の転移が見つかることになります。

ここで、乳癌の性質を思い出して下さい。

肺の転移は最初の手術の時点で、画像では見えなくても既にあったかもしれないわけです。

では、早くに肺の転移が見つかれば、治るのでしょうか?
残念ながら薬物療法に抵抗して増殖した癌ですから、治る事はありません。
いずれ全身に進行していかざるを得ません。

それは残念ですが、止めようもないことなのです。

こまめに検査していれば、最初の乳癌の治療から、肺の転移が発見されるまでの期間は短くなり、再発の診断から死亡までの期間は長くなる事になります。

しかしながら、咳や息苦しさから検査すれば、最初の乳癌の治療から肺の転移の発見までの期間は遅くなりますが、再発の診断から死亡までの期間が短くなります。

これはつまり、どちらも乳癌の初期治療から死亡までの期間は、ほば同じという事なのです。

ですから、医学的に正しい経過観察というのは、なにか症状があったら検査をして、異常ががあるかないか確認する、そうした対処の仕方間に合わないことはない、遅れることはないのです。

いつも再発の不安を抱えて生活するよりも、気にせずに治ったつもりでいたほうが、毎日楽しいのではないでしょうか
と締めくくられています。

この内容は、分からなくもないですが、ショックも大きいですが、

田澤先生はどう思われるでしょうか?

乳癌とは、どういうものなのでしょうか?

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

メール内容、了解しました。
これは、「再発治療でよく言われている」『リードタイムバイアス』というものであり、癌治療に携わるものとしての常識と言えます。

理論的にはその通りです。
「早めに見つけても」治療期間が長くなるだけで(結果として、生存期間を一見延長しているように見えるが)「最終的な生存期間は実は同じ」という理論です。

これは時に「再発治療」だけでなく、「検診」についても展開される理論です。
つまり「早期に見つけて」も「大きくなってから見つけても」結局(それが原因で亡くなるとすれば)最終的な生存期間(亡くなる年齢)は同じというものです。

○これについては、「そのような本を書く」ような「偉い先生」と、我々「現場の医師」では決定的に感覚が異なります。

 以下、再発治療に絞ってコメントします。
 実際は以下の2点です。

①本当に早期で発見した場合、(少数ですが)根治するケースもあります。
 また、「明らかに生存期間そのものを伸ばしている」と実感するケースも数多くあります。
 確かに「早く見つけた」だけで、結局「もう少し後で見つけた方が、ぎりぎりまで抗がん剤の治療自体による副作用を感じることなく、良かったのでは?」というケース♯もあります。

 ★リードタイムバイアスでは、上記の♯だけを想定しているようですが、現場の感覚では「そうでもない」のです。

②早期で発見する方が「病気のコントロール(症状=QOLの維持)」がいいケースが多い 最終的に「生存期間が同じケース」でも「より小さく見つけた方が、ぎりぎりまで少量の抗がん剤(副作用が少ない)で病勢をコントロールできる」ので(例え、最終的に生存期間の延長は無かったようなケースでも)「早めに発見して治療して良かった」と医師も患者さん(の家族)も感じるケースがあります。
 

○おわかりでしょうか?
決して(実際に患者さんを診ることなく)統計の中で「執筆」しているような「偉い先生」には解らないことです。
我々「現場の医師」は直に「患者さんの喜怒哀楽と接しながら治療」をしているのです。

「放っておいても、結局は同じ」ではない筈だと、私は信じています。

 
 

 

質問者様から 【質問4】

そのような考え方があるのですね。
とても良くわかりました。

有難うございました。

①そこで、質問があります。
「局所再発」についても、同じ考え方なのでしょうか?

2、これからの、定期検診を(再発の早期発見の為に)
どのようにしたら良いか、もちろん、過剰な検査はするつもりはありませんが、適度な検診とは、具体的にどのようになるか、(何年目に、どんな検査をするか等)
田澤先生のお考えを知りたく思います。

③また、乳がん以外のガンの検査は、一般の方々と同じような検診程度で良いと言う事でしょうか?

乳がんになったからと言って、細かく検査する必要はないのでしょうか?

それとも、乳がんになった時点で、全身にがんの芽が散らばっている全身病と聞くので、他の臓器の検査も定期的にしたほうが良いのでしょうか?

早期発見すれば、治りますと聞くので、素人ですと、だったら徹底的に検査したほうが、早期発見になるのではないか、と単純に思うので、適切の検査と、過剰の検査の線引きが難しいし、具体的にこれからどのように、がんになった体と付き合っていけば良いかと、考えています。

④術後の傷口に対して、直角にテープを1ヶ月から3ヶ月貼り続けると、傷口がきれいに見えるようになると、ネットで見ました。

主治医は、術後、3週間でしても変わらない。
中で傷口が塞がっていくので、表面に貼るのはあまり意味がないと言われ、やるとしても、蒸れたりしないようにとの事。

手術直後は、テープが貼ってあり、2週間すぎに、剥がしました。

田澤先生は、どう思われますか?

⑤あと、手術後に、傷口をきれいにする方法は、ありますか?

よろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。

「①そこで、質問があります。「局所再発」についても、同じ考え方なのでしょうか?」
⇒これは「全く」違います。

 ここは注意が必要です。
 「局所再発」であれば(胸壁にしろ、腋窩にしろ)「早期発見(再手術で簡単に取れる)」と「進行(局腫再発の腫瘍が胸壁深く浸潤したり、リンパ節転移が縦隔等広範囲に拡がったりして根治手術不能)」では、全く異なります。
 

「2、これからの、定期検診を(再発の早期発見の為に)どのようにしたら良いか、もちろん、過剰な検査はするつもりはありませんが、適度な検診とは、具体的にどのようになるか、(何年目に、どんな検査をするか等)田澤先生のお考えを知りたく思います。」
⇒3カ月に1回の視触診・超音波・採血腫瘍マーカーと1年に1回の(対側)マンモグラフィーです。

 CTや骨シンチ、PETなどは「無効」であることが証明されています。 これらの検査は「無駄どころか、有害なのです」♯今週のコラム 6回目を参照してください。
 

「③また、乳がん以外のガンの検査は、一般の方々と同じような検診程度で良いと言う事でしょうか?」
⇒全く同じです。
 

「乳がんになったからと言って、細かく検査する必要はないのでしょうか?」
⇒全くありません。
 

「それとも、乳がんになった時点で、全身にがんの芽が散らばっている全身病と聞くので、他の臓器の検査も定期的にしたほうが良いのでしょうか?」
⇒「全身に芽」みたいな「おかしな考え方」は止めましょう。(考えただけで具合が悪くなりそうです)
 

「早期発見すれば、治りますと聞くので、素人ですと、だったら徹底的に検査したほうが、早期発見になるのではないか、と単純に思うので、適切の検査と、過剰の検査の線引きが難しいし、具体的にこれからどのように、がんになった体と付き合っていけば良いかと、考えています。」
⇒気持ちは解りますが…

 実際には「バランス」が存在しています。
 無駄な(そして有害な医療被曝のある)「画像診断を多用する」よりも、「3カ月に1回、診察と腫瘍マーカー」で十分です。
 ○腫瘍マーカーについては「一般に、かなり誤解が存在」しているようです。

 初期治療(手術)の段階では「腫瘍マーカーが高値」となることは決してありません。
 乳癌の腫瘍マーカーに「初発診断の意味は全くありません」 その点では「前立腺癌のPSAその他」とは全く違います。

 ただ、「再発の指標」には大いに役立ちます。
 1年に1回(被爆するような)「大がかりな検査」をしても、その半年後の「腫瘍マーカー」には敵わないのです。

 ○実際の診療では「腫瘍マーカーに動き」があれば、「その時初めて」画像診断(PETなど)を行えばいいのです。
 

「④術後の傷口に対して、直角にテープを1ヶ月から3ヶ月貼り続けると、傷口がきれいに見えるようになると、ネットで見ました。」
⇒まあ、これは「創部のテンション(突っ張り)を逃がしてあげる」ということで、至極当然とも言えます。
 

 ただし、「主治医のいうように」吸収糸で中縫いしていれば「表面(皮膚)」にそれ程の影響は無い筈です。(吸収糸は半年間、創部を支えています)
 

「主治医は、術後、3週間でしても変わらない。中で傷口が塞がっていくので、表面に貼るのはあまり意味がないと言われ、やるとしても、蒸れたりしないようにとの事。手術直後は、テープが貼ってあり、2週間すぎに、剥がしました。田澤先生は、どう思われますか?」
⇒私も全く同様です。

 「術後1回貼りかえて、剥がれたらそのままでOK」としています。
 

「⑤あと、手術後に、傷口をきれいにする方法は、ありますか」
⇒あまりありません。

 Tryするとしたら、上記「ステリテープ」位でしょう。(どの程度の効果がでるかは個人差の範囲内)
 ただ、「結果として、放射線照射した人」の創部が「ケロイド反応などを抑える働きがあるので」きれいになります。

 
 

 

質問者様から 【質問5】

お世話になっております。

術後の自己検診をしたところ、対側(右胸)の、上のほうに、しこりのようなもの(?)を見つけました。

ローションをつけた状態と、つけずにと、念入りに触りましたが、乳房を細かく触ったのも、初めてで、よくわかりませんでしたが、何かに触れます。

触れば触るほど、色んなものに触れる気もします。。。

3月末に、術後の検診の予約を市川にしていましたが、そのしこりのようなものが、気になるので、早めの予約に変更していただきました。
傷口の落ち着き具合が足りなくて、超音波を当てられない等、ありますか?
(2月○○日です)

①質問ですが、術側(左胸)について、その頃ですと、術後1ヶ月半となり、

もしそうだとしても、対側(右胸)のしこりのようなものが、気になり、早く田澤先生に見て頂きたいです。
2月19日に診察、超音波はして頂けますでしょうか?
もし、術側の超音波が出来ないとしても、後日その為に、予約し伺うのは、全く問題ありません。
(東京の西のほうに住んでいます)

2、質問です。
今とところですが、年1回のマンモグラフィーは、手術した病院で受けようと思っていますが、腫瘍マーカー等、必要ですか?

今の、手術の傷の状態は、脇の下の方に体液が少し溜まってる状態です。
主治医はドレーンはつけないやり方でした。
これは、田澤先生と同じやり方でしたので、安心しましたが、術後4回、針で体液を抜きましたので(量は少しで、100ml以下とかいてありました)
それなら、ドレーンをつけていたほうが良かったのか??とも思ったりもしましたが。

それでは、どうぞ宜しくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。

「傷口の落ち着き具合が足りなくて、超音波を当てられない等、ありますか?(2月○○日です)」
⇒それは余程の事でも無い限り「ありません」
 

「①質問ですが、術側(左胸)について、2月○○日に診察、超音波はして頂けますでしょうか?」
⇒大丈夫です。
 

「今とところですが、年1回のマンモグラフィーは、手術した病院で受けようと思っていますが、腫瘍マーカー等、必要ですか?」
⇒「4mm」とは言え、浸潤癌ですから「半年に1回程度のマーカー」採血してはどうでしょうか?

 
 

 

質問者様から 【質問6】

いつも、丁寧にお答え頂き、感謝しております。
病理結果が出まして疑問点があります。

D領域に5×5ミリ大の境界不明瞭な硬い結束病変が認められる。
組織学的に核異変型軽度な小型類円形の異型上皮が縦に並ぶ傾向をもってscirrhousに増殖浸潤している。
invasive iobuiar curcinomaの所見である。

who grade2、管腔形成3、核異型2、細胞分裂像1(3+2+1=6)
免疫染色で、ER3+、PGR3+、her2スコア0、ki64陽性10-15%、
luminal A、
周囲の脂肪織に浸潤している。
(f)
静脈侵襲なし、リンパ管侵襲あり、乳管内進展が抹消側にみられ、下部と表面切除断端付近に広がる。
(#3)
(断端陽性の可能性が高い)
センチネルリンパ節に転移はない。
(0/2)
stage 1A (PT1bN0)

①、断端陽性の可能性がある、あるのか、ないのか、はっきりさせるのが病理検査ではないのでしょうか?なぜ、曖昧な言い方になっているのか、どのようなことが考えられますか?

2、先生は、乳腺は全て取り切れているので、断端5ミリ以内にあっ
たとしても、問題ないとの返答でした。
海外基準では、この場合、断
端陽性とは言わないとの事でしたが、
田澤先生は、どのように想像しますか?

③、がんの広がりは乳管内にとどまっていて、尚且つ、乳腺は全て取り切れたので、問題ないという事になりますか?

④、取り残しは考えられますか?

⑤、私の乳腺の末端が、胸筋付近まで伸びている乳房だった、から5ミリ以上オーバーラップ出来なかった、また、乳腺の末端の下(乳腺末端と胸筋の間)に脂肪が少なかったから、このようになったという事はあるのでしょうか?

6、乳腺はきちんととったので、再手術は必要なく、ダメ押しでやるとしたら、放射線が出来ますといわれました。
ただ、先生は、すすめないし、必要ないと考えているそうです。
心臓、肺などの影響がある
とのことでした。

田澤先生のお考えをお願いいたします。

7、このような結果で、再発率はあがりますか?

5ミリのがんだと思っていたところ、末端、皮膚近くまでがんがのび
ていたのです、
再発しやすくなりますか?

8、田澤先生は、どのように治療しますか?

以上、よろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答6】

こんにちは。田澤です。

pT1a, pN0, pStage1, luminal A, NG2
完璧な早期癌です。

「①、断端陽性の可能性がある、あるのか、ないのか、はっきりさせるのが病理検査ではないのでしょうか?なぜ、曖昧な言い方になっているのか、どのようなことが考えられますか?」
⇒これは簡単なことです。

 病理医は「我々乳腺外科医とは違って」摘出標本しか見れないからです。(つまり、どのように切除されたかをみていない。摘出したものだけで推測するしかないのです)
 だから、「摘出標本はこうだから、ああなのかもしれない」程度にしか言えないのです。(現場を見ていないから)
 

「2、先生は、乳腺は全て取り切れているので、断端5ミリ以内にあったとしても、問題ないとの返答でした。海外基準では、この場合、断端陽性とは言わないとの事でしたが、田澤先生は、どのように想像しますか?」
⇒これは担当医が正しいです。

 術者として「乳腺を全切除」しているのに、「まだ残っているかもしれない」などと言われるのは心外です。
 「乳房切除(全摘)とは、乳腺をこれ以上は取れないところまで摘出している」のです。 ♯それは病理医が、「孔のあくほど摘出標本を見ても解り様が無い」ことなのです。
 

「③、がんの広がりは乳管内にとどまっていて、尚且つ、乳腺は全て取り切れたので、問題ないという事になりますか?」
⇒術者がそう言っているのであれば、「間違いなくその通り」です。
 

「④、取り残しは考えられますか?」
⇒無いと思います。

 私が同じ立場でも「自信を持ってそのようにコメント」します。
 

「⑤、私の乳腺の末端が、胸筋付近まで伸びている乳房だった、から5ミリ以上オーバーラップ出来なかった、また、乳腺の末端の下(乳腺末端と胸筋の間)に脂肪が少なかったから、このようになったという事はあるのでしょうか?」
⇒そういうようなことです。

 それらのことは「摘出標本を孔のあくほど見つめても」決して解らない事なのです
(現場で、実際に手術をしている術者のみが知る事なのです)
 

「6、乳腺はきちんととったので、再手術は必要なく、ダメ押しでやるとしたら、放射線が出来ますといわれました。ただ、先生は、すすめないし、必要ないと考えているそうです。心臓、肺などの影響があるとのことでした。田澤先生のお考えをお願いいたします。」
⇒術者が「それ程、自身を持っている」のであれば、全く問題ありません。
 

「7、このような結果で、再発率はあがりますか?」
⇒上がりません。
 

「5ミリのがんだと思っていたところ、末端、皮膚近くまでがんがのびていたのです、再発しやすくなりますか?」
⇒無関係です。
 

「8、田澤先生は、どのように治療しますか?」
⇒ホルモン療法単剤です。(放射線は不要です)

 
 

 

質問者様から 【質問7】

お答えいただき有難うございました。

小さなしこりで、手術してみたら、広がりがあったといわれて、ショックで、主治医の説明が頭に入っていなかったようで、一緒に聞いていた主人の方が、冷静に聞いていた次第です。
主治医には、小葉がんで、全体にパラパラしやすい、とは聞いていました。
セカンドピニオンで有名な病院へ行きましたが、そちらでは、温存をすすめられ、結果的には、全摘して良かったと思っています。
しかし、病理結果が、不安でしかたありません。

①主治医には、浸潤部分が5ミリ×5ミリと聞いていますが、この病理レポートでそのように読み取れるのですか?

2{スキルスに増殖浸潤している}とありますが、5ミリどころではない、広範囲に浸潤していると読み取れますが、これは、どういう意味なのでしょうか?

③そもそも浸潤部分とは、どういう状態なのでしょうか?
いままで漠然と理解していたので、考えていたら、よくわからなくなってきました。

主治医が説明の時に書いてくれた絵は、しこりの隣りに5×5ミリの丸を書き、これが浸潤部分です、と、言われました。

④脂肪織に浸潤しているとは、断端付近の脂肪にも浸潤している可能性があるのでしょうか?
それこそ、この文章だと、浸潤は5×5ミリどころではないように思えますが、
病理でどの部分が浸潤しているかは、わかるものなのですか?
私の場合は、どの程度の浸潤なのでしょうか?

⑤主治医には、取れるものは取りましたから、再手術は出来ないと言いましたが、大胸筋も手術で取るという選択肢はありますか?

6放射線治療のお話は、私の考え方が、受けることが出来る治療があれば、全て受けておきたいという考え方なら、放射線治療があるんですよ、ということでした。

しかし私は、放射線治療は出来るだけやりたくありませんが、がんセンターの病院だったら、ここまで話さずに、「あなたの場合は、ホルモン治療単独です。」
と言われるだけですよ、と主治医は言っていました。
他の病院に聞い
ても、放射線治療はすすめない、と言っていました。

これについては、田澤先生、どう思われますか?

お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答7】

こんにちは。田澤です。

「①主治医には、浸潤部分が5ミリ×5ミリと聞いていますが、この病理レポートでそのように読み取れるのですか?」
⇒「5×5ミリ大の境界不明瞭な硬い結節病変」という記載から、そう読み取れます。
 

「2{スキルスに増殖浸潤している}とありますが、5ミリどころではない、広範囲に浸潤していると読み取れます」
⇒質問者の勘違いです。

 「組織学的に核異変型軽度な小型類円形の異型上皮が縦に並ぶ傾向をもって
scirrhousに増殖浸潤している」という表現は、あくまでも「5x5mmの結節病変」のことを言っています。

 ○質問者は「乳管内進展が抹消側にみられ、下部と表面切除断端付近に広がる」を「広範囲に浸潤」と誤解しているのではないでしょうか?
 

「③そもそも浸潤部分とは、どういう状態なのでしょうか?」
⇒癌細胞が、乳管からその周りの組織(間質)に及んでいる(出ている)ことを言います。
 

「④脂肪織に浸潤しているとは、断端付近の脂肪にも浸潤している可能性があるのでしょうか?」
⇒脂肪織浸潤というのは「浸潤癌」であれば「当然の事」と言えます。

 「乳腺の周りは脂肪組織」なのですから。
 

「それこそ、この文章だと、浸潤は5×5ミリどころではないように思えますが、」
⇒勘違いです。
 

「病理でどの部分が浸潤しているかは、わかるものなのですか?私の場合は、どの程度の浸潤なのでしょうか?」
⇒5mmの浸潤です。
 

「⑤主治医には、取れるものは取りましたから、再手術は出来ないと言いましたが、大胸筋も手術で取るという選択肢はありますか?」
⇒不要です。

 大胸筋浸潤の所見は全くありません。
 

「あなたの場合は、ホルモン治療単独です。と言われるだけですよ、と主治医は言っていました。
他の病院に聞いても、放射線治療はすすめない、と言っていました。これについては、田澤先生、どう思われますか?」
⇒その通りです。(前回の回答でも「ホルモン療法単剤です。(放射線は不要です)」と回答しています)

 
 

 

質問者様から 【質問8】

有難うございました。
このような場所を設けて下さり、感謝しております。

告知されて以来、乳がんの事が常に頭から離れません。
そして、悪い方へ考えてしまいます。
しかし、田澤先生の言う通り、立ち直るには、時間が必要なんだと思っております。

病理結果については、勘違いしていた部分がありました。
解決できて良かったです。
主治医には、放射線科の先生とお話してみたらどうか?と、言われたので、聞きに行ってきます。
私は、放射線治療をなるべくならしたくなかったので、全摘を選びましたので、今回は受けるつもりはありませんが、質問してみたい事があるので、話を聞く事にしました。

また、お聞きしたいことがあります。

①再発率、10年生存率を教えてください。

2、放射線治療をした場合の、再発率、10年生存率の上乗せはありますか?
放射線治療は必要ないとの事なので、上乗せは無いか、ごく僅かなんだろうと、思いましたが、確認させてください。

③術側に再発するとしたら、皮膚か、筋肉以外にありますか?

④万が一、術側に再発したら、がんをとる外科手術はできますか?

⑤全摘側に再発するのは、ごくまれ(ほぼ無い)と、私の場合も思ってよろしいですか?それとも、確率は上がりますか?

6、小葉がんなので、再発しやすいですか?(30パーセント再発と他の質問者様のページでみましたが)

7、小葉がんの特徴、多中心性に広がるとは、どのような事ですか?
多中心の言葉の意味がわかりませんでした。

8、実は、左卵巣嚢腫が、6センチで手術適用の大きさになってきています。
今すぐに手術とはなりませんが、卵巣摘出が乳がんの治療になると、日本乳癌学会名誉会長の本で読みました。
(猫型乳癌)
そういうことはありますか?治療になるなら、早く手術しようかと思うのですが、そういう考え方は、良くないですか?
また、ホルモン治療とで、副作用が強まるのでしょうか?

お忙しいところ、恐縮ですが、どうぞ宜しくお願いします。

 

田澤先生から 【回答8】

こんにちは。田澤です。

pT1a, pN0, pStage1, luminal A, NG2

「①再発率、10年生存率を教えてください。」
⇒①11%です。
 ②96%です。

 ただし、この数字は腫瘍径は「0.1~1.0cm」の場合なので、質問者は、この数字よりも「ずっと、いい」筈です。
 

「2、放射線治療をした場合の、再発率、10年生存率の上乗せはありますか?」
⇒殆どないでしょう。

 もともと「再発低リスク」では「差が無い」のです。
 

「③術側に再発するとしたら、皮膚か、筋肉以外にありますか?」
⇒それ以外にはありません。
 

「④万が一、術側に再発したら、がんをとる外科手術はできますか?」
⇒「外科手術」が一番の治療です。
 

「⑤全摘側に再発するのは、ごくまれ(ほぼ無い)と、私の場合も思ってよろしいですか?それとも、確率は上がりますか?」
⇒殆どありません。
 

「6、小葉がんなので、再発しやすいですか?(30パーセント再発と他の質問者様のページでみましたが)」
⇒乳腺が無いのに「再発はしません」
 

「7、小葉がんの特徴、多中心性に広がるとは、どのような事ですか?多中心の言葉の意味がわかりませんでした。」
⇒「全く別個にできる(お互いが無関係に)」ことです。
 

「卵巣摘出が乳がんの治療になる」「そういうことはありますか?」
⇒卵巣機能抑制であるLH-RHagonistと同様の効果があります。
 

「治療になるなら、早く手術しようかと思うのですが、そういう考え方は、良くないですか?」
⇒そう言う考え方もあります。
 

「また、ホルモン治療とで、副作用が強まるのでしょうか?」
⇒「卵巣摘出」により更年期症状が強くでることもあります。

 
 

 

質問者様から 【質問10】

市川メディカルプラザで初めて診察していただいた者です。

有難うございました。
(2月○日金曜、17時に予約してました。
患者番号は、○○です。)

家族に話をしたところ、主治医の先生にも、診察結果を話したほうが
良いだろうと言われ、来週(下旬)日、伝えようと思います。

私は、主治医には話をするつもりはなかったのですが、私は、こんな
に不安に思っていて、田澤先生に診察をお願いしたんだということ
を、きちんと伝えるべきだ、と家族に言われた次第です。

田澤先生の診察では、私が自己検診で気になっていたしこりは、心配
ないという事と、腫瘤非形成性(乳管が拡張している)と言われまし
た。
8~9割は良性なので、針生検はしなくて良いでしょうというこ
とでした。
次回は、5月(中旬)日です。

そこで、主治医には上記の説明で、よろしいでしょうか?もう少し詳しく説明したいとおもいますが、どのような言い方をすれば良いでしょうか?

専門用語で説明したほうがよろしいですか?

カテゴリーいくつ、というのはあるんでしょうか?質問コーナーで、皆さんカテゴリーいくつとか、言っておられますが、

このコーナーを利用して良いものかと、思いましたが、質問させて頂きました。

もし、このコーナーでお答え出来ないようでしたら、
また改めますので、どのように問い合わせたらよいのか、教えて下さい。

次回からは、外来できちんと先生に聞けるように、いたします。

どうぞ宜しくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答10】

こんにちは。田澤です。

「私は、主治医には話をするつもりはなかったのですが、私は、こんなに不安に思っていて、田澤先生に診察をお願いしたんだということを、きちんと伝えるべきだ、と家族に言われた次第です。」
⇒担当医に、きちんと受け止めて欲しいものです。
 

「腫瘤非形成性(乳管が拡張している)と言われました。」
⇒「局所的な」乳管拡張です。
 

「8~9割は良性なので、針生検はしなくて良いでしょうということでした。」
⇒私は「同様な所見で数多くのマンモトームをしている」ので、「おおよその癌の確
率」を知っているのです。
 

「そこで、主治医には上記の説明で、よろしいでしょうか?もう少し詳しく説明したいとおもいますが、どのような言い方をすれば良いでしょうか?」
⇒『局所的な「乳管拡張」所見が見つかり、(良性所見と思われるが)、経過観察と
なった』で OKです。
 

「カテゴリーいくつ、というのはあるんでしょうか?」
⇒カテゴリーは3です。
 

「追加で質問ですが、昨年10月にエコーしてますが、見落としが考えられますか?」
⇒全く「新しい所見」というよりは「認識できなかった」ような気がします。

 
 

 

質問者様から 【質問11】

いつも勉強させて頂いています。

主治医に、自己検診で対側にしこり?があるので、診て欲しいと訴え
たら、詳しく診てもらえませんでした。
他病院でエコーをしてもら
い、乳管に局所的な拡張がみられました。
と報告したら、機嫌悪くなり、投げやりな言葉わ言われ、私の希望の、3ヶ月毎にエコーなんてしてもらえないと思いました。
主治医は、1年に1回で十分という考えです。

他医院で、エコーというのは、2月に田澤先生に初診、診察してもらいました。
次回は5月です。

以上のことから、田澤先生、今後の診察、宜しくお願いします。

左乳房全摘の術者は、その主治医なので、お薬はもらいに通うつもりです。
やはり、術者にしかわからない事が、あると思いますし、術側に関して責任をもって頂きたいというか、、、、

テーマは異なりますが、いくつか質問があります。

①、リンパ節系で、再発の可能性がある部位はどこですか?
また、それらは、3ヶ月毎の診察でチェックして頂けるのですか?
また、自己チェックできますか?
リンパ管侵襲アリなので、気になります。

2、縦隔リンパ節の転移チェックというのは、どのような方法がありますか?

③、ノルバデックスを飲み始めて、1ヶ月半です。
生理開始の遅れと、生理後、不正出血が4日間ありました。
いまは、出血はありません。
この副作用は、婦人科へ行くべきですか?

④マンモトーム生検について。

長尾和宏医師の本で、「メスをいれた近くに局所再発することがある。
原因は手術の際にメスに付着したがん細胞が、傷口に残ってしまうケースと、手術の取り残し。

臓器に転移しているがんは、がん細胞がいつも血液の中に浮遊している。

他方で、メスで傷ついている箇所は傷を修復する為に、さまざまな血球が集まり血管が新生され、酸素や栄養が豊富ながん細胞の増殖に適した環境になる。

そこに浮遊しているがん細胞が取り付いて増殖し、再発病巣になる。」
以上のことが現実にありえる話なら、マンモトーム生検でもあてはまるのではないかと思いました。

マンモトーム生検で傷ついた箇所に、癌が出来やすくなるということになりませんか?
癌ができやすい環境になると、言えませんか?田澤先生が、針生検で癌がこぼれ落ちることはありませんと、仰っていたのは、こちらで勉強しました。

⑤、左乳房全摘前のマンモトーム生検で、手術までの3ヶ月弱、針の通り道が、硬いままでした。
もちろん徐々に硬さはとれてはいきました。
しかし、私の感覚だと、1年も2年も硬さは残るという感じがしていました。
全摘だったので当時は気にしていませんでしたが、今後の知識として、教えて頂きたいですが、
3ヶ月硬さが残ることは、異常ですか?
病理で、血腫と書かれていましたが、これはマンモトームの痕でしょうか?
また1年以上、または、一生硬さが残る人はいますか?

6、全摘、センチネルリンパ節生検のみでしたが、切り傷や虫刺されに注意しておくのは、一時的ですか?一生ですか?
術側の採血や、血圧計りも一生してはいけないですか?
術側の指輪はどうですか?

7、筋トレ、腕立て伏せはしても良いですか?今、術後4ヶ月です。

どうぞよろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答11】

こんにちは。田澤です。

「他医院で、エコーというのは、2月に田澤先生に初診、診察してもらいました。
次回は5月です。以上のことから、田澤先生、今後の診察、宜しくお願いします」
⇒了解しました。

 「エコーくらい、してあげればいいのに」と、いつも思います。
 乳腺外科医の最も重要な商売道具はエコーなのです。エコーをどんどん(自分から)やるようでなければ、診断能力は上がらないのです。
 

「①、リンパ節系で、再発の可能性がある部位はどこですか?
また、それらは、3ヶ月毎の診察でチェックして頂けるのですか?また、自己チェックできますか?リンパ管侵襲アリなので、気になります。」
⇒腋窩リンパ節は、超音波すればすぐ(10秒もかからず)チェックできます。
 それも「定期検査(3カ月)の一環」なのです。
 

「2、縦隔リンパ節の転移チェックというのは、どのような方法がありますか?」
⇒チェックするとすれば「CTやPET」となりますが…

 そのような「被爆のある」検査は、定期的にすべきではありません。
 通常、腫瘍マーカーが上昇した際に「行う検査」と捉えてください。
 

「③、ノルバデックスを飲み始めて、1ヶ月半です。生理開始の遅れと、生理後、不正出血が4日間ありました。いまは、出血はありません。」
⇒副作用というよりも「タモキシフェンによる子宮内膜刺激症状そのもの」であり、「当然おこるべきもの」と考えてください。

 心配ありません。

「この副作用は、婦人科へ行くべきですか?」
⇒不要です。(タモキシフェンの作用そのものなのです)
 

「マンモトーム生検で傷ついた箇所に、癌が出来やすくなるということになりませんか?」
⇒ありません。

 ステレオガイド下マンモトームも超音波ガイド下マンモトームでも、そのようなケースはありません。
 ○通常は、刺入部は「全摘なら皮膚と一緒に切除」、「温存ならば術後照射」されていまうからです。
 

「⑤、左乳房全摘前のマンモトーム生検で、手術までの3ヶ月弱、針の通り道が、硬いまま」
⇒組織瘢痕(所謂scar)です。
 

「3ヶ月硬さが残ることは、異常ですか?」
⇒異常ではありません。
 

「病理で、血腫と書かれていましたが、これはマンモトームの痕でしょうか?」
⇒マンモトームによる内出血が貯まっていたのです。
 

「また1年以上、または、一生硬さが残る人はいますか?」
⇒いません。

 流石に、そんなに長期間硬いままは見た事がありません。
 

「6、全摘、センチネルリンパ節生検のみでしたが、切り傷や虫刺されに注意しておくのは、一時的ですか?一生ですか?
術側の採血や、血圧計りも一生してはいけないですか?術側の指輪はどうですか?」
⇒これは「センチネルリンパ節生検の手術精度」が関わるので、「担当医に確認すべき」ものです。

 一般には「注意は不要」です。
 

「7、筋トレ、腕立て伏せはしても良いですか?今、術後4ヶ月です。」
⇒全く問題ありません。

 
 

 

質問者様から 【質問12】

お世話になっております。
田澤先生に3ヶ月毎にエコーして頂いています。

2015年、12月左胸全摘、浸潤性小葉がん、大きさ5ミリ、センチネルリンパ節転移なし、グレード2、ki67は10~15%、ルミナルA、乳管内進展あり(病理より、断端陽性の可能性あり)

手術した病院での1年目検診のエコーで、右胸要経過観察の所見を言われました。
手術前の検査では、見られなかったというのが経過観察の理由です。
しかし、主治医は、脂肪の塊か、と思っていること、エコーは技師さんがしている(しかも別々のひと)、主治医は、技師さんは、何でも写真に残すし、写真に残すのは、技師によって違うと言ったので、「3ヶ月後に、エコー」と言われた時に、私は、「3ヶ月でわかるのですか?癌だとしても、変化しないのでは?」と言いましたら、黙り込んでしまい、結果、6ヶ月後再エコーになりました。
こちらで勉強している通り6ヶ月でも?だと思いますが、今回は、主治医がエコーをしないというややこしさが、良くわかりました。
でもこちらで勉強させて頂いていたし、田澤先生に診てもらっていたので、
必要以上に不安にならずに済みました。
有難うございます。

質問①、それでよかったのでしょうか?

田澤先生には、今年2月から3ヶ月毎にエコーして頂いたいます。
しかも、この2週間前に田澤先生に診察してもらいました。

質問2、田澤先生に診てもらっていた所見が1つあるのですが、それとは違うものを今回指摘されました。
(写真の形が違いました)なので、2月に田澤先生の予約があるので、その時にエコーして頂ければ大丈夫でしょうか?

質問3、低リスクの私は、ホルモン治療をするべきですか?しない選択はありますか?
生理不順、不正出血、尾てい骨の痛みがあります。

質問4、ノルバデックスの効果の恩恵を受けるのは、どのくらいの人数なのですか?

質問5、私は、ノルバの効果を受けられますか?

質問6、子宮体がんになるリスクが上がるのは、閉経後の人だけなのですか?閉経前のひとは、リスクは上がりませんか?

ノルバデックスを飲み始めて1ヶ月後、尾てい骨が痛くなり、整形外科では、尾てい骨が出ているのが原因とのこと。
痛みは弱まりましたが、7ヶ月過ぎた今も痛みます。

質問7、ノルバの副作用は考えられますか?

質問8、さらに半年痛みが続くなら、再度整形外科へ行きなさいと言われましたが、田澤先生は、どう思われますか?

質問9、尾てい骨転移が心配です。
どうしたらよろしいでしょうか?

質問10、田澤先生に腫瘍マーカーをしてもらっていますが、その検査は、どの部位の転移がわかるのですか?骨転移も数値でわかるのでしょうか?

以上、宜しくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答12】

こんにちは。田澤です。

「質問①、それでよかったのでしょうか?」
⇒心配はありません。

「それとは違うものを今回指摘されました。」
⇒私が気にならない所見は…

 全く無用なことです。

「2月に田澤先生の予約があるので、その時にエコーして頂ければ大丈夫でしょうか?」
⇒私が、自分で見ている以上、「他の医師(技師?)のエコー所見を気にする事はありません。」

「質問3、低リスクの私は、ホルモン治療をするべきですか?しない選択はありますか?生理不順、不正出血、尾てい骨の痛みがあります。」
⇒治療は「効果と副作用のバランス」です。

 副作用が強ければ、しない選択でいいと思います。

「質問4、ノルバデックスの効果の恩恵を受けるのは、どのくらいの人数なのですか?」
⇒一概には言えません。

 ホルモン療法の感受性もステージも全てが影響します。

「質問5、私は、ノルバの効果を受けられますか?」
⇒その可能性はあります(可能性しか言えません)

「質問6、子宮体がんになるリスクが上がるのは、閉経後の人だけなのですか?
閉経前のひとは、リスクは上がりませんか?」

⇒勘違いされています。

 実際に「子宮体癌が発生する」時期が「閉経後が殆ど」であるということです。
 ○タモキシフェンを内服している時期は「閉経前」でも、(子宮体癌が発症するのは)「閉経してから」という意味です。

「ノルバデックスを飲み始めて1ヶ月後、尾てい骨が痛くなり、整形外科では、尾てい骨が出ているのが原因とのこと。痛みは弱まりましたが、7ヶ月過ぎた今も痛みます。」
「質問7、ノルバの副作用は考えられますか?」

⇒整形外科医が「尾てい骨がでているのが原因」と言っていますので、それを信じましょう。(タモキシフェンの影響ではなく)

「質問8、さらに半年痛みが続くなら、再度整形外科へ行きなさいと言われましたが、田澤先生は、どう思われますか?」
⇒常識的な回答だと思います。

「質問9、尾てい骨転移が心配です。どうしたらよろしいでしょうか?」
⇒その整形外科で「骨のレントゲン撮影している」のではないのですか??
 それで十分です。

「質問10、田澤先生に腫瘍マーカーをしてもらっていますが、その検査は、どの部位の転移がわかるのですか?骨転移も数値でわかるのでしょうか?」
⇒部位は無関係です。

 ○腫瘍マーカーは「腫瘍量が大きくなる」場合に上昇します。
  腫瘍量が少ないうちには「マーカーには出ない」のです。 あくまでも「マーカーはマーカーにすぎません」

 私は「マーカーで全てが解る」と言っているのではありません。
 もしも「気になる症状」があれば、そこを狙った検査をするのは「至極当然(この場合には骨盤部のレントゲン)」です。

 
 

 

質問者様から 【質問13】

田澤先生に、市川で術後のフォローをしていただいてるものです。
約1年前よりノルバデックス開始、生理期間2から3週間あり、不正出血と、婦人科より卵巣にのう胞4センチといくつか有り(機能性のう胞)ノルバの副作用による、ホルモンバランスの崩れからくる症状と言われました。
休薬するまでではないが、のう胞が大きくなるようなら、手術になるとの事。
(卵巣嚢腫5センチもあります)

月の半分以上、出血している事、気分の落ち込み、のう胞ができた事、卵巣嚢腫もある事、日がたつにつれ、副作用が増えてる事が気になり、他の病気になってしまうのではないか?と、不安、疑問に思いながらノルバを飲むようになってしまいました。

主治医は、ほとんどの人は、治って残りの5%の人が再発する。
それをどう考えるか。

休薬する、注射をしてノルバを続けるか(これはおすすめしないといわれました)、他の薬に変えるか(ノルバよりは、子宮への刺激がすくないそうです。
標準治療でない)
決めなければならないのです。

このままの状況は、嫌なので、5日前から休薬してます。

左側小葉がん、全摘しました、腫瘍径5ミリ×5ミリ、センチネルリン
パ節転移なし、グレード2、ホルモン強陽性。
ki67は10%から
15%、ハーツ陰性、乳管内進展が断端付近にまで広がる、です。

①ホルモン治療した場合と、無治療の場合の再発率を知りたいです。

2、ホルモン治療した場合と、無治療の場合の、生存率を知りたいです。

3、他の薬に変えるとしたら、なんという薬ですか?ノルバデックスと比べて、再発率のどのくらいの差がでますか?

4、私のような副作用が出る人は、どのくらいいますか?

5、私の副作用は、軽いですか?気にしすぎなんでしょうか?我慢して服用した方がよいのでしょうか?

6、田澤先生は、どのようなアドバイスをくださいますか?私は、どのような考え方で、選択すればよいのでしょうか?

7、田澤先生は、どの方法をおすすめしますか?

お忙しいところ申し訳ありませんが、宜しくお願いします。

 

田澤先生から 【回答13】

こんにちは。田澤です。

閉経前のホルモン療法の適応は「タモキシフェン」と「LH-RHagonist」のみです。
アロマターゼインヒビターを「LH-RHagonist」と併用するような「(日本では)適応外治療」を私は決して行いません。

「①ホルモン治療した場合と、無治療の場合の再発率を知りたいです。」
⇒ホルモン治療した場合:11%
 無治療:17%

「2、ホルモン治療した場合と、無治療の場合の、生存率を知りたいで」
⇒ホルモン治療した場合:96%
 無治療:95%

 ○ただし、以上は「1cm以下」という括りなので、質問者のような「5mm」の場合は、「もっと、ずっといい数字」だとは思います。

「3、他の薬に変えるとしたら、なんという薬ですか?ノルバデックスと比べて、再発率のどのくらいの差がでますか?」
⇒冒頭でコメントしたように「適応外の薬剤」を使用するつもりのようですが…
 それは適応外です。

「4、私のような副作用が出る人は、どのくらいいますか?」
⇒(私の感覚では)20人に1人位でしょうか。

「5、私の副作用は、軽いですか?気にしすぎなんでしょうか?我慢して服用した方がよいのでしょうか?」
⇒比較的重いです。
 私なら休薬を勧めます。

「6、田澤先生は、どのようなアドバイスをくださいますか?私は、どのような考え方で、選択すればよいのでしょうか?」
⇒再発低リスクだから、「休薬」すればいいのです。

「7、田澤先生は、どの方法をおすすめしますか?」
⇒休薬です。

 そして(症状が落ち着いて)ご本人が「治療をやりたい」という意志がでてきたら「LH-RHagonisit単剤」とします。





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