Site Overlay

要経過観察

[管理番号:5196]
性別:女性
年齢:48歳
はじめまして。
乳ガン超音波健検査の結果に不安を感じて質問させていただいてます。
私は48歳で、昨年超音波検査を受けたときは結果に右外上領域多発、乳腺嚢胞症とありまして、要経過観察、1年後に検査でした。
このときは1年後の検査でいいのだと思いあまり気にせずいましたが、今回超音波検査をしましたら、両側多発、乳腺嚢胞症と、左多発乳腺腫瘤とありました。
今回も要経過観察で1年後の検査でよいとかいてあります。
自分で触ってみてしこりなど自覚症状はありませんが嚢胞が増えていることや、新たに腫瘤もでてきて不安になりました。
嚢胞や腫瘤は1年後の検査で大丈夫なのでしょうか?
また、マンモグラフィは40歳のときに受けて以来検査は受けたいませんがマンモグラフィも受けた方がよいですか?
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
通常ならば
昨年(多発のう胞)⇒今年(多発のう胞+多発腫瘤)となれば、当然(今回は)「要精査となりそう」ですが…
(昨年は嚢胞としたが、今年見なおすと全てが嚢胞とは断定できない⇒それで多発腫瘤と所見が変更された)とはいえ、「超音波所見を前年と比較し、変化が無かった」から要精査とする必要なしと解釈できます。
「嚢胞が増えていることや、新たに腫瘤もでてきて不安」
⇒上記解釈なのだと思います。
 嚢胞は(そもそも)気にする必要はありませんし、
 腫瘤は(嚢胞とは言えないまでも)明らかに「良性所見かつ前年と殆ど変化無し」なのだと推測します。
「嚢胞や腫瘤は1年後の検査で大丈夫なのでしょうか?」
⇒上記解釈の通り、(前年と比較しての判断のようなので)大丈夫です。
「マンモグラフィは40歳のときに受けて以来検査は受けたいませんがマンモグラフィも受けた方がよいですか?」
⇒「石灰化」のようにマンモでしか解らない所見もあるので、(急ぎませんが)そろそろ受けてみましょう。