乳がん手術は江戸川病院・東京

[管理番号:6013]
性別:女性
年齢:41歳

葉状腫瘍 一年で再発

田澤先生こんにちは。

2016年11月に葉状腫瘍を全身麻酔で摘出し、現在、同じ場所に21ミリの腫瘍がまたあります。

現在41歳、出産経験ありません。

2016年に春ごろに生理が終わった直後も右胸がはっているな、と思いホルモンのバランス悪いのかな?くらいに考えていました。
さすがに3ヶ月も同じはおかしいと思い触ってみると右胸の内側上部にしこりを発見し、8月に乳腺外来のあるクリニックへ行きました。

しこりの大きさは37ミリ、エコー、マンモ、針生検をし、結果線維腺腫。

大きいのでとりましょう、と市民病院を紹介され11月に摘出手術を行いました。
マージンは無しです。
摘出した時は41ミリくらいになっていたと記憶しています。

結果は良性の葉状腫瘍。

先生は線維腺腫に近い葉状腫瘍でした、とおっしゃっていた気がします。

線維腺腫だとばかり思っていたので、そうですか。
と細かい結果の説明をお願いしませんでした。

半年後の2017年4月にはじめのクリニックでエコー検診、特に問題なし。

また半年後の2017年11月エコー、マンモをし、右胸の同じような場所に17ミリのしこりが見つかりました。
自分でもチェックはしていましたが、傷口の下は少し硬くこんなものなのかな。と思っていました。

また3ヶ月後に来てと、2月5日にエコーの結果、しこりは21ミリ。
また左胸外側下の奥にも3ミリのしこりが見つかりました。

左胸の方はその場で細胞診。
右胸は6日に針生検(5、6回バチンとしてました)をして、血液検査もし、今結果待ちです。

こちらで葉状腫瘍のことを読ませていただいて、1年で同じような場所に再発、悪性度が高いのではと不安で不安でたまりません。
ネットで調べても葉状腫瘍はなかなか情報がありません。

まだ結果待ちですが、少しでも小さい内に摘出したいと思っていますし、次の手術がとても大切なものである。
とこちらの質問記事を読み、
先生のお返事を読んで思っている次第です。

その際はぜひ先生にお願いしたいのですが、可能でしょうか?もし、最悪の結果がでたとしてもお願いできますでしょうか?

またお願いできない場合は、2センチのマージンを取って手術してもらえれば、ひとまずは安心と言えますでしょうか?
その他にこちらから先生にお願いすることはありますでしょうか?

よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

初回手術は「全身麻酔」とあるのに「マージン無」で摘出していることに違和感を感じます。(局所麻酔なら有る程度仕方がないとは言えますが)
結果として「局所再発」している事実を今後の診療に活かしてほしいものです。

時系列で見ると…
1年間で再発(17mm)⇒更に3カ月で4mm増大(21mm)

「次の手術がとても大切なものである。」
⇒その通り。
 それは間違いありません。

 初回手術が「良性」ですから、今回は「境界悪性の可能性」はありますが、大きさからすると(メール内容からは皮膚所見もないようですし)現時点では「悪性葉状腫瘍ではない」と推測します。
 ★「線維腺腫とか葉状腫瘍って、よく再発するんだよなー、別の場所にも多発するし。 出たらまた取ればいいんだよ。(今の主治医が、そのような意識でいるという意味ではありません)」的な中途半端な手術ではなく、『局所の重要性は癌をも凌ぐ』という断固たる認識での手術(これで連鎖は断ち切る)が必要です。

「その際はぜひ先生にお願いしたいのですが、可能でしょうか?もし、最悪の結果がでたとしてもお願いできますでしょうか?」
⇒大丈夫です。
 
 手術待ちは1カ月半以内というのが現状です。
 ただし、「乳頭腫」や「葉状腫瘍」の手術は癌の手術に比べ、短時間なので「隙間」に入る可能性もあります。(郭清を伴う様な癌の手術を入れると各方面に迷惑がかかるので「短時間の手術」なら入れられるような「隙間」のことです)
  

「2センチのマージンを取って手術してもらえれば、ひとまずは安心と言えますでしょうか?その他にこちらから先生にお願いすることはありますでしょうか?」
⇒重要なことは2点

 1.優先順位を明確にする
   再発葉状腫瘍の手術で「なるべく傷を小さく…」とか「変形を小さく…」みたいな認識は止めましょう。
   優先順位はあくまでも「根治」です。
   「言っても、癌じゃないんだから…」的な甘えは禁物です。

 2.前回の手術瘢痕部も含めた手術
   今回の腫瘍「だけ」をマージンをつけて摘出では不十分であり、あくまでも「前回の手術瘢痕部時代がリスク部位」という認識が必要です。

★希望があれば、秘書メールしてください。


秘書室へメールは、
各ページの右上にある 「秘書室へメール」からご相談ください。
もしくは、こちらのリンクをクリックしてください。

 
 

 
 

 

質問者様から 【質問2 葉状腫瘍1年以内の再発】

性別:女性
年齢:41歳

田澤先生こんにちは。

先生、丁寧なお返事、ありがとうございます。

「根治」を目指して頑張ります!

重要なこと2点。

根治。

前回の手術瘢痕部も含めた手術。

をいただき、自分のしなければいけないことが明確になりました。
胸の形など気にはなりません。
根治。
を目指したいです。

先日、針生検の結果がでました。

右は線維腺腫とのこと。

恥ずかしながら、きちんとした結果と左胸の結果を聞くことができませんでした。

ただ、先生はまた3ヶ月後に。
と言われましたので、前回、良性葉状腫瘍だったので、摘出したい。
とお願いしました。
どのような結果でも再発?の可能性が大きいのではと思い、摘出することは決めていましたが、こちらで田澤先生が何度も、「3ヶ月後にするなら、今」「針生検では線維腺腫と葉状腫瘍の正確な診断は難しい」などの答えを目にしましたので。

先生のおっしゃる通り、線維腺腫などができやすい体質の人もいる、と言われました。

別の場所に出来ているならできやすい体質も納得できますが、今回は前回と同じような場所。
その上次は3ヶ月後の受診。
葉状腫瘍に対して、
先生方の温度差がだいぶあるような気がしています。
やはり葉状腫瘍は
症例が少ないのでしょうか?

本当に最初の手術の時に、はいはいと先生の言うことだけを鵜呑みに進めてしまったことは反省しています。
全身麻酔であったのにマージンを
取ることをお願いできなかったこと。
線維腺腫という針生検の結果に危機感をもてなかったこと。
見ていただいた先生も線維腺腫であればマージンを取らなくてよい。
と判断されていたこと。
1人でも田澤先生のようにマージンの必要性を言ってくださる先生がいたら。
など色々ぐるぐる後悔ばかりです。

そして、自分からも学ばなければいけないこと。

ですが、乳がんプラザのQ &Aの存在があってよかった、先生の答えに出会えて良かったと思っています。

『局所の重要性は癌をも凌ぐ』という認識での手術で連鎖は断ち切る!
所存です。

本当に感謝しています。
不安になった時の先生のお言葉、前を向いて頑張ろうと思うことができます。
ありがとうございます。
最終結果が出るまでは安心できませんが、これからもよろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

「自分のしなければいけないことが明確になりました」
⇒とても良かったです。
 不安をかかえながらの「経過観察」など、患者さん自身に納得できるのか? 患者さん側に立つ意識が必要です。

「葉状腫瘍に対して、先生方の温度差がだいぶある」「やはり葉状腫瘍は症例が少ないのでしょうか?」
⇒確かに(一般的には)多くはないかもしれません。

 ただ、(それ以上に)その元凶となっているのは「乳腺専門医が癌一辺倒」となっている制度の問題もありそうです。
 簡単に言えば「癌以外の手術をしても、専門医の取得や維持に何らプラスにならない」ということがあります。

 世の中には(私のように)「症例数は気にしなくてもお釣りがくる」乳腺外科医ばかりでは無く、「専門医取得や維持のために、貴重な手術枠を癌以外に使いたくない(特に○センターや大学病院では、この動きが多い)」という事情も見え隠れします。





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